デジタルメモ「ポメラ」(DM5) で毎日長文を書く

物を書く仕事が増え睡眠時間が足りなくなってきたので、ポメラを導入した。ブログや小説や論文など、毎日長文を書かれる方には、便利なのでおすすめ。

ポメラの説明

ポメラはテキスト入力に特化したIT機器。2秒で起動でき、2~4秒で電源を落とせるため、通勤や隙間時間を利用して、場所や時間に縛られずに長文を書くことができる。

一番小さいサイズ(DM5)でスパークリングシルバー色(シャンパン色)のポメラ(DM5)を開き、電源を入れて起動させた写真。表示文字サイズは最小。

↑ ポメラ。表示文字サイズを最小にして、ポメラを起動したところ

書いた文章はテキスト形式(拡張子は「.txt」)で保存される。長さ60cmの付属のUSBケーブルでポメラとパソコンを繋げば、ポメラからパソコンへ書いたデータを移動することができる。

1ファイルにつき全角8,000文字まで入力可能で、ポメラ内に6~8ファイルを同時に保存可能
別売のSDカード(大きさ1cm程度。ポメラ本体に挿入して使用)を購入し、そちらにテキストファイルを保存すれば、保存上限数を気にせず保存できるようになる。

2GBまでデータを入れることができるメモリーカードを撮影した写真。黒くて小さいSDカードが正面に写っている。

↑ ↓ 黒いのが、SDカード。このSDカードは2GBまでデータが入るが、もっと容量の大きいカードもある

表示文字サイズは4段階に切り替え可能で、文字サイズ最小でも、走行中の電車内で文字入力ができる。

スパークリングシルバー色のポメラ(DM5)を表示文字サイズ最大にして起動した写真。画面の文字がはっきりと読み取れる。

↑ 文字サイズを最大にすると、こんな感じ

単4電池2つで稼動し、稼動時間は25時間。余暇に使うのであれば、2~3週間は電池交換なしで利用できる感じ。

スパークリングシルバー色のポメラ(DM5)を裏返し、電池やSDカードなどを取り外したところ。eneloopの単四充電池2本が見えている。

↑ ポメラを裏返し、付属品を着け外しするとこんな感じ

2012年現在で、ポメラには3種類の機種があり、DM5が一番小型。大きさ・重さとも文庫本ほどで(300g以下)、広げた時のキーボードの長さは約25cm。キーボードは、身長160cmを越えない私が入力して狭さを感じる程度なので、男性にはもう1段階サイズの大きいDM10、もしくはDM20の方がおすすめ。

スパークリングシルバー色のポメラ(DM5)のキーボード左半分を正面から撮影した写真。白っぽいキーが整然と並んでいる。各キーは大きさが小さめである。

↑ ポメラのキーボード左半分。キーの並び順はパソコンと同じ

スパークリングシルバー色のポメラ(DM5)のキーボード右半分を正面から撮影した写真。キーボード右上に電源ボタンが見える。

↑ ポメラのキーボード右半分。電源ボタンはキーボード右上にある

ポメラを使用した感想

ノートパソコンより優れていると感じるのは、とにかく起動時間・終了時間が早く、軽くて持ち運びに適している点。
移動中の電車内でポメラを打っていても、電車が停車してから、電源を落としキーボードを閉じて電車を降りることができる。起動時・終了時に2~5秒しかかからないので、移動時間の全てを、書くことに使える

この文章も、電車内で打ち始め、一度ポメラの電源を切って駅へ降り、その後駅のベンチで書き上げ、自宅のパソコンにデータを移動して仕上げた。DM5はかなり小さいので、街中でかちかちとタイピングしていても、人目を引かないところも有難い。

重さが300g程度なので、長時間の持ち運びにも支障がない。長い通勤時間に書きものをしたくて毎日持ち歩いたが、故障することも重さを負担に感じることもなかった。

スパークリングシルバー色のポメラ(DM5)を真横から撮影した写真。ポメラのモニターはブラックアウトしている。

↑ ポメラの厚みはこんな感じ

今のところ、期待以上にポメラは優秀だった。キーボードがやや小さいので打っていて指同士がぶつかることはあるが、その分重量が軽いので満足している。

このブログも開設当初はスマホやノートパソコンで書いていたが、ポメラでの作成に乗り換えようか検討中である。

ポメラの使用上の注意点

カーソルを見失うことがある

1つ改善して頂きたいなと感じたのは、カーソルを見失うことがある点。
通常の場合、白黒のディスプレイにカーソルが点滅しているのだが、キーで上下に動かすと、文字に紛れてカーソルが行方不明になることがある。
カーソルを見失うと能率が下がるし、あまりに頻繁に見失うとテキストのレイアウト変更をポメラで行うことができないので、後継機では改善されていることを期待している。

購入後8ヶ月目にポメラのキーボードが故障、無償修理頂けた

購入後8ヶ月目に、キーボードが故障した。ポメラを起動することはできたが、enter・→・←の3つのキーが押しても入力されず、カーソルも動かせず、入力した文字も確定できなくなった。購入したのはamazonだったが、ヨドバシカメラを通じて、製造元のキングジムに無償で修理して頂くことに。

充電池の減りも早い気がしたので、そちらも合わせて調査を依頼し、3週間程預けた。その後手元に戻ってきたポメラを開くと、下記のようなファイルが表示された。


 キーボードを交換して電池の消耗状態を検証
3月8日検証スタート
9:20
10:20フル充電だよ  ちゃんと20分に計ったよ
11:20 2時間経過 フル
12:50 3、5時間経過 1減
13:20 4時間経過 1減
14:40 5時間経過 1減
15:30 6時間経過 1減
16:50 7、5時間経過

検証2日目
9:00 スタート 1減
9:30 8時間経過 1減
10:30 9時間経過 1減
11:50 10時間経過 1減
少し前地震がありました。結構揺れてビックリ!!
12:40 11時間経過 1減
13:30 12時間経過 1減
14:30 13時間経過 1減
15:30 14時間経過 1減
16:30 15時間経過 1減

検証3日目
9:40 スタート 1減
11:10 1減
11:40 17時間経過 1減
13:10 1減
13:40 19時間経過 1減
14:40
15:40 21時間経過 2減
電圧低下メッセージの後入力していたら電源が落ちた
その後電源を入れるがまたすぐに電圧低下メッセージがでた


このファイルを見て、キングジムへの好感度が急上昇した(笑)
今までにも、デジカメやmp3を別メーカーに修理頂いたことがあったが、修理について詳細な説明を受けたことも、親しみを感じるようなメッセージを頂いたこともなかった。修理に関する詳細情報を、しかも修理ご担当の方から直接を頂くことが出来、不信感や不安感が不思議なほど綺麗に払拭された。

修理ご担当の方、有難うございました!
これからも大事に使わせて頂きます。

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