リモートデスクトップ接続で同じサーバに複数回ログインする際、RDPファイルにサーバーのホスト名等を登録し、デスクトップに置いておくと、次回接続時はそのファイルをダブルクリックしてパスワードを入力するだけで接続できるようになるので、便利。
セキュリティレベルは下がるが利便性は上がるので、業務とのバランスを鑑みながら使用してほしい。
RDPファイルを作り接続先サーバーを登録する(初期設定)
1. スタートボタン > Windowsアクセサリ > リモートデスクトップ の順にクリックし、リモートデスクトップ接続の画面を開く
2. 「オプションの表示」をクリックする
3. 「コンピューター」欄に接続先サーバーのホスト名またはIPアドレスを入力し、「ユーザー名」欄に接続先サーバーのOSアカウントを入力する。
「名前をつけて保存」をクリック。
4. RDPファイルの保存先を選択する画面が表示されるので、左のパネルから任意の保存場所を選ぶ。(ここではデスクトップを選択) ファイル名欄に任意のファイル名を入力し、「保存」ボタンをクリックする。(ファイル名は、接続先ホスト名など、識別しやすい名前がおすすめ)
5. 指定した保存先に、リモートデスクトップのファイルが1つできていることを確認。
RDPファイルを使って接続する
1. 作成したRDPファイルをダブルクリックする
2. 「リモートデスクトップ接続」の警告画面が表示されたら、「このコンピュータへの接続について今後確認しない」のチェックボックスにチェックを入れ、「接続」ボタンをクリック。
3. パスワードの入力が求められるので、接続先サーバーのOSアカウントに対応するパスワードを入力。
2回目以降の接続は、作成したRDPファイルをダブルクリックしパスワードを入力すれば、対象サーバに接続できる。
ちなみに、上記の手順3で「資格情報を保存できるようにする」にチェックを入れて保存&接続すれば、2回目以降はパスワード入力さえ省くことができる。文字通りダブルクリックだけでサーバに繋がるようになるので便利だが、さすがにセキュリティが低くなりすぎるので、パスワードは保存せずに運用されることをおすすめする。
補足:接続時に画面の大きさを指定する
リモートデスクトップ接続は、デフォルトの設定のまま使うと、全画面表示で接続される。だが、ノートパソコンの狭いモニター内でサーバ2台に同時接続する場合など、接続後小さい画面サイズで開いてくれた方が都合がいいことも多い。
リモートデスクトップ接続時に小さい画面サイズで接続する方法は、下記の通り。
1. 上記の手順3で、「画面」タブをクリック
2. 「画面の設定」欄にあるバーを少し左(←)に動かしてから「全般」タブに戻り、「名前をつけて保存」ボタンをクリック
どのくらいの画面サイズが使いやすいかは、お使いのパソコンの画面サイズや同時接続するサーバの台数によって変わってくると思う。個人的には、1280*720ピクセルくらいのサイズが使いやすかった。
検証環境
OS : Windows 10
リモートデスクトップのバージョン : 10.0.18362