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鉛筆画:テキーラ瓶とかるがものぬいぐるみ(製作途中)Tequila and Karugamo drawn by pencil

Tequila and Karugamo テキーラの空瓶1本とかるがものぬいぐるみ1つが鉛筆でデッサンされている絵を、正面から撮影した写真。絵はスケッチブックに描かれており、スケッチブック全体が写真に写っている。画面左に、テキーラのつややかなガラスのビンが描かれており、ビンには税関のシールやお酒のロゴラベルが貼られている。画面右に描かれているかるがもは、鉛筆で淡くふかふかとした質感で描かれている。

モチーフ テキーラの空瓶、かるがものぬいぐるみ
使用画材 スケッチブック、三菱鉛筆uni、練り消しゴム
製作場所 T先生の絵画教室
光源 自然光と蛍光灯を併用。自然光は3Fの窓から採光、時間帯は14:00~17:00
完成日 2017年12月16日(土)

モチーフについて

テキーラの空瓶は、T先生の教室でお貸し下さったもの。
購入当初は琥珀色の透明なテキーラが入っていたそうだが、残念ながらテキーラそのものにお目にかかることは出来なかったので、琥珀色の強いお酒を思い浮かべながら描いた。お酒を飲めない人間にとっては、酒は想像と創造の世界で愛でるものである。輸入した際のものと思われる関税(?)のシールがまだ貼られており、いい雰囲気を出していたので、それも描くことにした。
数年経ってから、amazonで売られていたモチーフ瓶を発見。ようやくテキーラのお酒の色を把握した。予想よりお酒の色が薄かったので、描く前にまだまだ修行が必要そうである..

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かるがものぬいぐるみは、我が家の古参。
同じ教室内で鳥を油絵で描かれている方がおり、自分も鳥好きなので鳥を描いてみたかったが、モデルになるようないい写真が見つからず、実物に先がけてぬいぐるみのかるがもで描いてみることにした。いずれは雀や山鳩や目白などを描いてみたいと思案している。地味色の鳥ばかりなのは、好みと都会固有の問題である。都会では明るい羽色をした鳥にお目にかかることがほぼない。ぬいぐるみのかるがもは20年来の古参なので、白い羽が経年の汚れで微妙に灰色がかっている部分があるが、そうした部分も再現する予定。

「質感の違い」を描き分けることが、今回も大きなポイントの1つ。今回のモチーフはどちらも茶色だが、片や硬くて透明で光の反射があり、もう片方はふかふかと柔らかく、輪郭さえはっきりしない。また、ぬいぐるみという愛らしいモチーフなので、見る人がきゅんとするような愛らしさを紙の上に再現できれば。

描き方について

テキーラ瓶は、6H鉛筆から4B鉛筆まで幅広く使用。4H・6H鉛筆といった芯の硬い鉛筆は、こうした固く透明なモチーフにおいて威力を発揮する。かるがもは今のところほぼH鉛筆で、部分的にHB鉛筆。

どちらもモチーフが焦げ茶なので、仕上がりが近付くにつれ、手の側面に鉛筆の粉がついて、キャンバスを汚す恐れがある。それを避けるため、2つのモチーフのおおまかな形を取った後は、左のテキーラ瓶から描き込んだ。こうした描き方の方が個人的には描きやすい。デッサンの描き方講座を見ていると、左右並行でバランスよく仕上げていく方も多い。

描いている最中に、かるがもが自宅のどこかに仕舞われてしまい見当たらなくなった。1ヶ月経っても出てこないので、テキーラ瓶のみを仕上げて一旦中断。

水彩色鉛筆画:ガラスボトル(炭酸瓶)

ガラス瓶5本を縦に並べ、白いスケッチブックに鉛筆と水彩色鉛筆でデッサンした絵。モチーフは左から順に、薄緑色のコーラの空瓶、MOETの緑色に金ラベルのシャンパンボトル、白い天使のラベルが貼られたドイツビールの茶色い空瓶、Monopoleの黄緑色のシャンパンボトルの空瓶、ラムネの水色の空瓶。

モチーフ コカコーラの空瓶 1本、ラムネの空瓶 1本、
シャンパンボトルの空瓶 2本、ドイツビールの空瓶 1本
使用画材 スケッチブック、三菱鉛筆uni 数本、ステッドラーの水彩色鉛筆48色セット、
その他色鉛筆多数、茶系水彩絵具、練り消しゴム
製作場所 T先生の絵画教室
光源 自然光と蛍光灯を併用。自然光は3Fの窓から採光、時間帯は14:00-17:00
完成日 2016年02月13日

モチーフについて

水彩色鉛筆を使用したかったので、T先生の教室に保管されていた瓶のうち、色のついた瓶だけを採用。

ラムネ・コーラ・シャンパン×2・ビールと計5本もあるので、構図に悩み、当初はラムネ・コーラ・ビールのいずれか2本を選んで、前列に据えようと思っていた。が、シャンパンの値段が恐ろしく高いこと(下記リンク参照↓)、T先生がシャンパンが一番お好きなことなどモチーフに関する情報を仕入れていくうちに、シャンパンが貴婦人に見えてきたので、前列は貴婦人方にお越しいただくことにした。

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偶然にも、モチーフに採用した瓶には全て炭酸が含まれていたので、それに気付いてからは「炭酸シリーズ」と勝手に名付けて呼んでいた。5本とも瓶の色も形もラベルも美しく、描いていてとても楽しかった。

描き方について

まず、鉛筆デッサンとして通用するくらい、三菱鉛筆uniで形をしっかり描き込んだ。H鉛筆などで立体を構成する面をがりがり描き込んだが、4B鉛筆以上の濃い黒は、この時点ではまだ置かなかった。

その後、スケッチブック全体に淡いセピア系の水彩絵具を刷いた。茶系の水彩は、いつものごとく2~3色は混ぜた。カラーインクDr.Martin Radiantのセピア↓(28B)は使ったと思うが、水彩用パレットに長年端座したままの色を毎度そのまま使うので、どのメーカーのどの色がスケッチブックに乗ったのかは、描いた本人にも分からない(笑)

最後に、色鉛筆で細部を塗り込む。細部を彩る色鉛筆は、水彩色鉛筆と通常の色鉛筆を区別せず利用した。メインで使用したのはステッドラーの水彩色鉛筆48色だが、MITSUBISHI油性色鉛筆など、他のメーカーの色鉛筆なども使用。

コカコーラ瓶の淡い緑が、手持ちの水彩色鉛筆だけでは出せず、四苦八苦した記憶がある。実物は、もっと色が淡い。水彩で淡い色を出すのは簡単(水を足すだけ)なので、色鉛筆で淡い色を出すのにこれほど苦戦するとは、想定していなかった。
色鉛筆を買い足すなら、濃い色より淡い色を買い足された方が賢明だと感じた。

水彩色鉛筆画:青いワインボトルと色ガラスのランプ a blue wine bottle and colorful glass lamp

画面左は、水彩色鉛筆で描いたピーロート・ブルーのワインの空瓶(pieroth blue burg layer schlosskapelle 2010)。ワインボトル全体が透明な群青色のガラスで出来ており、コルク栓は外されており、細身。画面右は、赤青緑のガラスのランプ。A BLUE BOTTLE WINE AND COLORFUL GLASS LAMP.

モチーフ ピーロート・ブルーの青い空瓶(pieroth blue burg layer schlosskapelle,2010)、色ガラスで出来たランプ
使用画材 スケッチブック、三菱鉛筆uni、練り消しゴム、水彩色鉛筆(ファーバーカステル48色セットなど)
製作場所 T先生の絵画教室
光源 自然光と蛍光灯を併用。自然光は3Fの窓から採光、時間帯は14:00-17:00
完成日 2015年06月27日

モチーフについて

ボトル瓶もランプも、T先生の絵画教室に保管されていたもの。ピーロート・ブルーのスタイリッシュで美しい群青色をしたワインボトルに見惚れ、描かせて頂くことにした。ボトルが細身で置いているだけで美しく、たわわに実った葡萄の描かれた金色のラベルが、群青色のボトルによく似合っていた。カラーインクや油性色鉛筆など、他の画材で描いても面白いと思う。

色とりどりのガラスのランプは、ピーロート・ブルーのワインに釣り合う丁度良いモチーフだった。色のついていない箇所のガラスが厚めで僅かに濁っているところもあったので、少し古い時代に作られたものではないかと推察する。
ランプはN先生の絵画教室でも少なくとも3枚は描いたモチーフなので、ランプは大きさや形を問わず、絵にしやすい題材なのだろう。形が面白く、透明ガラスや金属など質感の異なるものが組み合わされており、単体でも他のモチーフと組み合わせても一幅の絵になる。中にアルコールランプの様な芯が入っているのを眺めたりしたが、実際に火を入れて灯したことはなかった。

反省

描き上げた当初は満足していたが、後から振り返ると、モチーフに対する理解が浅く、モチーフと水彩色鉛筆の魅力を引き出せていないのが目につく。
ワインのwebサイトを確認したところ、”pieroth blue burg layer schlosskapelle”というワインの特徴は、下記のようなものらしい。


『ノーズはフレッシュで、梨と青リンゴのニュアンスを持ち、レモンと柑橘類の含みを伴う。ミディアムボディ、フレッシュ、しなやかでフルーティな風味はまろやかな酸味を示し、滑らかでクリーンな長い余韻』


ワインそのものの色は、ごく淡い上品な小麦色だと後で知った。軽めで少し甘口で女性にも飲みやすく、種々の果物の持つ爽やかさがボトル全体から溢れるような感じなのだろう、と推察する。
こうした雰囲気が漂うよう、もう少しフレッシュさを追求して描いても良かった。お値段もやや高いので、上品さや気高さをプラスしても面白いだろう。機会があればリベンジしたい。

鉛筆画:グラス a water glass drawn by pencil

透明ガラスで円柱形の出来たウォーターグラスを、白い画用紙に三菱鉛筆UNIで鉛筆デッサンし、完成した絵を正面から撮影した写真。グラスはところどころ光を反射し、白く輝いている。背景は白い机。グラスと机が接する部分には、光を帯びたグラスの影ができている。

モチーフ 透明ガラスで出来たグラス 1つ
使用画材 画用紙(裏面)、三菱鉛筆uni 数本、練り消しゴム
製作場所 Aスクール
完成日 不明

モチーフについて

石膏でできた多面体のデッサンの課題を終えた後、質感の異なる物を単体でデッサンする課題に入った。その中の1枚で、ガラスの質感を持つ者として、ガラスのコップが選ばれた。モチーフ自体は、雑貨屋で売ってそうな、シンプルな形をした水飲みグラスだった。コップの底面から縁にかけてが外に広がっていないタイプなので、石膏の円柱をデッサンした際に身に付けた描き方がそのまま転用できる。そこにガラスの質感や、光の反射によるきらめきや陰影をプラスして描くイメージ。

デッサンとは直接関係がないが、元々ガラスや陶器で出来た食器を見て回るのが好きで見慣れたモチーフだったので、相性の良いモチーフと言えると思う。一度も見たことのないモチーフより、何度も触れて質量や質感を肌で理解しているモチーフの方が、正直描きやすい。創作の幅は広がらないかもしれないが…。

描き方について

グラスの形をざっくり取るところからスタート。H鉛筆・HB鉛筆を中心に使ったが、光が反射するガラスの明るい部分には2H鉛筆と4H鉛筆を使用。もしかしたら、6H鉛筆も使ったかもしれない。

だいだいの形を取ることができたら、細い鉛筆線を縦に何本も重ねて引いていき、コップの側面を少しずつ描いていった。この時心持ち濃い線を引いておくと、後の工程で見栄えが良くなる。コップの底面付近にある黒い横縞のような模様は、ガラスの厚さと光が生み出す模様でとても美しく、ガラスの質感を表現する重要なポイントになる。このグラスの場合この部分はガラスが厚いので、光の反射が他と異なってこうした模様になるようだ。HB以上の濃さの鉛筆でしっかりと描いた。また、底面の部分も同様にガラスが厚くガラスらしさが存分に出ている箇所なので、2H・H・HBの鉛筆を中心にしっかり表現するよう心掛けた。グラスの縁の部分の厚みを濃いめの鉛筆で表現した後、ガラス製品で最も楽しい作業にようやく取り掛かれる。練り消しゴムの汚れていない真っ白な面を使って、グラスの光が反射している部分を練り消しゴムで消していく。この時、何度か使って灰色に汚れた練り消しゴムは使わない方がいい。他の鉛筆線を汚さないよう一息で消す必要があり、消すのに失敗すると修復に時間がかかる。グラスの側面部分は練り消しゴムを広く使って、弱い力で広い面積を消し、底面の部分は練り消しゴムを細い鉛筆状にして、狭い面積を強く消した。消した後、その部分は面を構成していた鉛筆線がなくなってしまうので、4H鉛筆や6H鉛筆で、薄く線を塗り重ねて完成。こうした絵ほど、4H鉛筆の有難みを感じる。

鉛筆デッサン:グラスとレモン a glass and lemon drawn by pencils

平らな白い台に置かれた透明なガラスの水飲みグラス1つとレプリカのレモン1つを、白い画用紙に三菱鉛筆uniで鉛筆デッサンし、描き上がった絵を正面から撮影した写真。レモンが手前でグラスが奥に写っている。グラスには透明感があり、グラスのの縁や底や側面は、光を反射し白く光っている。レプリカのレモンは表面がつるんとしており、やや重そうな印象を受ける。

モチーフ グラス1つ、レプリカのレモン1個
使用画材 画用紙(裏面)、三菱鉛筆uni 数本、練り消しゴム
製作場所 Aスクール
光源 スタンドライトの白色蛍光灯。
完成年月日 不明

モチーフについて

2物を組み合わせてデッサンする、という課題の1枚。グラスについては、単体デッサンで同じ形の水飲みグラスを使い、この絵で一度描いているので、今回は2枚目。レモンは初登場。
 → 前回描いたグラスの絵については、こちら

2物の大きさと位置関係を紙の上に表現すること、2物の色や質感の違いを捉えることなどがポイント。

描き方について

単体デッサンより段違いで、2物デッサンは難しい…。
単体がどれほど正確で魅力的に描けても、2物の位置関係を正しく把握し平面として表現出来なければ、2物の片方が宙に浮いて見えたりと、見る人にひと目で明らかに分かる違和感を与えてしまう。この絵も、何度直したか知れない。描いていると単体の細部に気を取られるので、自分では眺めていても気付かないことも多かった。Y先生に指摘されて初めて気づいて修正、の繰り返し。

グラスの方は形・質感とも及第点だと思うが、レモンについては、ごつごつとした質感が表現し切れておらず、こちらも指摘を受けた。光を反射して白く見える箇所は質感が見えづらく、また、陰になり黒っぽく見えるところも質感は見えづらい。そのため、光でも陰でもない中間の部分でしっかり質感を表現しなければならないのだということを、この課題を通して初めて知った。

鉛筆デッサン:ウィスキーボトルとグラス a bottle and waterglass drawn by pencil

ベルベットの青い布に包まれたウィスキーボトル1本と、8割ほど水の入ったグラス1つを、ワトソン紙のスケッチブックに2B鉛筆でデッサンし、スマホで撮影した写真。グラスの縁は正十角形に近い形をしている。ベルベットの布には、「Royal」から始まるロゴが大きく刺繍されている。ウイスキーボトルの口元は、紐で蝶結びにされ、紐は2本とも瓶の正面に吊り下がっている。

モチーフ グラス 1つ、青いベルベットの袋に入ったウィスキーボトル 1本
使用画材 ワトソン紙のスケッチブック、三菱鉛筆uni 2B、練り消しゴム
製作場所 N先生の絵画教室
光源 自然光のみ。自然光は2階の窓から採光、時間帯は14:00~17:00
完成年月日 2010年03月27日

モチーフについて

どういう経緯でこのウィスキーボトルを描き始めることになったのか、あまり覚えていない。ベルベットの袋は手触りが良く、色に深みがあって美しかった。口元を結んでいる紐や”Royal Saha…”と刺繍された糸は金色で、ベルベットの深い青と良く似合っており、Royal(意味:王室)という名に相応しい上品さがあった。ウィスキーの銘柄は不明。

ウィスキーボトルなので、グラスもあった方が良かろうと思い、ウィスキーに見立てた水を入れてグラスを添えた。ウィスキーといえば琥珀色の液体に氷が入っているものだという事実には、無事描き終わり数年経った後に、ようやく気付いた(笑)

描き方について

グラスを完全に添え物扱いしてしまい、労力の9割くらいをワインボトルとベルベットのみに費やしていた。折角の透明グラスの形が歪んでいるのは、愛情不足のなせる技だと思っている…。

ベルベットの布は元々の色が濃い上に、取り出し口が紐で結ばれているので皺も多く、色や形がさまざまな影が出来ていたので、影が不自然な形にならないよう注意しながら描いていった。

この絵で恐らく初めて企業ロゴの描画にトライした。企業ロゴは、モチーフの持つ面の上に書かれていることが多いので、遠近法の影響をもろに受ける。この絵もウィスキーボトルが右奥に向かって斜めに置かれているので、企業ロゴもボトルとだいたい同じくらいの角度で右上がりになるよう、斜めに傾けて描かねばならない。また、右が奥なので、理論上はロゴの見え方も右に行けばいくほど遠く小さくなる。Royalの文字の上と下に真っ直ぐな補助線を薄く引いておき、その線をはみ出しすぎないよう注意しながら描いた。補助線を平行線で引いてしまうとアウトなのでご注意を。この企業ロゴは文字数も少なく、文字飾りも無く、1つ1つの文字も肉眼で読めるくらい大きいので、まだ楽だ。
酒瓶には必ず美しいラベルやロゴが付いてくるが、文字数が多く、その文字も大小入り混じっていて、飾り線やイラストなんかも添えられていると、描き手にとっては恐怖である。酒瓶のラベルは美しい。できることなら、そのデザインの美しさを損なわず実物に忠実に描いてあげたい。そう思うが、思うだけで描けるほど現実は甘くはない…。

鉛筆画:ワイングラス a wineglass drawn with pencil

ワトソン紙のスケッチブックに、2Bの三菱鉛筆でワイングラス1つを描き、撮影した写真。絵は完成している。ワイングラスは丸い形をしており、柄が長い。ワイングラスの背景は、鉛筆で黒く塗りつぶされている。

モチーフ ワイングラス1つ、藍色のハンカチ(背景)
使用画材 ワトソン紙のスケッチブック、三菱鉛筆UNI(2Bのみ)、練り消しゴム
製作場所 N先生の絵画教室
光源 自然光のみ。自然光は2階の窓から採光、時間帯は14:00~17:00
完成年月日 不明。2007年12月から2008年7月の間

モチーフについて

ワイングラスはN先生の教室に保管されていたもの。飲み口の部分のガラスが通常のワイングラスより僅かに厚めで、手荒に扱っても割れにくくなっていること以外は、普通のワイングラスと変わらない。ハンカチについては全く記憶がない。藍色ではなく黒色のハンカチだったかもしれない。

程良い大きさの段ボールを1~2箱見つけてきて台にし、平らな木の板を重ね、さらにその上に白い布を置いてから、ワイングラスを設置。教室は2階で、部屋の片面だけに窓があり、部屋の大きさの割に窓が大きかったので、デッサンに重要な自然光が十分入り込むという有難い環境だった。向かって右側から自然光が差し込むので、この頃描いた鉛筆画は左に影が出来ているものが多い。鉛筆デッサンに慣れてからは蛍光灯の下でも描けるようになったが、デッサンを習い始めた初期の頃に自然光の下で描くよう叩き込まれたのは、非常に良い経験だった。ご指導下さったN先生に感謝。

この絵の課題は、向こう側が透けて見えるような透明なものを描くコツをつかむこと。そのため、色の濃いハンカチを壁に取り付けて背景にしてある。

この絵が、N先生の絵画教室の、必須カリキュラム第5枚目。あと1枚で、必須カリキュラムは終了になる。この6枚構成のカリキュラムは、とてもシンプルで短く、やり遂げると絵の下支えをしてくれる。また、この必須カリキュラムは全員が通る道なので、初対面の生徒同士でも「第4枚目は難しかったよ」「第6枚目はそうでもない」などと共通の話題を提供してくれ、教室を和やかにするのに一役買っていた。

最終的に、このワイングラスの絵とこの風景画を、教室展に出品し1週間ほど飾って頂いた。身内の不幸があったため教室展覧会の開催中には殆ど参加できなかったが、見ず知らずの方に自分の原画を見て頂けるというのは、不思議な体験だった。

以来、他の絵画教室の教室展を街中で偶然見かけた時は、心おきなく作品を拝見させて頂くことにしている。物凄く下手なのにどうしても忘れられない絵に出会うなど、街の教室展ではプロの美術展にはない面白い体験が多い。

描き方について

記憶が薄いので、割愛。

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