ORACLE MASTER Silver 11g 認定試験受験当日の注意事項

ORACLE MASTER Bronze 11g取得から3年後にORACLE MASTER Silver 11gを受験&取得した際、受験当日の注意事項をことごとく忘れてしまっていた。数年後ORACLE MASTER Goldを受験する時に思いだせるよう、備忘録。

ORACLE MASTER Silverの試験会場について

大阪府北区(梅田近辺)の会場で受験した。

試験会場(清和梅田ビル)はウインズの隣

OracleMasterの受験会場である、梅田清和ビルの1階表玄関。

↑ 梅田清和ビルの1階表玄関。

「清和梅田ビル」という名のビルが、ORACLE MASTER Silverの試験会場だった。確かBronzeも同じ会場だったと思う。だが、Silver受験当日に気付いたのだが、このビルはJRA(日本中央競馬会)のWINS(場外勝馬投票券発売所)のすぐ隣だった。

梅田清和ビルの左隣が、競馬のWINSのビル。

↑ 左隣がWINS(競馬の馬券を購入できる施設)のビル

私の試験開始時刻は、テレビドラマのお約束かのように、日曜13時開始。
ただでさえ混雑する週末の梅田周辺が、駅からWINSまでの間中馬券を買い求めるおじさま方と交通整理真っ最中の警備員さんでごった返しており、自転車を下りないと前に進めなかった(笑)
しかも、梅田清和ビルの看板は、見上げないと見えない位置(10階くらい?)に取り付けられており、うっかりビルの前を素通りしてしまい、試験前の貴重な数分をロスした。

自転車置場は試験会場の1階裏

清和梅田ビルは、裏手に回ると立体駐車場になっており、喫煙所や守衛室がある。喫煙所の前にスペースがあり、1台自転車が止められていた。
守衛さん(もしくは立体駐車場の職員さん)らしき方が出て来られ、清和ビルに入る理由を答えると、喫煙所前のスペースに自転車を停めさせて下さった。感謝。

なお、ビル周辺に有料・無料の自転車駐輪場は見当たらなかった。

受付スペースは広くない

清和梅田ビルの5階に、試験会場「大阪駅前テストセンター」がある。
大阪駅前テストセンターは、雑居ビルの一室。表札がなければ、これまた通り過ぎてしまうんじゃないかと思うほど、ごく普通のビルの一室だった。

室内には、受付カウンターと2名の職員さん、それに木製のロッカーと椅子3脚と机1つ。4~5人入るといっぱいになってしまうくらいの広さしかない。

到着してすぐ、本人確認が始まった。

本人認証の身分証明書は2種類

Oracle Master Bronze受験の際、誤って身分証は1種類と思い込んでいたので、改めて記載。本人確認の身分証明書は2種類必要

着いてすぐ、紙の書類に受験日時とコースと氏名を署名する。その後、クレジットカードのサインを行うような電子ボートに、自筆署名する。

お化粧をして行きましょう…

その後、webカメラに向かって写真撮影。

自転車運転後のボサボサ髪にすっぴんという成人女性にあるまじき姿だったが、もちろん容赦なく撮影された(笑)
試験前で精神的に余裕がないとはいえ、身だしなみ(女性はお化粧も)は整えて行った方がいい…。未だに私のORACLE MASTER Silverの認定証は、この時のボサボサすっぴん写真である。

携帯の電源をオフにし、コートと鞄はロッカーにすっぽり入れる。
ロッカーにはハンガーが入っているので、仕事帰りに背広姿で受験しに行っても、背広を皺にならずに仕舞えると思う。

本人確認手続きが終わると、すぐさま試験開始

私は日曜13時開始で、ORACLE MASTER Silverの試験を予約した。だが実際には、試験は13時丁度には開始されない。受付での本人認証手続きが終わり次第、別室の試験場へと連れて行かれ、そのまま試験開始となった。

試験は別室

試験を行う部屋はガラス張りで、外からよく見える。中は1席に1台デスクトップ型パソコンとPCモニタが置かれて、席ごとに番号が振られている。

中に持って入ることができるのは、受付の方が用意くださるメモ用のB5サイズくらいのボードと黒ペン2本、それに身分証明書(私は運転免許証だった)を1種類。

前髪が邪魔なので小さい髪止めを1つ持って入っていいか尋ねたところ、無事に許可頂けた。

身分証は机に置いた状態で、試験開始。

ORACLE MASTER 試験時間中の注意事項

試験名にSilverは含まれない

マウスをカチカチ操作して試験概要を表示すると、試験名が「Oracle …. Administrator」と表示された。試験名に「Silver」の文言はない。

「あれ、試験名間違えて申し込んだかな…」

と頭が真っ白になった。何度見直しても、試験名に「Silver」とは書かれていない。
この試験名で正しかったと確信を持てたのは、試験終了後だった。

最初の10~20問は緊張と焦りで手につかない

問題数は70問だった。試験名で恐怖の洗礼を受けたこともあり、最初の10~20問は緊張と焦りで、問題文が頭に入らず問題を素通りすることが多かった。各問題には見直し用のチェックボックスがついており、チェックをつけておいて後で見直しすることができるので、取りあえず何かしら解答を選び、チェックボックスにチェックもつけておく、というのが20問中15問くらいあった。

問題も数をこなすと、問題集の類似問題や即答できる問題が出て来始め、「この試験で合ってたかも」と徐々に落ち着きを取り戻してきた。落ち着きが戻ると、75分で解き、残り15分をチェックに充てる、と時間配分まで気が回るようになった。

黒ペンのインクが出ない

入室時に手渡される黒いペンは、ホワイトボードで使うペンの細字版といった雰囲気。だが、2本手渡されて2本ともインクがかすれ始めた時は、焦った。

選択肢の多い問題でも、パソコンのモニタにはメモすることができないので、手元のボートに「1)× 2)○ 3)× …」という風にメモして頭を整理したかったのだが、試験後半はペンのかすれが苛立ちと不安をかきたてるので、ペンの使用を諦め気味になった。

試験終了ギリギリまで見直しする

学習が十分でなく、試験前半が平静でいられなかった自信があるので、全問解き終わった後も、試験終了間際まで見直しに時間を充て、4~5問解答内容を修正した。

ORACLE MASTER 試験後の注意事項

試験直後には合否が分からない

試験終了後は、受付で終了時刻を記載し、合否結果の確認方法が書かれたA4の紙を貰って終了。ここでも、試験後案内が書かれた紙がプリンターから出力されないというトラブルに見舞われ、「もしかして、受験し直しか?」と危ぶんだが、回答内容は無事送信されていた。

30分待つと、メールボックス(Gメール)に合否のお知らせが届いていた。そのメールに記載されていたURLをクリックすると、webサイトに飛び、サイト内で合否を確認した。

結果、合格ライン66%に対し、正答数70%でぎりぎり合格。見直しで4~5問修正していなければ、合格できなかったんじゃないかと感じる。

合格証明書

オラクルシルバー認定証。(日本語表記のもの)

↑ オラクルシルバー認定証。日本語表記と英語表記の2種類がある。

webサイトから、日本語もしくは英語で書かれた合格証明書(pdf)をダウンロードできる。

ORACLE MASTER Silverのバッチは合否判明から2〜3日後に使える

ORACLE MASTER Silverでは、三角形の形をした「バッチ」と呼ばれる画像が使えるようになる。

Oracle Master Silverのバッチ見本。銀色の逆三角形で中央が青い図形。

↑ Oracleバッチ

名刺等に載せて、技術力を証明するツールとのこと。資格が期限切れになるまでの間、使用できる。利用開始になるのは、合否判定から2〜3日後。

ORACLE MASTER 試験当日におすすめの手荷物

試験会場に持っていって良かったもの

スマートフォン。Google Mapがなければ、時間内に試験会場にたどり着けなかっただろうと思う。
髪止め。落ちてくる前髪を減らせるので、試験に集中できる。

試験会場に持って行かなくとも良かったもの

腕時計。腕時計の持込は禁止されており、腕時計をはめたままでは入室できない。ビルまでの道のりは携帯電話の時計で確認できるので、腕時計は持って来なくて良かったかも。
飲み物。飲食物も持込禁止。
参考書。結局当日は開く暇がなく、持ち運びが重いだけで終わってしまった。

試験前日のおすすめの過ごし方 ~やって良かったもの~

試験に申し込む!

情報処理技術者試験と違い、ORACLE MASTERの認定試験は試験日前日まで試験の予約ができる。そのため、十分学習し試験対策を行い「これなら受かる!」と思えた日に、翌日開催される試験の申し込みができてしまう。

ORACLE MASTER 認定試験の受験料は高く、IT技術者は突発的な仕事(システムトラブル)で予定が潰れることも多いので、ギリギリまで試験を申し込まない方が安全。

なお、キャンセルは試験開始時刻の24時間前まで可能とのこと。

十分読み込んだ参考書や問題集を、1ページ3秒程度で全ページ流し読みする。

学習の総仕上げとして、試験2日前と前日に行った。学習したことを全分野でざっと総復習して思い出せるので、時間がかからない割に効果が高かった。プロセス名など普段覚えきれていない細かい知識も、このタイミングで頭に入れた。

前日に軽くお酒を飲み、友人と話す

私は緊張しやすいたちで、案の定試験前日に緊張と不安を感じていたので、試験の前夜は、お酒を軽く飲みながら友人達とお喋りし、緊張をほぐした。
ORACLE MASTERの認定試験はSilverに限らず試験開始時間を自分で選べるので、試験開始時刻を午後にしてしまえば、寝坊や遅刻を心配することなくお酒を飲めた。

お酒と友人は効果大で、「試験に落ちても、失うのはお金だけだ」「不合格なら、もう1回チャレンジすればいいだけだ」と不安が遠のき、いい意味で開き直れたので、自分には適していた。