真冬におすすめ「温度調整のできるたこ焼き器」

細かい温度調整のできる家庭用たこ焼き器が、これほど便利だとは思わなかった。

たこ焼きは普段さほど食べないので、「たこ焼き器を買っても、使わなくなって納戸で埃をかぶるんじゃないか」等、あれこれ思い悩んだことは杞憂に終わった。そう感じるほど、温度が微調整できるというだけで、たこ焼き器は無限の可能性を秘めていることに気づかされた。

↑ 実際に購入したたこ焼き器

購入したのは、直径4cmのたこ焼きが19個焼けるホットプレート型のたこ焼き器(↑)。0度から200度までの間で、細かく温度調節ができる

温度調節のできるたこ焼き器のメリット

たこ焼き以外のさまざまな料理に使える

「『たこ焼き器』という名前は変えた方がいいんじゃないか」と感じるくらい、様々なレシピを作ることができる。私が作れたレシピ、これから作ってみようと勘案しているレシピだけでも、このくらいある。

  • ごく普通のたこ焼き
  • みそ焼きおにぎり
  • 鳥そぼろごはん
  • アヒージョ
  • ミニオムライス
  • キムチチャーハン(おこげつき)
  • 海老や野菜のミニかき揚げ
  • うずら卵入りのミニハンバーグ
  • ホットケーキ(あつあつのチョコレートをかけて)

レシピは普段と大きく変わらないのに、たこ焼き器を使うと作ること自体が愉しく、あれもこれも試してみたいというクリエイティブな気持ちになれた。

常に熱々で食べられる

たこ焼き器には、料理を焦がさず熱いままに保てる、というフライパンや電子レンジにはない大きな長所がある。この長所は、真冬の寒い時期に特に重宝した。

↑ たこ焼き器のつまみの部分

料理ができない人でも作れる

嬉しい誤算として、普段一切料理をしない(=お米も炊けない)父が、たこ焼き器で作る料理には興味を持った。

「男子厨房に入らず」で育った人なので、普段はコンロのあるキッチンに行くことさえないが、たこ焼き器なら料理を作る過程が目の前で全部見えるため、たこ焼き器の使い方や料理の作り方も自然に覚えてしまったようで、「熱々が食べれるなら自分も作りたい」と感じたようだ。

舌を火傷するくらい熱い料理が大好きな人なので、「たこ焼き器の上で、白ごはんに醤油や鰹節を混ぜて焼く」というシンプル極まりない料理を教えてみたところ、普通に実践でき、味も美味しかったので感動した。

気軽にパーティができる

温度調節ができるたこ焼き器なら、作れるレシピは上述の通り豊富で、ネタに困らない。その上、メインがたこ焼きなら、サイドメニューとしてサラダや酢の物などの冷たい料理を二三用意すれば良いので、前日のうちに作って冷蔵庫保存→当日は盛りつけるだけ。準備が楽!

場所を取らない

我が家のホットプレートが大きすぎたのかもしれないが、たこ焼き器はホットプレートの半分ほどの大きさしかなく、食卓に乗せても、サラダボウルや他の料理を十分並べることができるし、会話の邪魔にもならなかった。

たこ焼き器の使用上の注意点

細かく温度調節ができる方が、作れる料理の幅が広がる

電源のオン・オフしか出来ないたこ焼き器もあるが、オリーブオイルを沸騰させて作るアヒージョなどは作りにくいし、疲れたら保温にしてお酒を飲みながらのんびり長く楽しむ、ということもできない。

たこ焼き器であれこれ遊びたいなら、温度調節だけはできた方がいい。(純粋にたこ焼きしか作らない予定なら、電源のオン・オフに保温機能が付いていればokだと思う)

たこ焼き器の色は目立たない色を選ぶ

「たこ焼き器」と言えばあざやかな赤色のイメージが強かったが、実際に自宅で使い始めてみると、食事の最初から最後までたこ焼き器がテーブルの中央を占拠するので、白やベージュなどの控えめな色の方が、食事や会話の邪魔にならなかった。

たこ焼き器とはいえ、テーブルに置く以上食器と同じなので、自宅と調和する雰囲気のいいものを選ぶ方が、末長く使える。

火力が弱いので、下ごしらえは入念に

あれこれ作ってみて感じたことだが、素材に火が入る速さはおおよそホットプレートと同じで、コンロほど火力(電力?)が強くない。そのため、料理の下拵えはきちんと行った方が、スムーズに調理ができる。

ジャガイモ・玉ねぎ・ニンジンなど固くて火の通りにくい根菜類は特に注意が必要で、たこ焼き器に乗せる前に電子レンジで2~3分チンしておくなどの配慮が必要。

下ごしらえの時間が取れずどうしても根菜類を生からたこ焼き器で焼きたい場合は、根菜を乗せた後水を少量を垂らして蓋をして「煮る」「蒸す」など、火力の弱さを補う方法を知っておいた方が良い。

余談:カタログギフトのたこ焼き器

カタログギフトに掲載されているたこ焼き器。側面が金属製で、銀と黒のスタイリッシュなデザインをしている。たこ焼き穴は20穴ある。

↑ カタログギフトのたこ焼き器

先日カタログギフトを頂いたので眺めていたところ、スタイリッシュなたこ焼き器がいくつか掲載されていた。温度調節のできるたこ焼き器も、ごく自然に掲載されており、色も派手派手しくなく、大人向けのものが多かった。

カタログギフトを頂くと何を頼もうかよく迷うので、たこ焼き器のように生活に必須でないものを選択するのは有りだな、と感じた。