色鉛筆の保管・収納方法 (自宅保管する場合と持ち運ぶ場合)

色鉛筆が増え100本を軽く越えたので、収納方法を検討した。

色鉛筆を自宅保管する場合の収納方法

キャンバスに向かいながら「どの色を置こうか」とあれこれ思案し試行錯誤することが多いので、すべての色が一度に見渡せ、微妙な色あいを思案しやすいよう、青系・緑系・赤系の色別に保管する方法に落ち着いた。

灰色のカーペットの床に、赤と青の和紙で作られたペン立てが置かれている写真。ペン立てには、普通の色鉛筆・油性色鉛筆・水彩色鉛筆が混ざった状態で立て置きで収納されている。
↑ 自宅の色鉛筆置き場。

この保管方法では、芯の硬さ・軟らかさメーカーごとの色の差は無視している。色鉛筆ユーザなら誰もが通る道であるMITSUBISHI色鉛筆から、恐ろしく芯の柔らかい色鉛筆やクーピーペンシルまで、見事にごちゃ混ぜ。芯の硬さやメーカーや色鉛筆の種類は、それなりの頻度で色鉛筆を使うならある程度まで感覚で覚えてしまえるので、この方法で意外と問題なかった。

水彩色鉛筆と普通の色鉛筆も、区別せず。当初は「混ぜて保管するとさすがに混乱するんじゃないか」と考え別々に保管していたが、欲しい色が見つからず結局両方の保管場所を探しに行くことがあまりに多かったので、こちらの方法のほうが性に合っていた。

保管方法を工夫しても覚えきれなかったのは、「2色を混色した時に生まれる色」だった。色鉛筆のまま線を掛けあわせたり、芯を削って混ぜて塗ったりと、混色の仕方にもいろいろあるが、バリエーションが多すぎるのでどうしても覚えきれなかった。混色表を作ってみた時期もあったが、やはり数が多すぎて、途中で投げ出した。こればかりは、経験と直感に頼るしかなさそうだ。

灰色カーペットの床に、赤と青の和紙で作られたペン立てに普通の色鉛筆・油性色鉛筆・水彩色鉛筆が混ざった状態で立てて収納されている
↑ お気に入りの色鉛筆ほどよく使われて短くなるので、見失わないよう低いペン立てが付いていると便利。

写真のペン立ては祖母が牛乳パックで手作りしたものなので、近所のバザー以外では売られていない。持つべきものは手先の器用なおばあちゃん、と陰ながら感謝。

形の似たものを少し探してみたが、全く同じ形のペン立ては、インターネット上には売られていなかった..。市販品で、上記と大きさ&高さが似ているものは、2~3あった↓

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色鉛筆収納の用途でペン立て(ペンシルスタンド)を探されるなら、収納本数を考慮されるといい。本格的な色鉛筆画は100本近く色鉛筆を使うので、ペン立て1つでは収まらない場合も多い。ご自身が何本くらい色鉛筆を使うか、何本くらい収納したいかによって、適したペン立ても変わってくる。

参考:アイブロウライナーは画材扱い

化粧する時眉を描くのに使うアイブロウライナーや目元を描くのに用いるアイライナー(ペンシルタイプ)は、芯の柔らかい色鉛筆と質感が似ており、個人的にはお気に入りの「画材」。使わなくなったアイブロウライナーは、緑系色鉛筆と一緒に保管している↓

アイブロウライナーを色鉛筆の入った鉛筆立てに立て置きで保管している写真。
↑ 透明なキャップのついているものが、アイブロウライナー

力を入れずに濃く太くやわらかな線が描けるので、主にクロッキーをたくさん描きたい時に使用している。最近ではSeriaなどの百円均一ショップでアイブロウライナーを安く手に入れることができるようになり、有難い限り。

油性色鉛筆について

油性色鉛筆は、油絵で使用するオイルで芯を溶かすことのできる色鉛筆。質の良い油性色鉛筆で色を塗った箇所を、油絵で使用するテレピンオイルで軽く湿らせたティッシュで撫でると、あざやかな色のグラデーションが生まれる。

気になる方は、お気に入りの色の油性色鉛筆1-2本と、油絵のオイルを準備して是非一度試してみて欲しい。私は初めて試した時、「これほど手軽に美しいグラデーションが作れる方法があるのか」と感動した(笑)

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色鉛筆を持ち運ぶ場合の収納方法

色鉛筆を持ち運ぶ際は、革製のペンシルホルダーを愛用している。

ダーウェントの革製で茶色いペンシルホルダーに鉛筆や色鉛筆やカッターナイフや練り消しゴムが収納されている写真。

芯を尖らせた鉛筆・色鉛筆約30本をひと目で見渡せ、芯を折ることなく自転車で持ち運べるので重宝している。布製・プラスチック製のペンケースに入れて持ち運ぶと、絵画教室までの移動中に2~3本芯が折れて困っていたので、鉛筆&色鉛筆好きとしてはこのペンシルホルダーが手放せそうにない。
制作によく使う練り消しゴムやカッターも、合わせて収納している。

ダーウェントのペンシルホルダーに色鉛筆をたくさん収納されている写真。

ただ、鉛筆を10本未満しか使わない鉛筆画と違い、色鉛筆画は1枚の絵で数十本使うので、30本入りペンシルホルダーでは色鉛筆が入り切らないことも多くなってきた。ペンシルホルダーを1つ買い増したがまだ入り切らないので、3つめの購入を検討中。
 → 革製ペンシルホルダーの詳細については、こちら

主婦歴が長い方にこの革製ペンシルホルダーをお見せしたところ、2~3週間後に、布と厚紙とミシンでご自分で手作りされた、布製ペンシルホルダーをお披露目頂いたことがある(笑)
中央の色鉛筆を留めるバンドの部分さえゴム製にすれば色鉛筆は固定されるはずなので、裁縫上手な方であれば、さくっと作れてしまうらしい。身の回りに裁縫上手がいらっしゃる幸運な方は、材料費を出すことを条件に、製作をお願いしてみてもいいかもしれない。

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