風呂場の小物はS字フックで吊るし掛けを多用し、赤カビ・黒カビの発生を防いでいる。
S字フックとは
「S」の字の形をした、小型の収納用品。大小さまざまなサイズがあり、素材も金属製やプラスチック製など様々。
全長5~7cmくらいの小さいものだと、2個セット100円くらいで販売されている。百円均一ショップやホームセンター、LOFT、東急ハンズなどで購入できる。(種類の多様さを求めるならホームセンター、安さを求めるなら百均での購入がおすすめ)
S字フックを使用できた場所
浴室やシンクなど水回りを中心に使っているが、玄関などで小物を吊り下げるのにも便利。
場所 | 吊るした物 | オススメ度 | |
---|---|---|---|
浴室 | タオルかけシャンプー棚窓枠 | 洗顔用の泡立てネット 掃除用ブラシ 掃除用スポンジ | ◎ |
脱衣所 | タオルかけ | 洗顔用バンダナ 歯磨きコップ | ○ |
台所 | シンク棚小物置き場 | 食器洗い用スポンジ 袋に入れた食パン 輪ゴムたくさん | ◎ |
書斎 | 机の側面 | 鞄 | ○ |
玄関 | 扉 | 鞄 紙袋 日よけ帽子 箒 | ◎ |
廊下 | 手すり | 鞄 紙袋 | ◎ |
洗顔バンダナとS字フックは、鉄板の組合せ。通勤前の急いでいる時もさっとひっかけられるうえ、バンダナが濡れても乾きやすく、収納場所も狭くて済む。バンダナは朝に洗面台で、夜に浴室で使用するので、浴室からも洗面台からも手を伸ばせば届く場所に配置している。
浴室前かつ洗面台のそばに、歯磨き用コップも配置。吊るすと自然に水がきれるので、コップの底がぬめぬめしたり、カビが生えたりすることがない。
S字フックを使うと僅かな隙間に小物を収納できるようになるので、台所のような物の多い場所でも、狭いスペースにたくさん収納できるようになり、収納力がアップする。
床より高い位置に収納できるので、急いでいる時も手にとりやすい。食器洗い用のスポンジやアクリルたわしのように水気を含みやすい素材も、手近なS字フックに吊るすだけで、水気を切ることができる。
→ 「アクリルたわしって何?」という方は、こちらへ
S字フックを使用した感想
浴室の掃除でよく悩まされるのが、ぬめりとカビ(黒カビ・赤カビ)。お風呂場で使う小物にもお掃除道具にも、例外なくぬめりとカビはやってくる。
これらは多湿とあたたかな温度と栄養分(人の皮脂や石鹸カスなど)という条件が揃うと発生してしまうので、少しでも発生を抑えるべく、風呂場用品は「吊るして収納」を心掛けている。
物を吊るすと、水気は下に落ち、棚に置くより風通しが良くなるので、カビが生えにくくなる。その分、家事も時短になる。
S字フックを使用する前からマグネットフックを利用していたが、マグネットフックはひっかける部分が金属でできているため、浴室など湿度の高いところで使うことができなかった。そのため、S字フックで代用することを思いついたのがきっかけ。
→ マグネットフックについては、こちらへ
↑ シャンプーボトルを洗うツールをS字フックに吊るしたところ
小物が増えたり物の置き場所を変えたくなった際、S字フックだと場所を変えたり増やしたりすることが簡単に出来る。お風呂場のラックを移動させたり買い増したりするより、圧倒的に早くて楽で安価なので、「小物はS字フック」をおすすめしたい。
S字フックを使用する上での注意点
↑ 店先。カラフルなS字フックがたくさん売られていた。
ステンレス・鉄は避ける
お風呂場は家で一番湿度が高いので、うっかり金属製品を持ち込むと、カビより先に錆びてしまう。(私も一度やらかしてしまい、浴室の白いタイルが鉄錆びで赤茶色になってしまった…)
ステンレスは錆びにくい性質を持つらしいが、念の為、お風呂場で使うものはプラスチック製品や白い膜で覆われたものをお選び頂く方がいいと思う。
掛けるものの大きさに応じて、フックを選ぶ
通勤鞄や百貨店の紙袋などの大きいものは、全長15cmくらいのS字フックの方が取り外しやすく、安定感もあって使いやすかった。
逆に洗顔ネットや歯磨きコップやベルトなどの小物は、全長10cm未満のS字フックの方が、場所を取らず便利だった。
小物の色は揃える
物を吊るして保管する場合、手の届くところ(=目線に近いところ)に吊るしやすいので、部屋の雰囲気に合わない色の小物をたくさん置くと、ごちゃごちゃしてしまい落ち着かない。
特に浴室はリビングより狭いので、風呂場用品の色は浴室の壁の色と合わせるなど、室内をすっきり見せる工夫が必要ではないかと思う。
S字フックも白・黒・黄・赤と何色か使ったが、どの部屋でも浮かない白色が最も使いやすかった。
浴室など湿気の多い場所以外で使う際は、S字フックにマスキングテープを巻いてしまえば、色を揃えることができる。だが、たくさんのS字フックをマスキングテープでシワなく上手に巻くのは少し手間がかかるので、S字フック入手時に色を揃えておく方が楽。
→ 「マスキングテープって何?」という方は、こちらへ