大学生や社会人など、英語を独学されてる方は、是非リスニングを上手に使ってください。リスニングを上手に活用できると、語学を身につけるまでにかかる膨大な手間や時間を減らすことができます。
英語をひたすら耳から聞くだけでも英語力は上がる
意外に忘れられがちなのが、大量の外国語の音を聞くと、それだけで語学力は向上するという事実です。
外国に行った人の多くが、日本で学んでらっしゃる方よりも外国語を早く身につけるように、視覚・聴覚からも大量の英語に接することを習慣づけると、語学を身につけるスピードは確実に速くなります。日本において、視覚から入る英語の量を増やすことはご自宅以外では難しいですが、聴覚から入る英語の量はスマホ等を使えば簡単に増やすことができます。
日本語ネイティブの方が「雨を降ります」とは言わないように、英語ネイティブの方が”pick it up”を”pick up it”とは決して言いません(後者は発音しにくく聞き馴染みがないので、聞くと気持ち悪く感じる)。どの国の言葉にもリズム、音程、独特のニュアンスなど、文字にしづらい部分が必ずありますが、外国語を日々耳から聞き流していると、そういったものが努力せずとも自然に身につけることが出来ます。
やる気がなくても英語学習が出来る
仕事や勉強で疲れ切って「今日は語学の勉強なんて1ページもしたくない」という感覚は、語学学習者であれば経験のあることだと思います。
そんな時でも、英文を聞き流すだけなら、スマホ等のボタンを押すだけで出来てしまいます。酒を飲んでリラックスしながら、家族と仲良く話しながら、ゆっくり長風呂に浸かりながらでも、何ら問題なく。
私は、散歩、家事、長風呂でよくこの方法を利用しています。
今はスマートフォンが広く普及していますから、スマホに外国語の教材のCDを入れておく、You Tubeの英語ページのリンクを貼っておくなどするだけで、疲れた日でも労せず語学学習を継続できます。
聞き流し英語学習のおすすめツール
私が使用してきた中で語学学習におすすめのツールは、カセットテープレコーダー、日仏英3ヶ国語対応の電子辞書、ノイズキャウンセリングイヤホン、スマートフォンです。
各ツールの詳細は、それぞれのページを参照下さい。
→ カセットテープレコーダーについては、こちらへ
→ 日仏英3ヶ国語対応の電子辞書についてはこちらへ
→ ノイズキャウンセリングイヤホンについてはこちらへ
英語で仕事をする
リスニングの活用からは少し話が逸れますが、ある程度英語が身についてきたら、英語を仕事にしてしまった方が英語力は向上します。成人であれば1日8時間程度は勤務することが多いので、この時間を語学力向上に使わない手はありません。
英語を仕事で日常的に利用する環境に身をおいていれば、職務経歴書に書ける実務経験が身につくので英語の仕事を続けやすいだけでなく、毎日の仕事の合間の隙間時間に英語で書かれたwebサイトをウェブサーフィンして少しずつ語学力を身につけることも出来てしまいます。より英語力が上がれば、外国から来られた方と英文メールでやりとりしたり、英語で口頭で機器の使い方を説明したりと、活躍の場は少しずつ広がります。
但し、英語力があまりに少ない状態でこうした場に身をおいてしまうと、勤務自体に強いストレスを感じます。英語の出来る同僚達からは「使えない奴」というレッテルを貼られて白い目で見られ、上司からの評価も上がりませんので、「ある程度英語が使える」状態で勤務を開始することがポイントです。
おわりに
リスニング学習のこういったメリットを踏まえると、独学で語学を頑張られている方は是非リスニングを重視して、負担なく語学を身につけてほしいな、と感じています。