地方国立大学教養課程のフランス語の授業 (文法・読解)

地方国立大学1年の時に初めてフランス語を学びました。その時のことを少し書いておきます。

授業は文法読解の2つがありました。フランス語は半年に文法と読解の講義1つずつを計2年間、必須授業として受講します。

フランス語必修講義(文法編)

文法の授業は、「トレーニングペーパー フランス語(文法編)」で学ぶ内容とほぼ変わりません。
フランス語の発音の仕方をまず学び、その後1~3人称、er動詞・ir動詞の活用、代名動詞、半過去、大過去くらいまで学んだと思います。
接続法は、学んだかな?(うろ覚えです) でも大過去・接続法を学ぶ頃になると、みんなわけが分からなくなってるので、テスト前に必死で動詞の活用を詰め込んでいました(笑) どこまで行っても、学生はそんなものです。

授業中に使うのは、厚さ0.5mmくらいテキストと仏和辞書のみです。問題集はないので、先生が時々レジュメ1枚を印刷して配ってくださいました。
……今思えば、これじゃ問題量が全く足りません(笑) その後私はフランス語トレーニングペーパー(文法編)に励むことになります。

フランス語必修講義(読解編)

5~20行くらいのフランス語で書かれた文章を読んでいきます。読解といっても初めてフランス語習う学生ばかりですので、先生が時折文法を補足しつつ読みます。

1Leconごとに10行程度の文章を読んで、日本語に訳して、その後文法を確認します。そして文法を使った3~5行ほどの例文が掲載されているので、そちらも訳す、というオーソドックスな授業です。

こちらも使うのは、「音読を大切にする 文法・読本」というテキストと、仏和辞書のみです。
1度に進む分量も、フランス語トレーニングペーパー(読解編)の1日分より少なく、授業自体はのんびり進みます。ですが問題集がないので、授業が進むにつれてあやふやな文法知識に困りました(笑)

フランス語の文法構造は英語と似てるので、高校生のうちに英語の読解をしっかりやっておいた方は、フランス語の文章も比較的スムーズに読めるんじゃないかと思います。

英語で学生を混乱に陥れることの多い発音については、フランス語ではあまり心配しなくて大丈夫です。フランス語は単語を見ればすぐ発音ができるという表音文字で、発音にもきちんと規則性があり、英語の「r」のように日本人が発音しづらいものも特にありません。
フランス語の読解編の授業1日目で、フランス語単語の発音が大まかにできるようになったので、とても嬉しかったのを覚えています(笑)