「日本のことわざかるた」と「ぐりとぐらかるた」で楽しくひらがなあそび

最近のかるたは、実用的なのにこんなに可愛らしいですね。4歳の子と久しぶりにかるたをし、その時に「いいな」と思ったかるたを2つご紹介。

ことわざがたくさん覚えられる「日本のことわざかるた」

「日本のことわざかるた」の説明

読み札がすべてことわざになっているかるたです。
「さるも木から落ちる」「かえるの子はかえる」「えびで鯛を釣る」「ぬかにくぎ」「ふくろのねずみ」など、よく耳にすることわざが読み札として選ばれています。

読み札の裏面に、各ことわざの意味は小さい文字で記されています。少し読みづらいのですが、ことわざの意味が分からなかった時は大人が読んであげると、ことわざの意味まで覚えることが出来ます。
イラストは大きく描かれており、背景が白地なので、絵がよく印象に残ります。

「日本のことわざかるた」を使った感想

イラストがとてもかわいらしいので、遊んでいて胸がキュンキュンしました。私は「ふくろのねずみ」のイラストが特にお気に入りで、4歳の子と本気で取り合いになりました(笑)

「小学校に上がる前の子に、ことわざの意味まで分かるかな?」と最初少し不安でしたが、小さい子どもの記憶力は凄いもので、意味の分からないままに絵札と読み札を覚えてしまっていました。
まだひらがなが十分に読めない頃は、大人が一緒に遊びながら、

「『ふくろのねずみ』は追いつめられてどうすることもできない状態のことよ。この絵のねずみさんも、袋から出れなくて困ってるでしょう?」

と折に触れことわざの意味を説明すると、「ふーん」という顔で神妙に聞き入っていました。ことわざにはそれぞれ意味がある、ということに気付き始めたようです。

このかるたには説明書が付属しており、説明書の記載も充実しているので、ひらがなが少し読めるようになってからは、4歳の子が自ら説明書を拾い読み(!)し始めました。説明書に載っているいる絵札のイラスト一覧や読み札のことわざ一覧を眺めては、時折声に出して読み、大人に聞かせてくれました。

楽しく遊びながらも、「4歳の子でもことわざを覚えられるんだなあ」と子どもの可能性に気付かされたかるたでした。

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ひらがなを効果的に覚えられる「ぐりとぐらかるた」

2つ目のお気に入りかるたは、ぐりとぐらです。50音のひらがなを早めに覚えたいお子さんにとっては、かわいくも心強い味方になってくれると思います。

「ぐりとぐらかるた」の箱を開けて、撮影した写真。「あ」と「ぬ」の読み札・絵札が写っている。

↑ ぐりとぐらかるた

ぐりとぐらのかるたは、いんを踏むように、1枚の読み札に特定の1文字のひらがなが繰り返し繰り返し登場します。

 みどりのライオン みみまでみどり (「み」の読み札)
 わにどん わははと おおわらい (「わ」の読み札)

1文字のひらがなを繰り返し何度も聞くので、他のかるたよりひらがなを覚えるのが早いと思います。特定の1文字だけがたくさん詰まっているのに、読み札の文章はとても自然で、ぐりとぐらのイラストは相変わらず素朴でかわいらしく、かるたをしていてとても楽しかったです。

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おわりに 〜かるたってよくできてる!~

かるたは、「どこに何の絵札があるかな?」と事前にあれこれ覚えて方針を立てて、全身を耳にしてよく聞いて、素早さで取って、頑張ったら頑張った分だけ絵札がたくさん集まって褒めて貰える遊びです。頭も身体もコミュニケーションもまんべんなくよく使うので、「かるたって、とてもよくできているおもちゃだなあ」と改めて感じました。

幼い子にとって、素早さの求められるかるたは身体全体を使わないといけないので、室内遊びといえどもいい運動になるようで、たくさん遊んだあとは大抵眠りこけてしまいます。
子どもが眠っている間に大人はゆっくり家事やお喋りができるので、大人にとっても利便性が高いおもちゃでした(笑)