日商簿記1級の参考書:「検定 簿記講義 1級」(商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算)

説明と問題と解説がコンパクトにまとまっており、持ち運びしやすい簿記テキストだった。

「検定 簿記講義 1級」の説明

商業簿記・会計学で2冊の上下巻、工業簿記・原価計算で2冊の上下巻の、計4冊にまとめられている簿記1級の参考書。
「税効果会計」「外貨換算会計」「連結会計」等の分野別に章が分けられており、各章で計算(簿記)と理論の両方を学べるよう構成されている。執筆者のほぼ全員が大学教授・准教授・講師のため、説明は実務より理論中心。実際の業務を絡めたエピソードはほぼ無い。

各章には、例題・基本問題・応用問題が用意されており、どの章も全体の3分の1程度は、問題に紙面が割かれている。例えば「外貨換算会計」の章(計33ページ)には、例題が6問、基本問題が4問、応用問題が2問の計12問用意されている。

巻末には、日商簿記試験の概要と出題範囲、それに日商簿記1級過去問が収録されている。過去問は、過去3回分の商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4分野全て揃っている。

本のサイズは、縦21.1cm×横14.9cmのA5サイズ。
最も重い商業簿記・会計学上巻は重さ375g、厚さ1.6cm。
最も軽い工業簿記・原価計算下巻は重さ250g、厚さ1.1cm。

1956年初版と古くから出版されている書物だが、利用したのは2016年4月発行の平成28年度版。
どの本も、定価1300円(税抜)。

「検定 簿記講義 1級」を使用した感想

問題数が充実

この書籍の良さを一言で表現するなら、「コンパクト」の一言に尽きる。元々は知識をインプットする予定で購入した参考書だったが、例題・基本問題・応用問題・過去問が充実していたので、問題集を購入する必要がなくなってしまった

説明が端的

簿記の仕組みを説明している文章部分も、非常に端的にまとめられているので、読むのにかかる時間が短くてすんだ。
会計学等の過去問にも出題されるような重要用語は太字にされており、本試験の直前には、そのワードを重点的に記憶しなおせば良いように作られている。

ただ、あまりに端的にまとめられているので、一読では理解出来ないことも多い。
設問を解きながら二度三度と読み返し、それでも理解できなかった箇所は、インターネットで用語等を調べたり、You Tubeで無料講義を視聴したりして、理解を補った。

持ち運びが楽

学習は継続が命なので、本の重さや大きさにもこだわった。正直なところ、よくもまあこのサイズにこれだけの知識と問題をまとめられたものだと感心する。どの1冊をとっても500mlペットボトルよりはるかに軽く、小さめのショルダーバッグにも楽々入るので、プライベートの時間によく持ち歩いては、カフェや病院の診察室等で読み込むことが出来た。特に会計学は電卓不要で本1冊あれば学習出来るので、重宝した。