ルンバとクエン酸水とセスキ炭酸ソーダ水なしに、自宅の掃除を語れなくなってきた。
クエン酸は、身体に優しく家事が時短で節約もできて手軽、といいこと尽くしなので、日本の家庭用洗剤のデフォルトがクエン酸水とセスキ炭酸ソーダ水になればいいのに、と思っている。
クエン酸水の作り方と使い方
1. 空の500mlペットボトルに500mlの水とクエン酸の粉末を大さじ1~2杯を入れ、水を満タンに入れて蓋をしっかり閉めたら、軽く振って粉末を溶かす
3. クエン酸水で濡らした箇所をこする
掃除用スポンジやブラシで10秒~60秒磨く
4.クエン酸水を洗い流す
たっぷりの水をかけてクエン酸を洗い流す。電化製品など水をかけられないものは、雑巾やタオルを水で濡らして、クエン酸水を拭き取る
クエン酸水で掃除できたところ
部屋 |
掃除箇所 |
おすすめ度 |
備考 |
浴室 |
浴槽、タイル壁、タイル床、ガラス窓、蛇口(金属・プラスチック)、風呂蓋(プラスチック)、浴室小物(プラスチック) |
◎ |
水垢に効果大 |
台所 |
シンク・蛇口、コンロ周辺、電気ポット、冷蔵庫 |
◎ |
水垢に効果大 |
トイレ |
便座周辺、床、蛇口 |
◎ |
アンモニア臭が消える! |
書斎 |
棚(木製・プラスチック)、机(木製)、椅子、タンス(木製) |
〇 |
|
リビング |
机(プラスチック)、棚(木製)、写真立て、電気コード、固定電話 |
〇 |
|
玄関回り |
机(ガラス製)、靴箱(木製)、ガラス窓、サッシ |
〇 |
|
クエン酸の外観
クエン酸粉末のパッケージ(おもて面)
クエン酸粉末のパッケージ(裏面)
クエン酸の使用感・メリット
お値段が安くたっぷり使える掃除用洗剤を探していたところ、洗剤ではなくクエン酸とセスキ炭酸ソーダの粉末に辿り着いた。
水垢に効果大(金属がぴかぴかに)
クエン酸には水に含まれているカルシウムを溶かす働きがあるので、蛇口やシンクにクエン酸水を軽くかけて磨くと、金属部分が残らずぴかぴかになる。
1~2分磨くだけで見違えるほど綺麗になるので、是非一度お試し頂きたい。蛇口掃除が病みつきになるほど、高い満足感が得られる(笑)
右の瓶の蓋だけクエン酸水で磨いた図。金属部品(瓶の蓋)はこんな感じに。
日常清掃に十分な洗浄力
クエン酸の洗浄力は、「日々の清掃であれば十分なレベル」。以前は市販の住宅用液体洗剤を使っていたが、そうした洗剤に近い洗浄力がある。
但し、ゴム製品やタイルの目地に深く入り込んだ黒カビはクエン酸では落とせないので、年1度の大掃除の際にカビキラーで落としている。
身体に優しい
クエン酸はレモンなどの柑橘類や梅干しに豊富に含まれている成分で、食品添加物に用いられるものでもある。クエン酸の粉末をそのまま舐めても構わないくらい、人体に無害。呑みこんでも大丈夫なので、電気ポットや食器洗い機の洗浄にも使える。
時々素手でクエン酸を触るが、粉末の状態のクエン酸で手あれや皮膚ただれなどを起こしたことはない。ただ、クエン酸水をゴム手袋なしに1~2時間連続で使い続けると、手の皮膚が少ししわしわになる。
持ちが良い(経済的)
クエン酸は粉末タイプのもの800gを850円で購入したが、大さじ1杯の量を500mlの液体に溶かして使うので、使っても使っても減らない(笑) 週2回程度掃除に使い、使用後5~6年目でようやく1袋目を使い切った。
粉末の状態であれば数年に渡って保存ができるので、費用対効果は極めて高い。慣れてしまうと、半年で使い切る市販洗剤を買う気が起きなくなってしまう(笑)
最近百均ショップでもクエン酸粉末が売られるようになった。100円分なので粉末の量は少なめだが、手軽にお安く購入できるので、お試しでまず使ってみたい人にはおすすめ。(粉末800gを持ち帰るより楽だし笑)
トイレの臭いを消臭できる
クエン酸は酸性なので、尿から出るアンモニア臭などアルカリ性の臭いを中和して消してくれる。トイレの尿はねに威力を発揮するので、トイレの床・壁・便座の拭き掃除にもおすすめ。週に1回5~15分掃除するだけで気になる臭いが消えているので、芳香剤などを買う必要もなく、助かっている。
環境に優しい
水に溶けたクエン酸は無色透明で無臭。ペットボトルに入れて振っても全く泡立たないので、間近で見ても単なる水のように見える。
市販の洗剤はよく泡立ち、泡が下水を通って河川や海に流れて環境を汚してしまうが、クエン酸水ではそういった環境汚染は起こらないのではないかと思う。
幼い頃から清流での川遊びが大好きで、我が家の近くにも大きな川が流れていることを思うと、お財布と環境の両方に優しい洗剤はとても有難い。
クエン酸(粉末)の保存方法
密閉容器で保管されクエン酸粉末
数年に渡って保管できてしまうクエン酸だが、湿気を嫌うので、密閉出来る容器で保存するのが望ましい。購入時のプラスチックの袋にはジッパーが付いているので、袋にプラスチックスプーン(柄が長いと便利)を入れ、ジッパーをきちんと閉めて保管すれば問題なかった。
スプーンは、粉末を取り出しやすく&計量しやすくする狙いで入れている。
私は、使い終えたクレンジングクリームの容器に、柄の短いプラスチックスプーンを入れて保管している。クレンジングクリームの容器は密閉できる上、部屋の中に放り出しておいても掃除の汚らしさを感じさせないので、重宝している。
保存場所は風通しのいい暗室にしている。粉末のまま風呂場や洗面所の近くに長期保管すると、湿気が多いので、粉末が少し固まってしまう。だが、固まったクエン酸も、特に問題なく使用はできた。(洗浄効果が弱まったとは感じなかった)
クエン酸水を扱う際の注意事項
塩素系洗剤に混ぜると危険
塩素系洗剤と混ぜると、有毒な塩素ガスが発生する。他の洗剤と併用しない、換気を十分に行うなど、取り扱いには注意が必要。
クエン酸水のまま長期保管するとカビが生える
クエン酸の粉末と水道水を混ぜたものをペットボトルに入れ、1ヶ月以上保存すると、ペットボトルの内側に黒い斑点のようなカビが生えたり、白っぽくふわふわしたくらげの様なものが発生することがある。
もし生えてしまったら、中身を排水溝に流し、ペットボトルも捨ててしまっている。2〜3日という短い期間ではこうしたものは生えてこなかったので、クエン酸水は作成後3日以内に使い切ってしまえば大丈夫。
掃除はマスク着用で
掃除中は、ハウスダスト・ダニ・カビ(アスペルギルス)などを吸い込みやすい。掃除は定期的に行うものだが、長い年月をかけてこうした物質を吸い込んでしまうと、アレルギー症状が出て、咳込んだり、くしゃみや鼻水が出たりすることがある。酷い場合は気管支喘息を発症することもあるので、念のため掃除の際はマスク着用を。
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