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2リットル湯たんぽで暖房いらずの防寒対策

2リットルサイズの湯たんぽが自宅に1つあれば、真冬の暖房のない場所でも、半日あたたかく過ごせる。
空調の暖房器具より経済的&省エネで、空気を乾燥させない分風邪も引きにくいので、もう少し湯たんぽが人口に膾炙するといいなと思う。

湯たんぽとは

薄黄の布がかけられたテーブルの上に、2リットルサイズでボディがオレンジ色で蓋が白色の大きめの湯たんぽが置かれている
↑ 湯たんぽ。
湯が2リットル入り、子どもが両手で抱えて運ぶくらい大きい

金属やプラスチックでできている、全長15~30cmくらいの大きさの暖房器具。湯たんぽの内は空洞で、表面に小さな蓋がついている。湯たんぽに熱湯を満タンに注ぎ入れて蓋を閉めると、その後何時間も身体をじんわりと温めてくれる。

衣服の上から湯たんぽに触れていると、岩盤浴をしている気分になる。大きなカイロを貼っている気分になることもある。

材質(プラスチックか金属か)や大きさ(お湯が何リットル入るか)や色について、様々な種類がある。容積2リットル以上の大きなものは、沸騰したお湯を布団に入れて一晩たってもまだ温かさを保っているくらい、長く保つ。

プラスチック製湯たんぽの蓋。

湯たんぽの蓋。内部にゴムが入っており、水漏れなく締まる。

湯たんぽの使い方

  1. やかんにたっぷりの水を入れ、火にかける
  2. 水が沸騰したら、湯たんぽの蓋を開け、熱湯を注ぎ入れる
  3. 湯たんぽの蓋をしっかり締め、付属の袋か巻いたタオルの中に入れる

やかんで湯を沸かすのが面倒な方は、電気ポットやティファールのお湯でok。

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我が家は、

  • 膝に乗せる
  • 眠る時に布団の足元付近に入れる
  • 床に置いて足を載せる。(足湯の代わり)

などの使い方をしている。

プラスチック製湯たんぽ表面の拡大図

湯たんぽ表面の拡大図。でこぼことした軽いプラスチックでできている。

湯たんぽを使うメリット

抱えるくらい大きな湯たんぽを使い始めたところ、あたたかくて手放せそうにない(笑) 使用1年目は湯たんぽ1つだけだったが、2年目は2つになり、3年目にはサイズ2リットル超のもの3つが毎日フル稼働している。

暖房が要らない

湯たんぽも、容積2リットル以上の大きなサイズであれば、真冬の夜でも暖房器具が必要ないことに気づいた。(小さい湯たんぽではあたたかさが足りず、暖房ゼロとまではいかない)

本を読んだりテレビドラマを眺めたりして過ごすなら、身体を直接あたためることのできる湯たんぽの方が、熱能率がいい。湯たんぽに接するのは、膝やおなかなど身体の一部分だけだが、血液があたためられるのか、不思議と身体の他の箇所もさほど寒さを感じない。

経済的

ガスでも電気でも、やかんで2リットルのお湯を沸かすのに必要なお金は、4円~5円とのこと。
暖房器具を1時間動かすのにかかるお金は、

  • 電気毛布が1.4円
  • こたつが5円弱
  • ホットカーペットが19円
  • エアコンが27円

だそうなので、1時間暖かく過ごしたいなら、エアコンやカーペットで暖を取るより湯たんぽを使う方が安上がりということになる。しかも湯たんぽは、数時間あたたかさが持続するので、より経済効果が高い。

持ち運びができ、暖房の届かない場所でも使える

湯たんぽの取っ手

↑ 湯たんぽの取っ手

お湯が入っているので少し重いが、湯たんぽはやる気次第で持ち運びができるので、空調暖房の届きにくい場所でも使える。私は、靴磨きの際に玄関へ持ち運んだり、無線LANルータのメンテナンスに書斎の奥へと持ち運んだりしている。こまごまとした手作業をする時は、膝の上に乗せるか、正座して足に挟むか、が湯たんぽの定位置。

真冬でも熟睡できる

湯たんぽを使うと、半端なく熟睡できてしまう。沸騰したお湯で湯たんぽを満タンにして眠ると、深く眠りすぎて翌朝起きられないくらい、よく眠れる(笑)
また、やかんで湯気が出るほど沸騰させた熱湯を湯たんぽに入れ、眠りにつくと、起床時にまだ足元で湯たんぽがあたたかい。風呂の湯のようにあたたかいので、冬の朝方に捨てるのが勿体なく、桶にあけてそのまま顔や手足を洗ってしまうほどだ(笑)

2リットルサイズの湯たんぽをタオル地のカバーに入れ、真上から撮影した写真。カバーは薄いブルーで青い花がプリントされている。

↑ 湯たんぽをタオル地の袋に入れた後。このまま布団の足元に置いて眠る。

布団と肌との隙間から冷えた空気が入り込んで眠りが浅くなり、眠いのに目が覚めてしまっていた頃が嘘のように思える。

湯たんぽを布団に入れると、布団の中に足湯があるようなものなので、

  • 寒くて眠れない
  • 寒くて目が覚めてしまう
  • 眠りが浅い

ということがまずなくなった。熟睡するので翌朝はフル稼働で働くことができ、仕事や家事の能率が上がったように思う。

空気が乾燥しない

エアコンの暖房を長時間使うと、空気が乾燥し、喉がイガイガして過ごしづらいだけでなく、風邪やインフルエンザのウイルスが蔓延しやすくなってしまう。

だが湯たんぽでは、こうした空気環境を悪化させるような弊害が起きない。湯たんぽは空気をあたためないので部屋の空気は冷やかなままだが、湯たんぽがあたたかいので、空気の冷たさはさほど気にならない。

湯たんぽ裏面の説明書き

↑ 湯たんぽ裏面の説明書き

風邪・インフルエンザの悪寒を和らげてくれる

風邪やインフルエンザを発症すると、とにかく身体を温めなければいけない。身体を温かい状態に保つことで、体内の免疫システムがウイルスを撃退しやすくなる。風邪を引くと寒気や悪寒を感じることが多いのは、身体が臨戦態勢に入るために熱を欲しているからだ。

仕事上の無理がたたって先日十数年ぶりにインフルエンザを発症した際、ウール100%のセーター2枚に膝丈のダウンコートを着込んでも身体の震えがおさまらず、衣服だけで暖を取るのは無理があるなと悟った(笑)

帰宅後は即湯たんぽを作り、湯たんぽを抱えたまま眠った。さすがの湯たんぽも、身体の震えをすぐさま取るには至らなかったが、100度近い熱湯が身体を直接温めてくれるので、衣服よりはるかに早く身体が温まり、身体への負担が少なかった。

湯を入れ替えながら布団と湯たんぽで身体を温め続けると、38度台前半だった体温が36時間後には36度台前半まで下がった。身体は老化しているのに、10年前より短い日数で下熱したため、少々驚いた。

インフルエンザの処方薬がよく効いたこと、体重が増え栄養状態が良くなっていたことなど、下熱が早まった要因はいくつか思い当たるが、湯たんぽで効率良く身体を温められたことも下熱が早まった理由の1つではないかと思っている。

湯たんぽを使用する上での注意事項

火傷に注意

身内の者が、湯たんぽに湯を注ぐ際にこぼして火傷を負い、水ぶくれができて1週間ほど苦しんだことがある。熱湯はこぼさない(湯を注ぐ時よそ見をしない!)、湯を入れたら蓋をきつく締める、は徹底した方がいい。
小さいお子様のいるおうちは、特に注意が必要。

また、金属製の湯たんぽは熱が伝わりやすい反面、火傷もしやすいとのこと。プラスチックの湯たんぽの方が軽くて火傷もしづらいので、扱いやすいと思う。

お湯は満タンまで入れる

湯たんぽの注意書き。満タンまでお湯を注ぐよう警告されている。

↑ 蓋の部分。注意書きが書かれている

プラスチック製湯たんぽの場合、お湯の量が少ないと、湯たんぽ内部に空気が残ってしまう。湯たんぽ内に残った空気は湯にあたためられて膨らむが、湯が冷えてくると、空気も冷やされてしぼんでしまう。その際、湯たんぽの側面がべっこりとヘコむほど、空気の体積は小さくなる。

べっこりへこむのが1度や2度なら問題ないが、これを毎日繰り返すと、さすがに湯たんぽが悪くなり、側面がひび割れて使えなくなってしまう。湯たんぽにひびが入っているのに気付かず熱湯を注ぐと火傷を負う危険があるので、普段注ぐお湯の量はできれば満タンで頑張ってほしい。

最近では割れにくい湯たんぽも開発されているようなので、そうした高機能湯たんぽを使うのもいい。


水なしで噛んで飲める 皇漢堂製薬のビタミンE.C.B2 チュアブルタイプ

販売終了したと思っていた皇漢堂製薬のビタミンE.C.B2(チュアブルタイプ)が、パッケージをリニューアルして販売されているのを見つけた。

美味しく毎日食べても飽きがこないため、我が家で「ビタミンCの錠剤」と言えばこの皇漢堂製薬一択。我が家に再び戻ってきてくれて、とても嬉しい。

皇漢堂製薬のビタミンEC「クニヒロ」の外観

皇漢堂製薬のビタミンCタブレットは、ビタミンE・ビタミンC・ビタミンB2を含んでおり、「クニヒロ」という人の名前のような名称がついている。

↑ 皇漢堂ビタミンEC「クニヒロ」のタブレットを撮影した写真。

↑ 皇漢堂ビタミンEC「クニヒロ」のタブレット錠剤

しみ・そばかすなどに効果があり、成人の1日分の目安摂取量6粒を食べると、ビタミンEを300mg、ビタミンCを1000mg摂ることができる。

皇漢堂ビタミンEC「クニヒロ」の箱と瓶を正面から撮影した写真。

↑ 皇漢堂ビタミンEC「クニヒロ」の外観。

皇漢堂ビタミンEC「クニヒロ」のパッケージ裏面を撮影した写真。

↑ 皇漢堂ビタミンEC「クニヒロ」のパッケージ裏面

7歳以上ならお子さまも食べてok。価格は100錠入りで1000円くらい。「コクミン」などのドラッグストアで販売されている。

皇漢堂製薬のビタミンCが手に入る店

ウェルシアのビタミンコーナーに置かれており、1箱1000円弱で購入できる。

ツルハ・ダイコクドラッグ・マツモトキヨシなどのドラッグストアや、コンビニ・スーパーには残念ながら取り扱いがなかった。

amazonでも入手可能だが、送料の分だけお高くなってしまうので、店舗購入の方がおすすめ。

皇漢堂製薬のビタミンE.C.B2を摂るメリット

美味しい

この皇漢堂製薬のビタミン錠を、ラベルのないガラス瓶に入れて会社のデスクに置いていたところ、同僚が食し、ラムネ菓子と間違えたことがあった。錠剤を間近で見せ、2~3粒食べても、同僚は「レモン味のラムネ」だと思い込んでおり、「それ、ビタミンCのサプリですよ」と私が指摘するまで気づかなかった。気づいてからも、ガラス瓶から勝手に錠剤を取り出しては、美味しく食べていた(笑)

皇漢堂製薬のビタミンC錠剤は、そのくらい美味しい。

「ハイレモン」という明治が発売したラムネ↓があり、子どもの頃よく食べたものだが、その「ハイレモン」に味や食感がよく似ている。レモン風味は強すぎず、甘みは感じないので、甘いものが苦手な方でも食べられる。

我が家が他のビタミンCサプリメントに乗り換えられない最大の理由は、皇漢堂ビタミンのこの美味しさだと思う。
皇漢堂ビタミンCがドラッグストアから姿を消した時、他社のビタミン錠剤に乗り換えようとしてタケダのビタミンCやハイシーなど2〜3種類を試したが、他社製品は味が酸っぱすぎて家族が食べきれず、リピート購入に繋がらなかった。

食べやすく、続けやすい

チュアブルタイプで、ラムネ菓子のように歯でガリガリと噛んで食べることができる。ので、水なしで、タブレット単体で食べることができる。

タブレットの味が美味しく主張しすぎない味なので、毎日数粒ずつ食べて続けても、飽きが来ない。美味しくて飽きないので結局毎日食べてしまい、食べ尽くしてしまうとビタミンCサプリがないと物足りず、数日後にはドラッグストアで買って帰ってしまう(笑) こんな感じで我が家は、皇漢堂さんの掌の上で踊らされている。

なお、1日の摂取量の目安は6粒らしいが、ビタミンCとビタミンB2は水溶性で体内に溜めることができないので、取り過ぎても体外に排出されるだけ。なので、好きなだけ食べて差し支えない。味もいいので、ダイエットのお伴としても使えるんじゃないかと思う。

皇漢堂製薬のビタミンCと味が似ている製品

いろいろと試した中では、塩野義さんの「シナール」という製品が、皇漢堂製薬ビタミンCの味に最も近いように感じた。

水なしでそのままガリガリ食べられるのは同じだが、シナールの方が小粒。小さいため食べ応えは皇漢堂に劣るが、酸っぱさはシナールの方がやや強いので、「シナールが好き!」というビタミンC好きも数多くいらっしゃりそう。
錠剤のボトルが大きくたくさん入っている分、シナールの方がお値段も高めで、長持ちする。

皇漢堂製薬のビタミンCが永遠に見つからなかったら、塩野義さんのシナールにお世話になっていただろうと思う。

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参考:パッケージリニューアル前の皇漢堂製薬「クニヒロ」

製品パッケージがリニューアルされる前は、こんな感じ↓だった。
同一製品と思えないほどパッケージ外観が変わってしまっているので、見つけ出すのに1~2年かかったことは、ここで主張しておきたい(笑)

皇漢堂ビタミンEC「クニヒロ」の古いパッケージ(瓶・箱)を正面から撮影した写真。

↑ 皇漢堂ビタミンECクニヒロの旧パッケージ

タブレット錠剤そのものは、今も昔も同じ形をしている。大きさも味も同じで、少なくとも私は区別がつかない。

皇漢堂ビタミンECクニヒロ_古いパッケージ_3

↑ 皇漢堂ビタミンECクニヒロ(旧版)の錠剤

成分表示も、パッケージを見る限り新パッケージ版と旧パッケージ版で大きな差はないようだ。ビタミンC 1000mg、ビタミンE 300mg摂れる点も同じ。

皇漢堂ビタミンECクニヒロ_古いパッケージ_2

皇漢堂ビタミンECクニヒロ_古いパッケージ_2

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薬を使わない気管支喘息治療法 (冷水浴・L-92乳酸菌など)

気管支喘息についての書籍に冷水浴や乾布摩擦など、薬を必要としない治療法について言及されているものがある。

気管支喘息は、患者と医師と家族の三人四脚(?)で、喘息日記やピークフローメータ―での自己管理と、投薬を中心とした治療を行うことが多い。だが、薬を必要としない治療法の中には、吸引薬でのコントロールが不要なレベルまで喘息が完治した事例があり、「薬なしで喘息が治るなら、これほど素晴らしいこともない」と思い、吸引薬以外の治療法も積極的に試すことにした。

※治療にどの程度貢献したか効果の程が測りにくいものも多いが、ご寛恕頂けると有難い。
※紹介している全ての治療法は、吸引薬と内服薬での治療と併用しながら試した。目に見える効果が出たとしても、単に薬が効いただけだった可能性もある。

冷水浴

冷水浴は、喘息専門医の書籍で強く勧められていたもの。
但し、心臓や血圧に疾患のある方は身体に負担がかかる可能性があるので、試す前に必ず医師とご相談を。

冷水浴のやり方

水温15度程度の水を、毎日朝と晩の2回、風呂桶5~6杯分を身体にかける、という治療法。夜は風呂上がりなどでok。浴槽の温度より5度以上低い水(ぬるま湯)を、足にかけるだけでも効果がある。

冷水浴を実践する

冬はとてもではないが実践出来なかったので、4月から開始。1日1回で入浴時に行った。頻度は週3~4回。(毎日試すべきだが忘れることが多い) 4月は風呂桶0.5杯から始め、6月頃には桶2杯まで浴びられるようになった。

結果

2ヶ月半続けると、素人でも分かるほど体質が変わった。「寒さ・冷たさに強くなる」を通り越して暑がりになり、冷え症が治った

雨に降られて上着の裾やジーンズがずぶぬれになっても、寒さを感じず、風邪をひくこともない。6月には既にノースリーブのまま過ごす時間が増え、「そんな格好だと風邪ひかない?」と周囲から心配されるまでになった(笑) 手足が常にあたたかく、手の甲に青っぽく見えている血管が太くなり、目に入りやすくなった気がする。

そんな状態で7月8月の夏を迎えると、耐えきれないくらい夏の暑さが身に染みた(笑) 冷え症だった頃は、夏は冬より過ごしやすい季節だと思っていたが、夏の暑さがこれほど耐えがたいものだとは思わなかった。あまりに暑さを感じるので、7月上旬に冷水浴を一時中断。

冷水浴を行ってから、風邪は一度も引いていない。現時点では、喘息の治癒にどこまで影響を与えているかは不明だが、風邪・インフルエンザの感染で喘息を悪化させることは防いでくれている。

L-92乳酸菌飲料を毎日摂る

カルピス社の「守る働く乳酸菌 L-92」飲料や「アレルケア」などのL-92乳酸菌を含む食べ物は、花粉症や通年性アレルギー(ハウスダストアレルギー・ダニアレルギーなど)に一定の効果が期待できるとのこと。

カルピスの「守る働く乳酸菌L-92(100ml)」を正面から撮影した写真。背景に、守る働く乳酸菌L-92(100ml)が10本以上写り込んでいる。

↑ 私が愛飲している「守る働く乳酸菌L-92」(100ml)

自分はアトピー型気管支喘息(アレルギーを起因とする喘息)で、アレルギー反応を抑えないと喘息発作を予防できないので、「守る働く乳酸菌 L-92」飲料を1日1本飲むことにした。

結果

9週間以上飲み続けると、喘息発作どころか、喘息症状すら殆ど起きなくなった。1ヶ月半で喘息発作0回、喘息症状が2回。ただ、体質を変えるまでには至らなかった。

1日1本ずつ飲んでも3週間では結果が出なかったが、6週間でハウスダストアレルギーの症状が軽くなり、スーパーや古い建物など今まで入れなかった室内にも入れるようになった。3ヶ月目の現在は、入店時に愛用のマスクをつけ忘れるほど気楽な心持でいられている。スーパーや衣料品店など、ちょっとした外出のたびに、「また喘息発作が起きるのではないか」と予防に予防を重ねてはびくびくしていたのが嘘のようだ。

私ははカルピス社の回し者ではないのだが、今はちょっと滑稽なほど、カルピス様々である。3ヶ月で、すっかりネギをしょったカモになってしまった…。

「守る働く乳酸菌 L-92」飲料は抗アレルギー剤も処方されている状態で飲んでいたので、純粋にL-92乳酸菌の効果とは言い切れない。だが、どんな理由にせよ、症状の起きない日数が長くなるほどアレルギー体質は弱まるので、よしとしている。

 → 「守る働く乳酸菌L-92」と摂取経過については、こちら

軽く汗ばむ運動を毎日20分以上行う

喘息に適した運動

気管支喘息に適した運動と適さない運動というものがあり、水泳・早足でのウォーキング・ジョギングは喘息に適した運動とのこと。(喘息向きの運動は他にもあるが、この3つは特に推薦する医師が多かった)

中でも喘息治療に最適な運動は水泳だそうだが、真冬に行うと風邪をひきそうなので除外し、喘息の病状が多少悪くても毎日続けることができるもの、と考えてウォーキングを選択。
毎日1時間から1時間半、早足で歩くことを習慣づけた。ウォーキングの時間が取れない場合は、時間を20~30分と短くするか、サイクリングで代用した。

結果

効果覿面だった。連続歩行時間は15分から始まり、ひと月後には90分を超えた。
60分を何度か超え始めた時に大学病院で呼吸機能の検査を受けたところ、一秒率が正常値の98%に迫るほど、呼吸機能が回復していることが確認できた。

毎日歩くと、喘息の快復に比例して連続歩行時間が延びてゆくのが分かり、モチベーションが続きやすい。また、連続歩行時間が60分以上だと「最近気管支の調子がいいな」と、ピークフローメーターで計らずとも把握できるようになった。手軽さと即効性の高さが、とにかく良かった。

普段から歩いて筋力と体力をつけておくと、鍛えている分だけ、発作が起きて気管が狭まった時も息切れが始まるまでの時間が長くなる。ウォーキングを始める前で自分が最も体調の悪かった時は、最高15分までしか連続歩行できなかったが、毎日歩き始めてからは2ヵ月後には、3回以上発作を起こした週でも45分は連続歩行できるようになっており、日常生活を大きく崩さずに済んでいる。

また、日光に含まれる紫外線には、副交感神経優位から交感神経優位に切り替える働きがあるらしい。喘息治療薬に交感神経優位に切り替える作用を持つものが多いように、副交感神経優位だと気道が狭まるので、喘息を治すには適度に交感神経優位の方がいいらしい。そのため、なるべく日の高いうちにウォーキングするようにしている。

歩くのがあまり好きでない方は、ウォーキングシューズ等のスポーツシューズを試されると良いと思う。靴が足にフィットし、軽くて弾むように歩ける靴に出会うと、歩くことが楽しくなる。
私はニューバランスの女性用シューズとZootのトライアスロン用水陸両用シューズを使っているが、普通の靴と履き心地・歩き心地が違いすぎるので、日々こればかり履いてしまう。どちらも、7500円と4000円でお手頃価格だった。
1万円を超える高価な靴でなくとも違いを実感できるので、歩きやすい靴を1足持つのはおすすめ。

余談:サイクリングについて

筆者はクロスバイク(スポーツ用自転車)の愛好家だが、サイクリングは喘息患者がやっても差し支えないが、治療にはさほど適さないスポーツだそうだ。特に冬の冷たい空気を吸い込むと、気管支への刺激になってしまい良くないらしいので、マフラーやマスクで口から肺にかけてを完全防備する必要がある。

乾布摩擦・皮膚摩擦

乾布摩擦は風邪の予防になる、と昔から言われている。喘息治療の書籍でも医師が勧めていたので、効果があるのだろうと思い、やってみた。

方法

基本は、乾いたタオル等で素肌を擦る。
書籍によると、喘息患者の間ではタオルではなく亀の子たわしが1番、という結論で落ち着いたらしい。


↑ 亀の子たわし。紐付きが便利。

皮膚摩擦を実践してみた

まずタオルでの乾布摩擦を試してみたが、乾布摩擦でもタオルから綿ぼこりが生じて、5分も続けると喉や気管支がむずがゆくなり、喘息発作の危険を感じて中断。
ハウスダストアレルギーの症状が出ているアトピー型の喘息患者には、タオルは確かに不適当だった…。

残念ながら自宅に亀の子たわしがなかったので、当面の間プラスチック製のヘアブラシで代用している。柄が長いものを選ぶと背中まで届くので便利。

結果

上半身の服を脱ぐというハードルの高さもあり、一人暮らしではない女性が毎日行うのは難しかった。今のところ週1回程度しか実施していないので、効果は感じられていない。

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れんこん・納豆・ヨーグルトを毎日食べる

自分がアトピー型気管支喘息(アレルギーを起因として悪化する喘息)なので、ハウスダストのアレルギー反応を抑えるため、アレルギーに良いとされる食べ物をよく摂ることにした。

インターネットで調べたところ、普段あまり食べていなかった食物のうちアレルギーに効果ありとされる食物は、れんこん・納豆・ヨーグルトの3種で、これらを毎日摂取するよう心がけた。

結果

約1ヶ月食べ続けたが、残念ながら目に見える効果は現れなかった。私はハウスダストアレルギーが、スーパーや衣料品店に軒並み入れないほど強い(入店すると動悸・息切れの症状が現れ、10分以内に喘息発作が起きる)ので、強すぎるアレルギーには効果が薄いのだろうかと根拠もなく考えている。

ヨーグルトは、花粉症の友人がヨーグルトメーカーでヨーグルトを自作し毎日のように摂取しているが、こちらも目立った効果は見らなかった。乳製品を毎日摂取するのは胃腸の弱い方にはおすすめしづらいということもあり、全ての人が試せる方法とは言い難かった。

れんこん

加工なしに単品で食べることが出来る納豆やヨーグルトは続けやすかったが、加工が必要なれんこんは、レパートリーの数が少なかったこともあり、苦労した。
れんこんのレシピと言えばきんぴらくらいしか思い浮かばなかったので、れんこんの甘酢炒め、れんこん餅、れんこんのチーズ焼き等々レパートリーを増やすことから始め、作り置きがしやすく、1週間食べても飽きないレシピを身につけて何とか1ヶ月を乗りきった。れんこん自体は淡白な味なので、作ることに慣れてしまえば、毎日食べ続けることは難しくなかった。

れんこん餅はもちもちと触感が良く、ねぎ・コーン・大根おろし・キムチを入れたりとアレンジも楽なので、れんこんで効果があった方にはおすすめ。

  • れんこんもちの作り方

大根もちと同じ。れんこん10cm分をおろし金ですりおろし、小麦粉と片栗粉と大さじ3~5杯入れて混ぜたら、フライパンにサラダ油を引いて焼くだけ。
酢と醤油を同量混ぜた酢醤油に浸けて、さっぱり味で食べるとおいしい。


↑ れんこんもちの画像がなかったので、大根もちで代用。
食べるまで区別がつかない程度には、姿かたちが良く似ている(笑)

  • れんこんのチーズ焼きの作り方

れんこんを3mmくらいの薄い輪切りにし、サラダ油を敷いたフライパンで焼き、塩コショウとチーズをかける。チーズに焼き目がついたら出来上がり。

れんこんのチーズ焼きは、作り始めてから食卓に出すまで10分かからない。

納豆

納豆は火を通す必要がなく、何を入れてもおいしく食べられたので、納豆で効果の出た方は、喘息治療の強力な味方になってくれる。

おすすめの食べ方は、

  • キムチ&ネギ&ごま油の韓国風納豆
  • ネギ&大葉&ミョウガ&ショウガの薬味尽くし納豆
  • チーズ2種&パセリの洋風納豆
  • マヨネーズと付属ダシのみのシンプル納豆

など。これにハムや生卵などを足すと、堂々おかずの1品になるようなボリュームが出るので、より使いやすい。

余談:ポリフェノール

同じくアレルギーに良いとされるポリフェノールを多く含む食品(チョコレートや葡萄など)も、毎日摂取しようと試したことがあった。が、チョコレートを毎日食べる訳にもいかず、スーパーに入れない身では重くかさばる葡萄ジュースを3日おきに買うこともできなかったので、こちらは挫折した。

薄着で過ごす

厚着は、喘息に良くないらしい。特に小児喘息において、喘息だからと必要以上に厚着させると、喘息を治すどころか悪化させてしまうとのこと。また、冷え症も喘息が治りにくいと言われている。

春から夏にかけて街行く人と同じ枚数・厚さの服を着ることから始め、ウールの服を着すぎない、重ね着をしすぎないよう心掛けた。

結果

当初は、4月頃に周囲の方と同じ服装をしていると、肌寒く辛かった。寒い寒いと思っていると思考が阻害されがちで、考えがまとまらず困った。

が、ウォーキングと冷水浴を毎日行っていると、6月には結果として薄着になった(笑) 手足が常に暑いので、6月に終日ノースリーブで過ごす程度には薄着が出来るようになった。冷水浴を始めて以降風邪や他の病気にも罹っていないので、薄着や冷水浴は冷え症と風邪等の感染症を防ぐ効果はありそう。

気管支を鍛える効果があるかや、喘息の治療を早めているかについては、残念ながら、実感がまだない。今は、喘息の悪化を防ぎ身体そのものを鍛えている、という認識でいる。

足首が隠れるもこもこ冬スリッパで、自宅の防寒対策

冬に自宅で取り合いが起きるほど、大活躍しているスリッパです(笑) かわいらしいのにぬくぬくで、重宝しています。

もこもこ冬スリッパ(ムートンスリッパ)の説明

くるぶしから下が完全に隠れるタイプの冬のスリッパ(室内履き)です。

ピンク色のカーペットの上に、ベージュ色の冬用スリッパ(室内履き)が1足きちんと揃えて置かれている。スリッパの内側は羊の毛(ムートン)で覆われており、もこもことしていて暖かそうに見える

スリッパの内側は全面的に、「ふわふわ」「もこもこ」の柔らかい羊の毛(ムートン)で覆われています。靴底も厚めに作られており、床からの冷気を遮断し、体温を逃しにくい作りになっています。

ンク色のカーペットの上に、ベージュ色の冬用スリッパ(室内履き)が置かれている。スリッパの内側は羊の毛(ムートン)で覆われており、もこもことしていて暖かそうに見える。画像上部は左足の靴の俯瞰図、画面下部は右足の靴の側面図

もこもこ冬スリッパ(ムートンスリッパ)を使うメリット

冷え症がひどい身内のために一足だけ購入してみたところ、便利であたたかく、家族で取り合いになることが多かったため、同じ冬の半ばに追加でもう一足購入しました。

羊毛素材なので保温性が高い

厚手の羊毛で足首から下が完全に覆われるので、靴下を履くより明らかに足があたたかいです。風呂上がりだと特に顕著で、真冬の夜中でも足先のあたたかさが長く持続します。

足首まで覆われるので脱げにくい

かかとの覆われていないスリッパは、家事をして動いている時に脱げてしまうことがありました。防寒用のスリッパであれば、かかとまですっぽり入るタイプの方が、利便性が高いと思います。

靴下を履くより着脱が早くて楽

風呂上がりは靴下を履くのが億劫なので、素足に直接冬スリッパを履き、床につくまでそのまま過ごしています。
冬の朝も、UNIQLOのダウンベストを着てチャックを完全に閉め、足元にムートンスリッパを履けば、寒さが和らぎあまり見苦しくもないので、急いでいる時はその格好で朝食を食べてしまうことも多いです。

ベージュ色で羊の毛(ムートン)で出来た冬用スリッパ(室内履き)を拡大した画像。羊毛の質感がよく分かる

春~秋の間の保管方法

スーパーで貰う透明なビニール袋をムートンスリッパにすっぽり被せ、埃が入らないように口を縛って、物置や押し入れで保管しています。

秋に忙しくしていると、冬の初めに出し忘れることがあります(笑) 冬物と一緒に仕舞うなど、忘れにくい工夫しておいても良いかもしれません。

もこもこ冬スリッパ(ムートンスリッパ)の注意事項

ムートンスリッパは大きめサイズを購入する

中がもこもこしているせいか、成人男性用に購入した室内履きを普段Sサイズな女性が履いても、脱げる気配さえなかったです。
逆に普段のサイズで購入してしまうと、かかとを潰しながらでないと履けず、せっかくのムートンスリッパの良さを生かせないので、普段のサイズより3cmくらい大きいサイズを購入される方が良いです。

ムートンスリッパは主にご自宅で履くものなので、足がむくんでいたり、身体が疲れ切っていても、履いてリラックスできるものが理想です。
小さめサイズを無理して履くより、ワンサイズかツーサイズ大きいものを選んであげて下さい。

フローリングの床だと夜に足音が響く

ムートンスリッパは普通のスリッパより少し重さがあるので、マンションなどにお住まいで床がフローリングだと、夜は足音が気になるかもしれません。うるさい音ではありませんが、歩くと辺りに少し響くような音がします。