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気管支喘息とハウスダストアレルギーの治療に適したマスク

ハウスダストアレルギーと気管支喘息の発作を効果的に防いでくれるマスクがようやく見つかり、文字通り毎日持ち歩いて愛用している。が、なぜか、そのマスクはドラッグストアの店頭で見かけたことがない

ウイルス対策マスクのパッケージ外観を、正面から撮影した写真。パッケージは緑色で、「ウイルス対策マスク」「SFC・F95-A」「普通サイズ」とロゴが印刷されてる。

↑ Favorite Mask!

ドラッグストアの店頭に並んでいるマスクは、マスクと肌の隙間から空気が漏れてしまうマスクが多い、と感じる。ハウスダストアレルギーの体質があり既にアレルギーの症状の出ている方や、気管支の弱い方が、そうしたマスクでハウスダストや花粉の侵入を防ごうとすると、マスクと肌との隙間から異物が口や鼻に入り込んできて、喘息の発作が起きてしまう

とはいえ、スーパーや本屋など病院ではない店内に入る時まで、肌に完全密着するSARS対策用N95マスクを着けるのは、さすがに目立って恥ずかしい。

「ハウスダストとダニと花粉は確実に防ぎたいが、普通の形をした市販のマスクで、性能の良いものはないか」

と10種類近くマスクを試し回った結果、こちらのマスクに落ち着いた。

繰り返し使用できるウイルス対策マスク

行きついたのは、花粉対策マスクではなく、ウイルス対策マスクだった(笑)
調べたところ、花粉とウイルスでは粒子の大きさが大きく異なるそうで、花粉よりもウイルスの方がずっと小さい。空気中のウイルスを高い確率で遮断できるなら、ウイルスより粒子の大きい埃や花粉も、遮断できることになる。

ちなみに、連続使用時間は12時間で、10回繰り返し利用でき(=10回使用してもウイルス遮断率が落ちない)る。普通サイズも、小さめサイズもある。

抗ウイルスマスクのおもて面を撮影した写真。

↑抗ウイルスマスク拡大図(表) おもて面は不織布。

抗ウイルスマスクの裏面(拡大図)

↑ 抗ウイルスマスクの裏面(拡大図) うら面は木綿。

ハウスダストやダニの遮断効果が高い

このウイルス対策マスクを着けたまま10~20分身体を動かすと、花粉用マスクとの違いがはっきりと分かる。

「何か、息苦しい」

微小のウイルスを99.8%遮断するほど高性能のフィルターが、ウイルス対策マスクの布の部分に備わっている。そのため、やってくるウイルスやハウスダストの大半をシャットアウトする代わりに、空気の透過率も低めなのだと思う。

使い始めた当初は、息苦しい=喘息発作が起きた と早とちりし、慌てて安全な場所に逃げたりしていたが、単に一時的に空気が少なくなったことによる息苦しさなので、心拍数やピークフローメータの値を計ると、値が正常の範囲内でキープしていた。
アレルギー症状が起き、喘息発作が起きると、心拍数は毎分90回を超えるが、このマスクの着用時は、息苦しさを感じても、心拍数は毎分60回前半~70回後半を保っていた。
(ちなみに外出の際は、心拍数で安全・危険を便宜的に判断することが多い。外出先で、都度ピークフローメーターを取り出して計るのが手間なので…)

このマスクのお陰で、スーパーや百貨店など、生活に必須なのに訪れることの出来なかった、あらゆる場所に入りやすくなった。店内では歩くので、ウイルス対策マスクを着けていると多少息苦しさを感じるが、少し息苦しいくらいで行きたい場所に行けるなら、何の文句もない。
喘息やアレルギーのためブログ管理人が入れなかった場所については、こちらへ

自宅掃除の際も、N95マスクかウイルス対策マスクを着けている。より密着度の高いN95マスクの方が喘息発作を起こす確率は低いが、N95マスクが手元にない時や真夏のむし暑い時は、ウイルス対策マスクで代用している。(真夏にN95マスクをつけると、口元だけがサウナのようになる…)

終日マスクを着けていられる

不織布2枚と帯電化学繊維1枚と木綿生地という4層構造になっているので、花粉用マスクより分厚く、作りがしっかりしているように感じる。着け心地は花粉用マスクとさほど変わらず、圧迫感はなく、1時間以上着けていても、ゴム紐で耳が痛くなったり、跡がついたりするようなこともない。

ウイルス対策マスクの4層構造フィルタが図つきで説明されている。

↑ パッケージ裏面に掲載されていた図。フィルタの4層構造が分かりやすく説明されている。

肌への密着度を上げて埃シャットアウト効果を高めるべく、マスクの紐を結んで短くして使うことも多いが、それでも耳が痛くなった記憶がない。(耳が痛くなるより先に、息が苦しくなるからかもしれないが…)

マスクの連続使用時間は12時間が限度だそうだが、ハウスダストアレルギーの場合、喘息発作の起きる場所は「室内」か「埃or煙の多い場所」に限られるので、発作の起きそうな場所でだけ使っている。12時間ぶっ通しで使ったことは、残念ながらまだないが、8時間なら支障なく使えた。

抗ウイルスマスク全体が入るようにマスクの上から撮影した写真。えんじ色のカーペットが背景にある。

↑ 抗ウイルスマスク全体像。

繰り返し使える

汚れや臭いが付かない限りマスクを繰り返し使ってok、という点には驚いた。
実際に着けてみて試しても、本当に繰り返し使え、繰り返し使っても臭いがついたり、へたれたりしなかった。埃を防ぐ機能も落ちていないようで、何度か使った後のマスクを着用して出歩いても、咳込んだり、喘息発作の回数が増えたりすることはなかった。

抗ウイルスマスクのパッケージについている、Repeat10のロゴを拡大した写真。赤と黒の文字で「Repeat 10」とはっきり書かれている。

↑ マスクのパッケージについている「10回繰り返し使用可」のロゴ。

ウイルスを殺すため、3枚のマスクを用意して1日(12時間)使用するごとに48時間陰干しする必要はあるが、帰宅後自室の窓を開けて付けていたマスクを吊るしておけば済む話なので、手間はかからない。

春夏に至ってはウイルスは正直どうでもよく、ハウスダストとダニだけ食い止めて貰えればそれでいいので、外出時だけ着用して1週間に1度だけ干すという横着な使い方をしているが、特に問題なかった。(衛生面ではアウトかもしれないが…)

ちなみに、水や洗剤などで洗う必要はない。

抗ウイルスマスクの製品パッケージ裏面を撮影した写真。

↑ パッケージ裏面。

ウイルス対策マスク1枚で、連続12時間×10回分使えると仮定すると、マスク3枚で計360時間使える計算になるので、実は使い捨てのマスクより圧倒的にお安く、経済的である

ハウスダストアレルギーに効果ありなら、花粉症の方にも効果が高いと思うので、何故このマスクが小売店で売られていないのか、よく分からない。

マスクの性能(遮断度)をアップさせる

耳にかける紐を固結びして短くすると、マスクと肌との隙間が狭くなり、より密着度が増す。密着度が増すと、マスクを通さずにやってくるハウスダスト・ダニ・花粉・ウイルスの量を減らすことができる。

単純すぎる方法だが、異物を防ぐ効果は不思議と高かった。マスクのフィルター性能より、マスクの密閉度の高さの方が、ハウスダストやダニを防ぐのに関係が深いのかもしれない。ウイルス対策マスクに限らず、市販の花粉防止用マスクや飛沫防止用のサージカルマスクでも、同じ方法を用いることができる。

白いウイルス対策マスクの紐を固結びし、正面から撮影した写真。紐の真ん中に結び目が出来ているのが見える。背景はベージュの石。

↑ マスクの紐を縛った後はこんな感じ。

抗ウイルスマスクを使用する上での注意事項

夏は汗やファンデーションで汚れやすい

真夏にも愛用していたが、汗や汗で落ちた化粧がマスクについてしまい、10回使う前にマスクが汚れてしまうことが時々あった。
白いマスクなので、汚れが付くと目立つ。また、ファンデーションや日焼け止めも汗とともに落ち、マスクを汚してしまうことがあった。

夏に利用される際は、汗を軽く拭いてから使用する、冷房の効いた室内と室外では別のマスクを使用するなど、一工夫すると良いと思う。

健康な人が気管支喘息とハウスダストアレルギーを発症する職場環境

1年前まではごく普通の健康な会社員だったが、勤務先の埃っぽい環境に長く身を置いた結果、ハウスダストアレルギーと気管支喘息が持病になってしまった。

今まで、喘息やアレルギーの既往症はおろか、入院や手術をしたことさえない健康体だったので、どういう条件が揃えば、健康な人がハウスダストアレルギーや喘息を発症してしまうのかをシェア。

なお、 発症に至るまでの経緯や症状を折に触れ人に話すことがあるが、 医師・転職時の面接官・人材コーディネーターの方々・友人・親戚に至るまで、

 「こうした事例は聞いたことがないですね…」
 「本当にいまどきそんな会社あるんですか?」
 「にわかには信じがたい」
 「何回聞いても、大変そう」
 「……(絶句)」

と、驚愕からしみじみとした同情まで、皆様いろいろな反応を返して下さるので、際立って特異な環境に身を置いていたことだけは確かだ。

気管支喘息とハウスダストアレルギーを発症した職場環境

5年以上掃除されていない部屋

私は普段サーバを操作するエンジニアとして働いているが、当時の勤務先(ワークスアプリケーションズ社)に、顧客サーバを遠隔操作で扱うことが特別に許されている部屋あった。

その部屋で毎週週4から週6くらい、朝10時前から夕方〜夜23時まで2年半に渡って勤務し続けたら、気管支喘息とハウスダストアレルギーを2点セットで発症した。

発症後に分かったことだが、その部屋は会社側がビルの清掃業者に入室を許可しておらず、入室に必要な電子カードも渡していなかった。そのため、その部屋は5年に渡って、殆ど掃除がされたことがなかった(!)。 確かに、その部屋はぱっと見てすぐに分かるほど埃の量が桁違いで、部屋全体が倉庫か紙屑入れのようだった(笑)

「埃の多い部屋だな」
「この部屋に入ると、よく咳込むな」

と思ってはいたが、勤務先はワークライフバランスを無視した業務量でも有名な企業だったので、私も殺人的業務量のとばっちりを受け、平日には通院はおろか、美容院で髪を切る時間(約1時間)すら取れない有様だった(これでも女なのだが…)。

黒いパソコンのキーボードに、埃が隙間なくびっしりと積もっている写真。キーボードは日本語表示で、EscキーやTabキーが写っている。背景は灰色の金属製の台。

↑ 数年間まともに掃除されていない部屋に置かれていたキーボード。とにかく埃が凄い

定期清掃を導入しようと、ルンバ購入の稟議を勤務先にかけあったり、面談の折に上司に相談したりはしていたが、いかんせん割ける時間が少なく、会社も金を生まないことには積極的に動いてくれない。
私の担当していた業務はその部屋でしかできなかったため、埃に耐えながら、業務を続けざるを得なかった。

ちなみに、最終的に発症したハウスダストアレルギー&気管支喘息は、マスクをしてもスーパーや衣料品店に入れないレベルのものだった。入店すると10分以内に息切れが起き、呼吸が苦しくなり、心拍数が毎分90回を振り切って喘息発作が生じる。

現在、絶賛労災手続中である…。

職場全体が埃だらけ

白い窓枠に灰色の埃がびっしりと積もっている写真。窓枠の下に、灰色の電源タップがあり、電源タップにも埃が積もっている。

↑ 室内のガラス窓付近

部屋単位の汚さランキングは「5年間掃除されていなかった部屋」がトップだが、5年間掃除されていなかった部屋が目立たない程度には、他の部屋も十分汚かった(笑)
企業別で見ても、残念ながら、今まで勤務させて頂いた会社の中でこの企業が最も汚く、汚さレベルもダントツだった。

今思い返すと、コピー機も自販機も電子レンジも冷蔵庫も傘立ても、とにかく会社内にあるありとあらゆる物に、埃が積もっていた。
「うっすら積もる」という生やさしいレベルではなく、歩きながら3〜5m離れた場所から視界に入った時に、「埃が積もっているのがはっきりと分かる」ようなレベル。

気管支喘息を発症した会社で、当時置かれていた傘立てを撮影した写真。黒い傘2~3本の柄に埃で積もり、柄が灰色になってしまっている。

↑ 勤務先に置かれていた傘立て

事業所全体の清掃はビルメンテナンス会社に外注していたが、依頼内容が掃除機かけとゴミ捨てだけで拭き掃除を依頼しておらず、時間を割いて拭き掃除をしないといけないという風潮も社内にないため、机や棚や傘立てなど床より上にある備品には、埃や髪の毛や紙ゴミが静かに降り積もっていた。

ちなみに当時は、机を軽く水拭きすると1時間もしないうちに、またうっすらと埃が積もった(!) 勤務先はおしゃれなビルの高層階で
、窓は全てはめ殺しで室内は埃だらけなので、空気中に漂う埃が多すぎたようだ。

従業員は、10cm先に埃がどっさり積もった台に珈琲入りのマイコップを置いたり、蓋を開けた衝撃で埃が舞い散りそうな電子レンジで、持参したお弁当をチンしたりしていた…

気管支喘息を発症した会社で、当時置かれていた執務机を撮影した写真。薄い灰色の机の上に、はっきり見えるくらい埃が積もっており、髪の毛が2本落ちている。水色と青色の2種類のLANケーブルのコードが、机の上に這っている。

↑ 勤務先の執務デスクの上。大体どの机もこんな感じ。

従業員は埃だらけでも平気

あまりに埃が多いと、働く人も感覚が麻痺してくるのか、目の前の机や椅子やパソコンに慢性的に埃がびっしり積もっていても、気にも止めずに仕事を続ける方が大多数。 掃除をしようという考えが、まず頭に浮かんでいなかった。
それよりも仕事で目に見える成果を出し、人事考課で社内評価を上げて、出世したがっている人の方が多かった。従業員の約9割を男性が占める職場だったからだろうか。

机だけでも定期的に水拭きして貰おうと、勤務先の本社の部署に掛け合ったことがあるが、

「東京本社で先行して行ったことがあり、猛反発を受けた」
「拭き掃除をして欲しいというニーズが、地方事業所にあるとは考えにくい」

という理由で却下され、驚いた。

今までお世話になった他の勤め先は、定期清掃の方が毎朝軽く水拭きして下さったり、デスクの島ごとにウェットティッシュの筒↓が置かれていて各自拭くことになっている職場ばかりだったので、「清潔や社内衛生に、ここまで無頓着な会社があるのか…」と呆れた。

後日デスクの島ごとにウェットティッシュを置くよう要望してみたが、

「東京本社ではそうしたことを行っておらず、地方事業所だけ行うと本社も行わなければならないので、許可できない」

という理解不能な理由で、またしても却下された。
役員や顧客が頻繁に出入りする本社こそ、こまめに掃除した方がいいと思う…

私物を好きなだけ持ち込んで構わない職場で、おもちゃのフィギュアや日本酒や山積みのレトルトカレーが、人様のデスクに置かれているのを見かけたことがあるので、机を触られる=自分の部屋を荒らされる、という気分になるのかもしれない。

ビル空調設備が壊れている、強制的に停止させられる

こちらも喘息発症後に判明したことだが、ビル空調の約半数が、壊れたり風量を変えられていたりして、本来の性能を発揮できない状態のまま放置されていた。

事業所の入ったビルの空調設備は、定期的に点検することが法律により定められているので、ここまでくると立派な法律違反である。

だが、空調設備が壊れていても、異音でもしない限り、従業員は気が付かない。私の場合も、喘息発症後9ヶ月が経った頃に、社内調査を経てようやく判明した。定期点検が必要という事実も、法律に明るい方や長年人事総務に携わった方でなければご存知ないだろう。そのため、盲点にはなりやすい。

相対湿度が40%未満で、毎年冬に風邪・インフルエンザが蔓延する

職場内の相対湿度は、季節を問わず40%から70%の間であるよう、建築物衛生法で定められている。しかし私が喘息とハウスダストアレルギーを発症した職場は、秋・冬・春にかけての相対湿度が、法の定める基準値40%を下回っていた。

相対湿度が40%を下回ると、喉等の上気道の粘膜が乾燥し、抵抗力が下がる。埃の多い職場なので、粘膜は埃等の異物でも傷つけられ、更に抵抗力が下がる。逆にインフルエンザウィルスの生存率は、相対湿度40%未満の方が高くなる。

結果として職場環境は、ウイルスなどが体内に侵入しやすく、発症もしやすい環境になっていた。

そのためか、私の勤務先は、以前勤めていた職場と比べて、冬に風邪やインフルエンザでダウンされる方の数が非常に多かった。
20代~30代前半の男性が職場の約9割を占めており、スポーツ好きな人も多かったので、病弱な人が多いわけではない。にも関わらず、毎年冬にはチーム内・部署内で次から次へと風邪・インフルエンザの罹患者が出て、どのチームも急に人が欠け、仕事に支障が出ていた。

新卒入社でその勤務先で働いている方は特に疑問に思わなかったようだが、以前製薬会社で勤務した経験がある人間から見ると、少々異様と思える状況だった。

また、風邪・インフルエンザは、気管支喘息の悪化要因の1つである。私自身も発症前の冬に2度も風邪を引いたので、発症していた喘息はより悪くなったのだろうと思う。

花粉症・アレルギー性鼻炎・目のかゆみに苦しむ方が多い

職場に5年10年と勤めている従業員に、花粉症・アレルギー性鼻炎・アレルギーによる目のかゆみを訴えている方の数が、不思議なほど多かった。

喘息治療を続けていると、どうしても世間話で体調の話が出る。その際、「私もハウスダストアレルギーです」「私は鼻炎があります」等々、会う人会う人アレルギーや花粉症の症状があることを口にされる。

調べてみると、埃の成分にはハウスダスト・ダニ・花粉等が含まれているので、埃が多い=花粉も多い ということになる。勿論ハウスダストやダニも多いので、花粉症の方、アレルギー性鼻炎の方に出くわしやすいことにも、合点がいった。

なお、私の他にも、喘息の方、喘息一歩手前の症状が出られた方も各1名おられたことを付け加えておく。

気管支喘息とハウスダストアレルギーの発症に至るまでの時間

約2.5年

勤務した期間は3年1ヶ月だが、最初の半年間は見習いということもあり、仕事の負荷が軽く、残業時間も短く、埃部屋で働く時間もそこまで長くなかったので、実質2年半と考えていいと思う。

発症者の病歴や体質

入院歴・手術歴なし。会社員なので、年1回の健康診断受診を義務付けられていたが、痩せすぎ以外では引っかかったことはなかった。(痩せすぎでBMIだけ毎年引っかかっている)

病気は、年に1回風邪を引く程度。2ヶ月に1度くらい偏頭痛、半年に1度くらい生理痛で2〜3時間ほど動けなくなることがある。花粉症はなし。子供の頃、アトピーの症状は数年出ていたが、小児喘息を患ったことはなかった。

発症前は気づいていなかったが、発症後に血液検査を受けると、2回ともハウスダストアレルギーとダニアレルギーが陽性だった。但し、陽性と言っても7段階中の2のレベル(RAST値が2)でしかなく、発症確率は約13%。

終わりに ~好きなことができなくなる~

喘息は一度発症してしまうと、現代の医学では治す方法が確立されていない。ハウスダストアレルギーも同様に、確実に治す方法が見つかっていないので、毎日毎日抗アレルギー薬と分厚いマスクで症状を抑えるしかない。

それでもスーパー・コンビニ・衣料品店・書店・図書館に入れないなど、日常生活はかなり制限を受け、不自由な暮らしを強いられた。
 → 筆者が入れない店・場所についてはこちらへ

好きなところに自由に行けないと、苦しく、ストレスも溜まる。ストレスが溜まっても、下手なところに出向くと逆に発作が起きるので、自宅等の限られた場所で発散させるしかなく、そんな状態が何ヶ月も続くとさすがに気が滅入ってくる。

仕事でも活動が制限され、私のようにエンジニアから事務仕事へ異動させられたり、転職を余儀なくされたり、やりがいのある仕事ができなくなったり、年収が大幅に下がったりする。

ハウスダストアレルギーも気管支喘息も、発症する前に環境を正してしまう方が圧倒的に楽であることは、疑いようがない。
掃除が面倒で、掃除することに意義を見いだせなくなったら、こうした事例を思い起こして頂ければと思う。

気管支喘息の発作が起きる場所(ハウスダストアレルギー・ダニアレルギーの患者の場合)

「喘息の症状をを惹起じゃっきさせるものがあるなら、それから離れることが治療の第一」

とお世話になっている喘息専門医の先生が仰られていたので、自分が今までに喘息の発作を起こした場所と、その状況をメモ。
同じ病気&体質で苦しむ方の参考になれば。

■気管支喘息の発作が起きた場所・状況

・衣料品店

具体的には、5階建のUNIQLO店舗の1~2階フロア、GUCCI・LOUIS VUITTONの立ち並ぶ地上階の婦人服フロア、スーパーの2階に併設されている衣料品フロアがNG。

特にUNIQLOは酷く、5階建のUNIQLO店舗の1階に足を踏み入れて1分も経たないうちに、心臓がばくばくと脈打ち、心拍数が跳ね上がり、呼吸が浅く速くなった。大急ぎで品物を買い滞在時間10分程で店外(屋外)へ逃れたが、残念ながらアウトだった。

翌日から容態が悪化して毎日小発作を起こし、平地でも5分も歩くと息が上がるようになり、発作用吸引薬(サルタノール)の使用回数が、週0回から週2回に急増した…。特に歩行時の息切れは顕著で、15分ごとに立ち止まって休憩を挟まないと、呼吸が苦しくて歩き続けることができなかった。

喘息発作・喘息症状とも衣料品店にいる時が最もひどく、抗アレルギー治療を始めて4ヶ月を過ぎても、衣料品フロアは入るだけで喘息の症状が出る。よほど喘息&ハウスダストアレルギー患者の身体に合わないのだと思う。私の喘息発作の引き金となるのは埃(ハウスダスト)だが、ハウスダストの成分の約50%は衣類や布製品から出る繊維らしいので、掃除や換気で除去できる量をはるかに上回る繊維類が、空気に乗って店内からフロア中に広がっているとしか考えにくい。

現在は、衣料品店・衣料品フロアには立ち入らないようにしている。衣服は、ネット通販でしか購入しない。ただ、UNIQLOだけは例外で、店員さんに事情を話し、代金を支払った後自宅で試着させて頂いている。(気に入らなければ、翌日レシートと服を持ち込むと返品できる。UNIQLOさんに陰ながら感謝)

・スーパーなど品揃えの多い小売店

具体的には、百貨店地下2階の食品売り場、地元のスーパー3件、ホームセンター1件がNG。

スーパーは、文字通り毎回喘息発作を起こす。非常に高確率で10分~15分以内に動悸・息切れの症状が出るので、今では抗アレルギー剤の効き具合を確かめるバロメータにしているくらいだ。どの食品エリアが喘息発作を誘発しているのかは、残念ながら分からない。

高級路線の新築スーパーが最も喘息発作がひどく出るので、高級品が多い=商品の回転率が悪い=埃が積もりやすい のだろうかと推測している。良心的な価格帯で通路が広めのスーパーが、喘息症状が一番マシだった。

百貨店の食品売り場は、アルコール類の置いてある区域が駄目だった。ウイスキーやワインの瓶に埃が積もっていた時点で、購入を諦めた方が良かったと後で反省した。
お酒は腐らず生鮮食品に比べて製品の回転率が低いので、古い埃が積もりやすいのだと思う。

喘息治療がかなり進んだ後でもNGだったのが、ホームセンター。売り場をうろついているだけで頻繁に咳が出る。こちらも素人が日常的には使わない製品が多いので、製品の回転率が低く、古い埃がうっすら積もっていた。

現在は、食料品店・ドラッグストア・雑貨店等の小売店舗には立ち入らないようにしている。 物の多い場所や、倉庫から出したばかり物が多い場所は、手入れが行き届かず、物に埃が残っている可能性が高い。

購入は極力ネット通販を利用するようにしているが、牛乳を切らした時など、どうしても店舗に入らざるを得ない時もある。その場合は、ウイルス対策マスクのうち最も信頼できるマスクを身に付け、欲しい商品がどこに置かれていか店舗内マップで事前にチェックして、入店から退出まで10分以内で収まるようにしている。
 → おすすめのウイルス対策マスクについては、こちら

但し、体調が良い時に5分程滞在するくらいなら発作が起きないこともあるし、コンビニは起きる場合と起きない場合があるので、全ての小売店が常に危険なわけではない。

・コンビニ

具体的には、行き慣れたセブンイレブン1店舗。

セブンイレブンの店頭を撮影した写真。「7-ELEVEN」の看板が写っている。

↑ コンビニ(セブンイレブン)

気管支の調子の良い時は、ファミリーマート3店舗・セブンイレブン1店舗のどこに入店しても問題なかったが、喘息発作の起きたその日に通い慣れたセブンイレブンに入すると、3分も経たずに発作が起きた。

発作が起きると気管支が過敏になるため、普段なら問題のない場所でも喘息症状が出やすくなってしまう。調子の悪い時には、コンビニ全般を避けた方が無難。

・パソコンやサーバの多い部屋

喘息治療を始めて半年以上経った今も、N95マスクという高性能マスクなしに勤務先に入室すると、動悸と息切れの症状が出る。症状が最もひどかった時は、勤務先でただ座ってパソコン操作をするだけで、動悸・息切れ・呼吸困難の喘息小発作を毎日起こしていた。座っているだけの2時間の会議の途中で、胸骨が上下し口から息を吐かないともたない程の息切れが起き、会議を途中退出したことも何度かある。

最終的には職場の産業医からドクターストップがかかり、ハウスダストアレルギーが収まるまで休職とのことで、休職2ヶ月半を言い渡された
休職が解け時短勤務者として職場復帰した後も、抗アレルギー剤の薬とN95マスクで防御している状況で、職場で3回以上発作を起こしている。

当時の勤務先は、ワークスアプリケーションズという人事系システムの開発と運用を手掛けるIT企業で、パソコン台数が多い上に管理が悪く、フロア中が埃だらけだった。壁や仕切りのないだだっ広いフロアに、人が120人以上、パソコンが150台以上、社内検証用のサーバが十数台置かれていた。通路は狭く、デスクのあるフロアは芋の子を洗うような人口密度で、人とパソコンとの間隔も広いとは言い難かった。その上、古いブレードサーバーなど埃を溜めそうなサーバ・デスクトップ型パソコン類も、サーバルーム等の別室に隔離して音・温度・埃を管理することなく、電源が常時入った状態で、手近な机にむき出しのまま置かれていた。

この勤務先は何故か職場全体で衛生観念に欠けており、殺虫やカーペット洗浄を行ったことがなく、棚やロッカーの拭き掃除も定期的には行われていなかった。自分が普段使っているデスクを水拭きすると、1時間後にはまた埃が積もってしまうほど、埃の量が多かった
職場内にある冷蔵庫や珈琲メーカーなど食品の置かれているエリアも例外ではなく、慢性的に埃が積もり、珈琲メーカーも冷蔵庫もさも当然のように埃にまみれていた。

…ビルの清掃業者が、床だけ毎日掃除機をかけて下さっていたにも関わらず、この有様だったということには、絶望するしかない。

ITに造詣の深い方はご存じかと思うが、年単位で利用されていたパソコンは、外蓋を開けると中が埃だらけだ。パソコンの蓋を開けた後、技術屋がまずやるのは、掃除機やエアダスター↓というスプレーで埃を取り除くこと。そうしないと、メモリもCPUも埃に隠れてよく見えない(笑)

パソコンは熱が溜まりやすいため、放熱の為のファン(小型扇風機のようなもの)が備わっており、冷えた外気をパソコン内部に取り込んでパソコンを冷やし、温まった空気をまた外部へと送り出す仕組みになっている。埃は空気中に舞っているので、ファンを通じて空気がパソコン内部を通るたびに、パソコン内部に埃が徐々に蓄積されてしまうようだ。つまり、「パソコンは埃の貯蔵庫」とも言える。
パソコンやサーバは精密機械なので、元々熱や埃に弱い。いい技術者がいると、ハードウェアのメンテナンスをするついでに、パソコンの中も軽く掃除をしてくれる。が、知識のない方ばかりだと、何のメンテナンスもされないまま酷使されるので、壊れるのも早い。

喘息持ちが勤務する際、最優先事項は年収や働きがいではなく、共に働く人の衛生観念と空気環境だ。実際私は、年収や働きがいは申し分なかったが、職場の衛生観念や就業環境が変わる気配がなかったため、出勤すらままならなくなり、やりがいも年収も半分以下に急減し、退職を決意した。

職場の同僚(特に上司)の衛生観念は、必須でチェック頂いた方がいい。男性の多い職場は、特に要注意。一般的に男性より女性の方が綺麗好きで、汚れているところがあればこちらが指摘する前に気づいて掃除してくれることが多く、こちらからお願いした場合も快く掃除してくれる。

当時の職場は、超長時間労働も蔓延していたので、課長職以上に男性しかいなかった。女性管理職が1人でもいれば多少なりともマシだっただろうに、と残念に思う。

・換気窓のないビルの高層階

 
具体的には、換気窓のないオフィスビルの20階・21階。

埃(ハウスダスト)は、主成分が布製品の繊維で、その他ダニ・髪の毛・皮膚・紙ゴミ・花粉などから生成されている。そのため、屋外から入ってくる量より、人とその周辺から生成される量の方が多い。窓を開けて風が通り換気が出来ると、部屋を舞う埃(=喘息発作を引き起こすアレルゲン物質)が減り、喘息持ちは楽になる。(外から入ってくる土埃はアレルゲン物質ではないので、吸ってもハウスダストアレルギーによる発作は起きない)

ダニは、気温25度前後で湿度が高く、日の当らない場所に好んで棲息する。カーテンやブラインドで日差しを遮っている部屋は要注意。外向きの窓が無いとこまめに換気出来ないため、ダニも繁殖しやすくなる。
生きているダニではなく、ダニの卵や粉々になったダニの死骸など、よりサイズの小さいダニの方が体内に取り込まれやすく、悪影響を及ぼしやすい。体内に多量に入ると、アレルギー症状を引き起こしてしまう。

気管支喘息を患ってからは、

 「喘息症状が出た時、すぐに外の空気を吸えるか」
 「外向きの窓を開けるか」

の2点が、外出先や滞在先を選ぶ基準になった。ビルの高層階で外開きの窓がない部屋にいると、エレベーターに乗らないと屋外の空気が吸えないため、喘息発作が起きた時外に逃げるのに時間を要し、発作が長引くことが多い

発作用吸引薬を使って対処療法で発作を収めても、喘息発作の起きやすい環境(=ハウスダストなどの気管支を刺激する物質が空気中に多く、気管支が刺激されやすい環境)にいると次なる発作が起きかねないので、なるべく早く逃げられることは大事。外の空気が30秒以内に吸えると、軽い喘息症状なら吸引薬なしでも10分程度で収まる。

※花粉症もお持ちの方は、花粉の飛び交う季節に窓を開けると、症状が悪化する恐れがあるのでご注意を。

・2時間以上の睡眠不足

普段より2時間以上短い睡眠で起床した日は、終日速すぎる心臓の鼓動と呼吸困難に悩まされる。普段発作が起きた時、発作用吸入薬は1回2吸引を使えば収まるが、2吸引を2回以上繰り返さないと収まらない日もある。

小発作まで進行しないとしても、睡眠不足の日は心拍数が終日毎分80回を超えていたり(普段は毎分60回~70前半)、喉や肺がムズムズして調子の悪いことが多いので、自分に必要な睡眠時間の長さは把握しておいた方がいい。それを下回って起床した日は、昼寝や仮眠をしてでも、睡眠不足を補う方が良さそう。

・衣替え

具体的には、夏物から秋冬物への衣替えの作業と、畳んだ衣服約50着が保管してある木製棚の棚板4枚を高さ調整した時がNG。

衣料品はよほど気管支喘息とハウスダストアレルギーに良くないのか、窓を全開にできる環境下でも、衣替え作業に没頭すると発作を起こしてしまった。特に棚板の高さを調整する作業は、衣服を出し入れしながら10分以上に渡って大量の衣服の周りや棚に近づいたままになるので、息切れの強い喘息発作が起きた。

「よく使いよく洗濯する清潔な衣類」は発作リスクが低いと思っていたが、状況によってはNGとなることに、改めて気付かされた。

・築30年以上の古いビル

具体的には、築40~50年の雑居ビルの地下2階、築30年以上の銀行ビルの1階、築80年の石造りのビルの3階。

古いビル内の風景を撮影した写真。石造りでエレベーターホールが見えている。

↑ 築年数の古いビル

埃が溜まっているから駄目なのか、ビル建築に使われた材質が古いから駄目なのかはよく分からないが、築30年以上の古い建物も高確率で小発作が起きる。

フロアに滞在して10分も過ぎると動悸・息切れの症状が出るので、慌てて屋外に逃げている。10分以内に気付いて屋外に逃げられるなら翌日まで動悸・息切れを引きずることは少ないが、事務手続きなどで1時間以上の滞在を余儀なくされると、翌日から1~2日は、気管が狭まり動悸・息切れを起こしている。

ただ、私の実家は築35年だが、毎日のように掃除機や拭き掃除をしているので、連日終日滞在しても喘息発作は起きない。古くとも、広すぎない住宅で掃除が行き届くなら、問題ないのかもしれない。

・長時間(1日合計5時間以上)の会話

職場の上司との面談で約2時間話し、その後掃除の行き届いた居酒屋で、水と梅酒1杯を交互に呑みながら、3時間半ほど職場の先輩と1対1で会話した翌日、喘息の症状が目に見えて悪化した。

居酒屋店内にいる時から奇妙な疲労感を感じていたが、帰宅後は強い睡魔に襲われ、何もせずそのまま眠った。翌朝起きると強い疲労感・倦怠感があり、15分以上連続歩行出来ないほど気管支が狭くなり喘息が悪化(増悪)していた。(数日前は30分間連続歩行出来ていた)

痰も普段の倍の頻度に増え、発作用の気管支拡張薬を吸引するまで、心臓が速いテンポでずっと脈打っており、口元に手を当てると明らかに息が吐かれているのが分かるほど、呼吸が荒くなっていた。

普段からあまり長々と話すタイプではないので、急に何時間も話すと、肺や気管支に負担がかかるのではないか、と推測している。

・美容院

具体的には、商業施設の3階にある20席くらいの美容室。
10年以上通っている美容室だが、体調の悪い時に1~2時間滞在した際、その日から翌日にかけて喘息の発作が起きた。

■気管支喘息の発作が起きかけた場所・状況

・閉め切った部屋でお焼香を焚かれた時

親族の20人程が集まる法事で、扉・窓を閉め切った部屋で法事を行った時、お焼香の煙で気管支がムズムズし、軽い発作が起きかけた。

幼児や子どもの参加者がゼロだったため、騒ぎ声や笑い声が少なくシーンとした雰囲気で、お経開始早々に席を外して外へ出ることも憚られ、辛かった。

法事は、喘息に良くないと分かっていても、回避しづらいイベントの1つだと思う。
お線香やお焼香の煙は気管支を刺激するので、喘息発作を誘発する恐れがある。が、近しい親族やお世話になった方のお通夜・お葬式は、出ない訳にもいかない。せめて窓もしくは出入口付近の席を確保し、少しでも肺や気管支に良い空気を得られるよう注意したい。

ちなみに、屋外のお墓参りでお線香数本をお供えする程度なら、特に問題なかった。

・水を挟まずお酒だけを飲む

アルコールで喘息が悪化するかは、何度か試したことがある。私の場合は、水を挟まずにアルコールだけ飲み続けると、その日の夜から咳込む回数が増え、症状が悪化した。

だが、水 → お酒 → 水 → … と交互に口にしながら1杯を2~3時間かけて呑むと、喘息症状が起きない。酒に弱いと、こうした飲み方でも十分ほろ酔いになる。

現在は、職場の大規模飲み会(送別会以外)は喘息を理由に全て断り、煙草を吸わない人を中心に6名以下の少人数で飲み会を開くよう心掛けている。こうした場だと、飲み会開始時点から水やお茶を頼みやすく、万一発作が起きた場合も、途中帰宅しやすい。

・掃除機かけ・水拭き掃除・棚の掃除

畳の上に黒いルンバが置かれている写真。ルンバのボディは黒で、縁の部分は灰色。畳は黄色っぽくなっている。

↑ ルンバ

具体的には、ルンバで掃除する時と、雑巾で古い埃の残った場所を水拭きする時。

自宅でも、マスクなし・換気なしで掃除すると、容赦なく喘息発作が起きそうになる。呼吸が荒くなったり、胸が苦しくなったり、咳が出たりする。特に古い埃がたっぷり積もった場所は非常に危険。喘息を患った後は、掃除にルンバと脚立が必須になり、掃除の仕方が大きく変わった。
 →喘息の悪化を防ぐ掃除方法については、こちらへ

自宅の掃除は自分のペースででき、発作の気配を感じたら掃除を中断して窓の外に逃げればいいので、毎度発作には至らない。

・スターバックス

スターバックスコーヒーの外観を撮影した写真。屋外に置かれている緑の日よけテントが写り込んでいる。

↑ スターバックス

具体的には、オフィス街の一角にあるスターバックス1Fの、レジ・ドリンク受取口の周辺。

基本的に喘息がコントロール不良(=発作が起きやすい)でも飲食店はほぼ入店できるのだが、スターバックスは唯一の例外だった。店舗に入って3分程経つと、呼吸が荒くなった。店員さんがドリンクを作るエリアの壁際に埃がそれなりに積もっていたので、意外にもスタバは掃除に力を入れていないようだ…。

幸いスタバは屋外席が充実しているし、テイクアウトもできるので、5分以内に屋外へ逃げることができ、喘息発作には至らなかった。

・図書館

具体的には、区役所の地下1階にある小規模図書館と地下1階~2階建の市立図書館。

図書館では出入口や壁周辺に埃が積もっており、入室して数分も経たないうちに動悸&息切れの喘息症状が起きるので、本が読めない(笑) 入館後10分以内に借りたい本を全て借りてすぐ外に出なければ、身体が危険。
市立図書館は、建物が大きく出入口が広いので出入口近辺では問題ない。が、地下1階など本が多く外気が届きにくいところに行くと、動悸&息切れの症状が出てくる。
図書館は人も物(本)も多いので、掃除が行き届きにくいのかもしれない。

・紙煙草のけむり

気管支喘息を患ってから、喫煙中の人には一切近づかなくなった。

道端で吸っている人がいれば、3~5m離れて風上に立つようにしている。職場の飲み会も、喫煙者が1人でも出席されるのであれば、喘息治療を理由に、欠席にして頂いている。
気管支喘息を患うと、普通の人よりはるかに気管支が過敏になるので、さまざまな有害物質を含んだタバコの煙は、百害あって一利なし。道行く人の副流煙が原因で発作が起き、自分の薬の量が増えるなんてバカバカしすぎる。なお電子タバコも、通常の煙草よりも少ないが有害物質が含まれていることに変わりないので、紙タバコと同じ扱いにしている。
 → 職場での受動喫煙を避ける方法については、こちら

・木工製品用ワックス(BRIWAX)を長時間塗った時

正確には、夏に換気している室内でBRIWAXを塗布した時。

BRIWAXは喘息治療を1年以上継続した後に使ったが、それでも塗布中に咳が止まらなくなり、苦しい思いをした。

BRIWAXには、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドや、トルエンなどの揮発性有機化合物が含まれている。塗布後十分換気を行い数時間経つとこうした化学物質の濃度が薄まるのだが、塗布中は人体に影響を与えるほど高濃度で化学物質が空気中を漂っている。それが、気管支に悪影響を及ぼす原因になったと考えられる。
 →BRIWAX塗布中に空気測定を行った記事についてはこちらへ

■発作が起きない場所・状況

発作が起きても不思議ではないのに起きなかった場所も、参考までにメモ。
基本的に、屋外はどこも問題なし。気温の高低や天気・季節の移り変わりも問題なし。
食べ物も、お酒以外は問題なし。辛い食べ物も、中辛カレーとキムチと生姜とわさび少量と和からし少量はセーフだった。

・真冬の屋外

冷たい空気が気管に入ると喘息発作が起きやすいらしいが、屋外にはアレルゲン物質が少ない所為か、喘息の症状が悪化したり発作が出たことは今のところない。
(当然の事ながら屋外に出る際は、マスクをつける、首元にマフラーを巻く、等の最低限の備えはした上で外出)

・排気ガスの多いところ

勤務先や自宅は都会のど真ん中にあり、大気の空気質はさほど宜しくない。近くに広い国道もあり、3車線は当たり前という環境。平日祝日とも交通量は多く、車のストップアンドゴーも頻繁に行わるため、排気ガスの量も多い。
だが不思議と、排気ガスを吸うことで発作が起きたことは、今まで1度もない。

但し、排気ガスの多いところなど、慢性的に空気の悪いところで育つと呼吸器疾患になりやすい・悪化しやすいという研究結果は出ている。排気ガスでは発作が起きない方も、避けられるなら避けた方が無難。

・大都会の人混みの中

幸か不幸か都会暮らしなので、往来の激しい大都会の地下通路を行き来することも多い。が、不思議と呼吸困難になったことは1度もない。

・飲食店(スタバ以外)

ハードロックカフェの店の看板を斜め左下から撮影した写真。写真は夏の昼間に撮影された。

↑ カフェ

スターバックス以外の飲食店で、呼吸困難や喘息症状が出たことは一度もない。普段分煙か全席禁煙の店しか入らないようにはしているが、飲食店の客席フロアには元々物が少ない上、机が頻繁に水拭きされるなど掃除がそれなりに行き届いているからだと推測している。

・土埃の舞うグラウンド

晴天続きのある日に、小学校のグラウンドで半日運動会を見る機会があったが、土埃はアレルゲン物質ではないので、喘息発作は起きなかった。ハウスダストアレルギーのアレルゲン物質に該当するのはいわゆる「綿ぼこり」で、「土ぼこり」は対象外。

■注意事項

※ 私はハウスダストアレルギー及びダニアレルギーを発症したことが元で気管支喘息(アトピー型気管支喘息)を発症したため、ここではハウスダストアレルギーとダニアレルギーが起因となる気管支喘息発作について記載する。
同じ気管支喘息でも、アレルゲン物質がハウスダストやダニではない方は、避けなければならない物質や状況が違ってくると思われるので、ご注意を。なお、一般的に、アレルギーだけが気管支喘息の発作を引き起こす要因ではなく、冷たい空気やストレス等、他の原因で発作が起きる方もいる。

※ 気管支治療用吸引薬を毎日吸入し、マスクを着用している状態で、喘息発作が出た(出そうになった)場所・状況だけを記録する

気管支喘息患者が「カルピス 守る働く乳酸菌 L-92」を8ヶ月間飲んだ結果(ハウスダストアレルギーとダニアレルギーが陽性の喘息患者の場合)

いい加減スーパーに喘息発作なしに入れるようになりたいので、ハウスダストアレルギー改善のために、アレルギー症状が収まるまで「守る働く乳酸菌 L-92」を1日1本飲み続けることにした。

「守る働く乳酸菌L92」21本を積み上げて撮影した写真。白いキャップのペットボトルと「L-92」と書かれた赤いラベルが写っている。

↑ 購入した「守る働く乳酸菌 L-92」飲料

L-92乳酸菌のハウスダスト・ダニアレルギーに対する研究結果

ハウスダスト・ダニの通年性アレルギー性鼻炎をもつ方々に、L-92乳酸菌を8週間摂取頂いた臨床試験の結果が、カルピスのウェブサイトに公開されている。L-92乳酸菌が、ハウスダスト・ダニアレルギーに対しても一定の有効性があることが確認されたそうだ。

グラフ等の詳細情報は、カルピスのウェブサイト↓にて確認できる。
カルピス由来健康情報室 「通年性アレルギー性鼻炎」への有効性データ
http://calpis-kenko.jp/l92/research.html#section2

但し、人間には個体差があるので、どんな薬も食べ物も、他人によく効いたからといって貴方に効くかどうかは分からない。逆もまたしかり。

「守る働く乳酸菌L-92」の外観・味・保存方法

外観

1日分が200mlのプラスチックペットボトルに入っている。中身は、牛乳よりやや透明な乳白色。
グラスに注いだ「守る働く乳酸菌L92」飲料を撮影した写真。小さい透明なグラスに白い液体が入っている。画面左には、「L-92」の赤ラベルが貼られた、200mlのペットボトルが置かれている。ペットボトルの白いキャップには、「CALPIS」と書かれている。

カルピスのロゴが付いているだけあって、見た目も味もカルピスに似ている。カルピスを甘さ控えめにし、ヤクルトの味を少しだけ足したような印象。この味なら、子どもも飲めると思う。

量も200mlで多すぎず、4歳~7歳の子どもが毎日おやつに飲むくらいの量。味がしっかりついており、僅かだがとろみが付いていて飲みごたえがある。

甘いものが苦手な方は、毎日飲むのが辛い可能性があるので、「アレルケア」の錠剤を選ばれた方がいいと思う。

保存方法・賞味期限

未開封であれば常温で保存できる。自宅や勤務先のロッカーで常温保存できるのは有難かった。念のため夏の間だけは、未開封のものも冷蔵保存していた。
開封済みなら冷蔵保存が必要。

8月上旬に注文し1週間後に到着した品の賞味期限は、同じ年の12月11日と記載されていた。4ヶ月程度なら味を損なわずに飲めるようだ。

入手方法

1日1本毎日飲み続ける上、僅か10本以上で重さが1~2kgに達するので、Amazon等の通販サイトで購入し自宅に発送して貰うのが一般的なようだ。

ここ1年ほどで知名度が増し、近所のスーパーでは牛乳売り場付近や粉末飲料の売り場で売られていた。

スーパーの陳列棚に、L-92乳酸菌ドリンクが展示されている様子。「守る働く乳酸菌 118円」と書かれた値札が貼られている。

↑ スーパーで見かけたL-92乳酸菌ドリンク

生協は、6本セットのみ販売されていた。
会社の福利厚生サイトは、24本セットと30本セットの2種類が取り扱いあり。
生鮮食品を置いている百円均一ショップは、1本ずつ売りに出されていた。
医療機関では、大規模病院内にあるセブンイレブンで、1本ずつ売られているのを見つけたことがある。

2年前は近所のスーパー3件とコンビニ2件のどこを回っても取り扱いがなかったが、最近は随分入手しやすくなり助かっている。

「守る働く乳酸菌L-92」(100ml)との違い

「守る働く乳酸菌L-92」に100mlのものが販売され始めたので、こちらも購入し、試してみた。

カルピスの「守る働く乳酸菌L-92(100ml)」を正面から撮影した写真。背景に、守る働く乳酸菌L-92(100ml)が10本以上写り込んでいる。

↑ 守る働く乳酸菌L-92(100ml) 100mlはキャップが金色

飲んでみて気付いた違いは、100mlの方が従来の200mlのものより、とろみがしっかりと付いている。とろみが増した分飲みごたえがあるので、半量になったにも関わらず、飲み足りないとは感じなかった。

それ以外の味や外見は、200mlのものと変わらない。少なくとも、私には違いが分からない(笑) 1本当たりのL-92乳酸菌の含有量も20.7mgで、従来品(200ml)と同じ。アレルゲンフリーではなく、乳と大豆が成分に含まれているところも同じ。

守る働く乳酸菌L-92(100ml)のパッケージを剥がし、成分が表示された部分を撮影した写真。

↑ 守る働く乳酸菌L-92(100ml)の成分表示

未開封なら常温保存できる点も、従来品と同じ。
公式サイトでは賞味期限は9ヶ月と明記されている。私が2018年7月に購入した品の賞味期限は2019年1月だった。お手元に届いてから約半年は、美味しく頂くことができる。

量が少ない分、冷たい飲み物を控える冬でも、随分飲み続けやすくなった。冬は気管支喘息患者が風邪で弱りやすい時期でもあるので、冬でも飲みやすくなったのは大歓迎したい。

1~2ヶ月分まとめて購入した際、従来品(1本200ml)より軽いので、運んだり冷蔵庫に保存したりしやすくなった。宅配便で荷物を代理で受け取った家族が、重さに苦情を申し立ててくることも少なくなった(笑)

「アレルケア」と「守る働く乳酸菌L-92」の、L-92乳酸菌含有量・成分の違い

L-92乳酸菌の含有量に差はない

L-92乳酸菌を含む製品に、同じくカルピスの会社から販売されている「アレルケア」という製品↓がある。

テレビCMやインターネット広告で大々的に宣伝されたこともあり、アレルギー対策の製品としては、アレルケアの方が有名。主に錠剤の形で売られており、子ども向けにぶどう味のついた錠剤タイプもある。

軽く調べてみたところ、1日あたりのL-92乳酸菌の含有量は「アレルケア」も「守る働く乳酸菌L-92」も同じで、どちらも20.7mgだった。

  • アレルケア(錠剤)…20.7mg配合 (1日あたり2錠)
  • 守る働く乳酸菌L-92(飲料)…20.7mg配合 (1日あたり1本)

ただ、「守る働く乳酸菌L-92」飲料には乳・大豆が含まれる(アレルゲンフリーではない)。乳・大豆の食物アレルギーがある方は、アレルケアしか選べない。

「守る働く乳酸菌L-92」の成分表示

原材料は、下記写真を参照。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料のパッケージを撮影した写真。飲料含まれている原材料や保存方法が明記されている。

↑ 「守る働く乳酸菌L-92」の成分表示

「守る働く乳酸菌L-92」飲料 摂取前と摂取後の経過記録

「守る働く乳酸菌L-92」飲料の摂取開始前

スーパー・衣料品店に市販のマスクをつけて入店すると、喘息の発作が起き、動悸・息切れを起こす。両店舗とも約10分滞在すると、心拍数が毎分90回を越えるくらいの動悸が生じ、口からハアハアと息が出るほどの息切れが起きる。(普段の心拍数は、毎分60台前半~70台後半)

喘息専門医の医師の指導に従い、抗アレルギー剤(モンテルカスト)を1日1錠服用中。喘息治療の吸入薬(レルベア200、スピリーバ)は毎日吸入し、発作用吸入薬(サルタノール)も週1~4回吸入している。

せっかくなので、花粉症持ちの実父(70歳代)にも手渡しし、同じ日に摂取開始。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から1~2週間経過時点

摂取1~2週間では、喘息症状を抑えることはできなかった。反面、70歳過ぎの花粉症には、わずか2週間の摂取で効果が見えはじめた

2週目半ばに、市販のマスクを付けて、毎回必ず発作を起こすスーパーを訪れた。15分間滞在し、店を出てすぐに心拍数を測ったところ、心拍数は丁度毎分90回。呼吸時に胸骨が軽く上下し、走ったわけでもないのにハアハアと息切れしていたので、喘息発作が出てしまっていると判断した。発作による動悸と息切れは翌日まで続き、発作用吸引薬を使って症状を収めた。

ただ、以前は息切れ・動悸の喘息発作が入店後5分と経たずに起きていたが、今回は入店後しばらくもった。発作が起きるまでの時間は、心持ち長くなった気はする。

花粉症については、70歳以上という年齢をものともせず「守る働く乳酸菌L-92」が結果を出してくれたので、勧めたこちらの方が驚いた。

花粉症持ちの実父は、1日1本飲み続けて2週目半ばに、鼻水の量と咳込む回数が明らかに減ってきた。まだ時々咳き込んでいるが、毎日咳き込むことはなくなった。本人は空腹時に飲んでいただけだったらしいが、使用するティッシュの量も目に見えて減り、効果が出て嬉しかったらしい。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から3~4週間経過時点

摂取後3~4週間で、喘息症状が少しだけ軽くなった。70歳の花粉症については、咳すら出ないほど軽くなってきた。

3週目の半ばに、ひと月前に心拍数90オーバーの喘息発作を起こしたビルに、N95マスクをつけて、3時間滞在した。お菓子を頂いたため、途中30分程度N95マスクを外したが、ビルを出るまでも出た後も、喘息発作が起きなかった。快挙!(涙)

4週目は、気管支喘息の発症の原因である勤務先(ワークスアプリケーションズ社)に2ヶ月半ぶりに出勤。勤務中は主治医の指示によりN95マスクを着用しており、心拍数が毎分80台後半まで上がったものの、喘息発作は起きず。

ビル訪問時も復職時も、抗アレルギー薬と「守る働く乳酸菌 L-92」とN95マスクを併用していたので、3つのどれか(もしくは全部)が効果をもたらしてくれたのだろう。

花粉症持ちの実父の方は、咳き込む回数が更に減った。以前は毎日のように「ゴホゴホゴホッ!」と激しく咳込んでいたが、4週目は週の半ばに差し掛かっても、「ゴホッ」という一音さえ耳にしない。頑固で衣食住の変化に極端に弱い実父だが、「守る働く乳酸菌L-92」は気に入りすぎて自らスーパーやコンビニを覗いて回り、「L-92、店では売ってないなあ…」とぼやいていた。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から5~6週間経過時点

呼吸機能検査の結果が、3ヶ月前より改善。ハウスダストアレルギーの症状も実感できるほど軽くなったので気をよくし、喘息のため今まで入ることのできなかった場所も訪れるようになった。但し、体質が完全に改善されたわけではなく、調子に乗って必要な防御を怠ると、喘息発作が起きる。

5週目の始めに、N95マスクではない普通の市販マスクをつけ、専門学校の7階にある教室に3時間滞在。7階という屋外に出にくい環境に、戦々恐々としながら出向いた。が、2時間ほど呼吸は荒くなったものの、喘息発作は起きなかった。
抗アレルギー剤かL-92乳酸菌のどちらかが、ハウスダストアレルギーを和らげてくれているのは、もはや間違いなさそう。

5週目半ばに訪れた、区役所(地上階)もセーフ。だが、同じ建物の図書館(地下1階)はアウトで、10分もしないうちに喘息症状(息切れ)が出て、本が数ページしか読めなかった(笑) 図書館入口の床に埃が溜まっていたので、空気中にもハウスダストの多い場所だったのだろう。慌てて屋外に逃げ、喘息発作にまでは至らなかった。

同じく5週目半ばに、勤務先(ワークスアプリケーションズ社社内)で喘息発作が起きた。勤務先の職場内では常にN95マスクを着用しているが、職場に入って1時間過ぎた頃に息切れが始まり、ピークフローメータの値が基準値の80%未満の危険水域に。結局この日は2度発作が起き、発作用吸入薬を使用。

喘息症状が軽くなったことに気を良くしていたが、僅か5~6週間でアレルギー体質そのものが治ったわけではないという事実に、改めて気付かされた。

6週目の最後に、病院で呼吸機能検査を受けた。3ヶ月前に受けた時より数値が改善し、肺活量などは基準値を上回っていた。

花粉症持ちの実父の方は、趣味のお香を焚いている時は、煙を吸ってゴホゴホ咳込んでいる。が、それ以外では咳き込まなくなった。花粉の時期を過ぎたせいでもあると思う。このまま継続して飲み続けて貰い、来年の同じ時期にどこまで症状が軽くなっているかを見てみたい。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から7~8週間経過時点

実感できるほど、改善傾向が続いている。7~8週は喘息発作0回。喘息症状が出たのも数えるほど。

7週目の後半に、郵便局や会社の会議室にマスクなしで入り、10分~1時間程滞在したが、喘息症状さえ起きなかった。2ヶ月前に発作を起こした美容院に8週目の半ばに訪れ、1時間滞在したが、やはり発作も喘息症状も起きず。

抗アレルギー薬の影響もあるとは思うが、少なくとも、「守る働く乳酸菌L-92」にはハウスダストアレルギーの症状を抑える効果はあるのでは、と思わざるを得ない。吸入薬(レルベア)を7ヶ月、抗アレルギー薬(モンテルカスト)を3ヶ月続けても抑えることの出来なかった喘息発作が、ここにきて明らかに減ってきている。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から9~12週間経過時点

9週目に、埃まみれの部屋にマスクなしで5分滞在した。部屋のあちこちに古い機材が溢れ、窓は開かず、埃がそこかしこに積もっていた。「喘息発作起きるかも」とさすがに覚悟したが、その日もその翌日も発作は起きず。これほど発作が起きないと、逆に不安になる(笑)

11週目に、最後に起こした喘息発作から1ヶ月経過。1ヶ月間1度も喘息発作を起こさなかったのは初めてだったので、素直に嬉しかった。この1ヶ月間で起きた喘息症状(息切れ・動悸)は、2回のみ。

同じ週に「守る働く乳酸菌L-92」飲料を切らせてしまい、L-92を1週間摂取出来なかった
が、症状は特に変わらず。これにより、2~3日間の旅行や出張なら、重い乳酸菌L-92飲料を持っていかなくとも大丈夫、ということが分かった。

N95マスクとウイルス対策マスクは必ず毎日持ち歩いているが、マスクなしで、店舗やビルに入ることも増えてきた。喘息症状の気配すら感じないので、気付いたらマスクなしで入店していた、という感じ。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から13~16週間経過時点

14週目に、ついに治療がワンステップダウン。薬は4種類から3種類へ変更になり、補助薬として使用していた吸入薬(スピリーバ)が不要になった。嬉しい。

花粉症やアレルギーを持つ親族を見つけるたびに、「守る働く乳酸菌L-92」飲料を渡しているが、4週間断続的に飲んだ程度では効果が薄かった、と意見を貰う。
飲んだり飲まなかったりでは効果が出にくいようなので、期間を決め、その間だけは毎日欠かさず飲む方が良さそうだ。その親族も「守る働く乳酸菌L-92」飲料の味や続けやすさは気に入り、自費で購入して断続的に飲むようになった。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から17~20週間経過時点

症状は安定しており、17~20週は喘息発作0回。

19週目に喘息発症の原因となった部屋の古い段ボール20個以上を、棚から下ろし解体して片付ける機会があった。N95マスクを着用し発作覚悟で挑んだが、2時間埃まみれになりながらも、発作は起きず。マスクをしていなかった同僚は、何度かひどいくしゃみに見舞われたらしい…お疲れさま。
喘息を発症した部屋についてはこちら

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から21~24週間経過時点

21週目に、更に治療がワンステップダウン。薬は3種類のままだが、メインで使用してる喘息吸入薬(レルベア)が半量になった。(レルベア200→レルベア100へ変更)
ただ、同じく21週目に、埃に近づきすぎて喘息発作が2回発生。痰や咳の数も増えた。

労災保険の請求のため、21週目に勤務先にある喘息発症の原因となった部屋とその周辺を、スマホで写真撮影した。埃が雪のように積もった机や傘立て、3年以上掃除されていないサーバのあるフロアなど、ハウスダストとダニと花粉がこれでもかと残っているところに近づき撮影を繰り返したため、1時間でピークフロー値が30~40下がり、発作発生。
勤務先が発症の原因であるため、勤務先の空気環境では特に発作が起きやすいのだが、N95マスクをつけていても発作を防ぐことができず、少しショックを受けた。

この一件で、「守る働く乳酸菌L-92」飲料は、ハウスダストアレルギー・ダニアレルギーの体質そのものを変えてくれるものではないように感じた。アレルギー症状を軽減してくれているのは確かなのだが、身体が耐えられない量のハウスダスト・ダニに曝露されると、症状や発作は起きてしまうようだ。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から25~28週間経過時点

25週目に、毎日計測しているピークフロー値が更に10上がり、基準値の90%以上を恒常的に出すようになった。だが、21週目に発作を起こしたので、メイン治療薬はもとの量に増量されてしまった(レルベア100→レルベア200)。

一日のどの時間帯に測っても、ピークフロー値が安定している。スーパーで軽い喘息症状が出る程度。レルベアがレルベア200に戻った後は、痰や咳の数も減少(といっても、痰は1日10回を軽く超えるくらい出る)
28週目に、ピークフロー値が初めて390に達した。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から29~32週間経過時点

12月だったので30週目と32週目に風邪を引いたが、大きく悪化はせず。32週目に、2回に1回くらいの割合で、ピークフロー値が390~400に達するようになった。

30週目は胃腸の風邪だったのでまだマシだが、32週目の風邪は喉をやられた。風邪を引くと気管支喘息が悪化する恐れがあるため、ピークフローメーターでこまめに値を確認していたが、幸いにも、値は大きくは下がらなかった。
どちらの風邪も、1週間程で全快。月2回も風邪をひくところといい、全快に1週間かかるところといい、健常者にはまだ少し遠いと感じた。だが、去年は風邪の引き始めから全快まで2週間弱かかったことを踏まえると、改善はしているようだ。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から33~36週間経過時点

寒さの為、摂取量が週2~3本へ減少。それでも喘息発作が起きなかった。
スーパーや図書館に入るとまだ軽い息切れを起こすものの、鬼門だったUNIQLOへ10分間入店できた。

1月に入り、真冬に毎日「守る働く乳酸菌L-92」を飲むのが難しくなってきた。日中はまだ暖かいので飲めるが、木枯らしに吹かれながら帰宅した夜・夜中には、流石に飲む気がしない。摂取量は週2~3本に減った。

だが、今まで体内に蓄積した分が功を奏しているのか、本数を減らしても発作は起きなかった。ピークフロー値も380~400で安定している。そして、かつて最も酷い喘息発作を起こしたUNIQLOに、10分だけだが入店することができた(!) 個人的には、快挙と言いたい(笑)

「守る働く乳酸菌L-92」飲料摂取開始から37~40週間経過時点

摂取量が週0~1本へ更に減少。発作は起きず。

寒過ぎて摂取量が更に減り、37週~39週はついに1本も「守る働く乳酸菌L-92」を飲まなかった。それでも喘息発作は1度も起きることなく、毎朝フルタイムの仕事に行きスーパーにも何とか入店できていたので、「守る働く乳酸菌L-92」なしでも耐えられる身体になったんだなあ、と感じた。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料は、気管支喘息とハウスダストアレルギーに効果があったか

効果はあった。アレルギー体質を根本的に変えてはくれないようだが、ハウスダストアレルギー・ダニアレルギーのアレルギー症状を抑え、気管支喘息の発作を起こりにくくする効果があった。

「今後も飲み続けたいか」と訊かれたら、「Yes」と答える。というか、既に次の1ヶ月分を確保してある(笑)
「花粉症・ハウスダストアレルギーの人は飲むべきか」と訊かれたら、「毎日苦しみ続けるくらいなら、6~8週間試してみた方がいい」と答える。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料は1本約110円で、ひと月あたり約3300円。効果が出るとその後も飲み続けることになるので、決して安い値段ではない。が、アレルギー症状がどれほど生活エリアを狭め、能力的には軽々できることをできなくさせるか身に染みて理解しているので、できない悔しさ・楽しめない悔しさを味わい続けるくらいなら、試してみてほしいと思う。

…これにより、私は2~3年間カルピス社のカモになることが確定したが、薬の量が減り、気管支喘息の治りが少しでも早まるなら、本望。

後日談。
「守る働く乳酸菌L-92」摂取開始から1年後に抗アレルギー剤(モンテルカスト)を服用せずに済むようになり、1年2ヶ月後に喘息のメイン治療薬(レルベア)が半量に減ったので、医療費が少し安く済むようになった。
2年が過ぎる頃には、スーパーや衣料品店にマスクなしで入っても咳さえ出なくなり、通院も3ヶ月に1度で済むようになった。だが、発症原因となった場所(㈱ワークスアプリケーションズの勤務エリア)には、未だN95マスクなしでは入室することさえできない。(マスクをつけていても入室するだけで咳が増える)

この快復速度が早いのか遅いのかは、他の患者さんと比較したことがないので分からない。だが個人的には、「守る働く乳酸菌L-92」飲料は快復の一助を担ってくれたと感じている。

「守る働く乳酸菌L-92」飲料を試す上での注意事項

アレルギーが気管支喘息の原因かどうかを確認する

気管支喘息の発作を誘発するものは、気候の変化や煙などの気管支への刺激から精神的なストレスまで、多岐に渡る。何が原因で喘息が増悪ぞうあくするのか、何が原因で発作が出るのかを医師の問診・検査等で確認してから、「守る働く乳酸菌 L-92」や「アレルケア」を試す方がいい。

ハウスダストアレルギー・ダニアレルギー・花粉症が気管支喘息を悪化させる因子ではない場合(=アトピー型気管支喘息ではない場合)、「守る働く乳酸菌L-92」を飲んでも効果が出なかった、という残念な結果になりかねない
飲料とはいえ1本100円以上するものなので、早まって無駄な時間やお金をかけない方がいい。

私の場合は、勤務先(ワークスアプリケーションズ社)にある5年間掃除されていない部屋で2年半勤務し、ハウスダストアレルギー・ダニアレルギーを発症して重症持続型の気管支喘息も発症したという病歴なので、

  • 血液検査で総IgE数値が正常の範囲を越えている
  • 血液検査でハウスダストとダニのアレルギーが陽性(IgE-RASTがどちらもクラス2)
  • 気候や心理状態に関わりなく、埃の多い部屋に入ると10~15分で動悸・息切れの喘息症状が出る

ことが既に確認されている。
また、呼吸器内科医である主治医から抗アレルギー剤を処方されている。

胃や腸の悪い時は摂取を控える

感染症胃腸炎で内科にかかった際に、アレルギー体質の方は腸が強くないこと、胃や腸の調子が良くないときは乳製品を控えた方が良いこと、をご指導頂いた。
残念ながら、胃腸の悪い時は、「守る働く乳酸菌」も摂取を控えた方が良さそうだ。

ちなみに、風邪の治療のため1週間ほど摂取を控えたが、その間喘息症状が出やすくなるようなことはなかった。1〜2週間程度ならL-92乳酸菌断食(?)をしても、問題はなさそう。

冬の夜は飲むのが少々辛い

春・夏・秋は特に支障なく飲み続けることができたが、冬に入り温かいものを飲む季節になると、「守る働く乳酸菌」を毎日続けることが格段に難しくなった。

乳酸菌の種類にもよるが、一般的に乳酸菌は温めると菌が死滅してしまうので、真冬でも常温で飲むしかない。だが、冬の夜に凍えながら帰宅した後では、常温とはいえ、さすがに200mlの飲料を飲む気がしなかった。

「守る働く乳酸菌」が200mlから100mlに変わってから冬でも続けやすくはなったが、それでも飲むのが1日おきになってしまうなど、夏と同じようにはいかなかった。

冬だけは「アレルケア(錠剤)」等別のL-92乳酸菌食品に切り替えるなど、続けにくい季節の代替案は用意しておいた方がよさそう。

追記:L-92乳酸菌ポーションタイプについて

近年L-92乳酸菌シリーズに、ポーションタイプのものが発売された。珈琲フレッシュをやや大きくしたようなプラスチック容器に、半透明の白っぽい液体が入っており、よく振ってから水や牛乳で割って飲む、とのこと。

「守る働くL-92乳酸菌」のポーションタイプを撮影した写真。赤いパッケージのポーションが画面全体にたくさん写っている。

↑ L-92乳酸菌のポーションタイプ。珈琲フレッシュを一回り大きくしたような容器に入っている。

100ml飲料のL-92乳酸菌飲料を何本も頼むより明らかに軽そう(=宅配便のお兄さんにも負担が少なそう)だったので、試しに取り寄せて水で割って飲んでみたところ、大変私好みの味で美味しかったので、思わず追記欄を設けた(笑)

味は濃いめのカルピスのような感じで、とろみはついておらず、飲み口もさらっとしている。100mlのL-92乳酸菌にもちろん味は似ているのだが、濃さを自分で調節できるせいか、100ml飲料のものより美味しく感じる。

お湯で割ることはできないようだが、割る水の量を自由に調整できるので、寒い冬により飲みやすくなるのもありがたい。炭酸水にはまず間違いなく合いそうな味なので、夏になったら是非炭酸割りも試してみたいと思っている。

気管支喘息患者の家に布団用掃除機は必要?(ハウスダストとダニのアレルギー持ちの場合)

結論から言うと、必須とは言い切れない。

週1~2回布団を天日干しするだけで、喉の違和感と睡眠中の咳の回数が軽減される。布団専用掃除機をかけた時と天日干しした時の効果の違いは、実感の上ではなかった。
ただ、布団を外に干せない「花粉の時期」「梅雨」「台風の時期」は、布団用掃除機があると重宝した。

Dyson V6 Triggerの青い布団掃除機全体を真横から撮影した写真。布団掃除機は灰色で所々に濃い青が配置されているデザインで、人が操作するボタンなどは赤色になっている。中央に透明なプラスチックでできた出すとボックスがあり、埃が少し溜まっている。

↑ Dyson V6 Trigger 全体像

私はアレルギーが起因となって気管支喘息を発症したアトピー型喘息で、ダニとハウスダストについてアレルギー症状が出ているため、ダニやハウスダストが周囲にたくさん存在すると、喘息発作が起きる。(但し、私は花粉症については、強い症状が出ていないので、花粉の影響はさほど受けない)
布団の場合は、ダニが身体に悪影響を及ぼす。アレルゲン物質となり人体に影響を与えるのは、生きているダニよりもむしろ、死んで粉々になったダニの死骸や糞。粉々になったダニの破片は、目に見えないほど細かい粒子になり、埃として布団や床や空気中に散在している。

インターネット上では、ダニの死骸は天日干しだけでは取り除くことができないので、布団用掃除機で取り除く必要がある、とされている。

Dyson V6 Trigger 布団クリーナー

布団用掃除機は、「Dyson V6 Trigger」というdyson(ダイソン)社製品を、新品で購入し使用。
dyson社製品は、布団用掃除機と通常の掃除機(スティック型ではない)の2台を有しているが、どちらも吸引力が強く埃がよく取れ、短時間で綺麗になるので、ダイソンの掃除機自体はかなりおすすめ。

布団掃除機Dyson V6 Triggerの持ち手の部分を拡大して撮影した写真。電源オンオフを切り替える赤いボタンと「v6 trigger」と書かれた白いロゴが見えている

↑ ダイソン V6 Triggerの持ち手部分。赤いボタンを指で引くと、電源がオンになる

布団用掃除機Dyson V6 Triggerのお尻の部分を拡大して撮影した写真。青いプラスチックで出来た排気口と「MAX」と書かれた丸いボタンが見えている。

↑ ↑お尻の部分。MAXボタンを押すと、強モードに切り替わる。

布団掃除機Dyson V6 Triggerのお尻に取り付けられている排気口の部品を外して撮影した写真。丸くて青いプラスチック部品の中に、白いフィルターが見えている。

↑ 排気口を取り外した状態。何度か使用した後だが、フィルタは汚れていなかった。

布団掃除機Dyson V6 Triggerの底面を撮影した写真。底面に、重さや充電時間や使用上の注意などが明記されているシールが貼られている。

↑ 底面。重さと充電時間が明記されたシールが貼られている。

充電してから使用するコードレスタイプで、3.5時間の充電すると約20分間掃除出来る。
ボディの後ろに「MAX」と書かれたまるいボタンが付いており、MAXボタンを押すと、パワーの強弱を切り替えることができる。強モードでは、連続使用可能時間は約6分。

慣れてくると約20分間で、掛け布団(片面×2回)・敷き布団(片面×1回)・ぬいぐるみ(小サイズ4体)くらいに掃除機をかけることが出来る。

布団掃除機Dyson V6 Triggerのダストトレイを少し開いた状態で撮影した写真。赤いレバーを下向きに1度押すと、透明なダストトレイの底が抜けるようにしてトレイが開く。ダストトレイの中に埃が入っているのが見える

↑ dyson v6 trigger のダストボックスの開き方。底が抜けるように開く…

レバーを下向きに一度だけ押すと、ダストボックスが開く。使い始めたばかりの頃、レバーの役割を知らずに押してしまい、埃を床にぶちまけそうになったことがあるので、ご注意を…。

ダイソン社の公式通販サイト

ダイソン社の公式サイトがあったので、リンク。製品の細かい仕様をお知りになりたい方は、こちらからどうぞ。

dyson公式 ハンディクリーナー

ダイソンv6 triggerで掃除できたもの

  • 敷き布団
  • かけ布団(毛布)
  • ソファー(布製・革製)
  • 座布団
  • 電気カーペット
  • ぬいぐるみ

布製品全般に掃除機をかけることができた。
掃除機をかけることで、布が傷んだり、キズがついたり、といったことは特に起きなかった。布団やぬいぐるみは年に1~2回度お洗濯するが、洗濯の方が、生地の傷みや色落ちが激しいように感じる。

ダイソン v6 trigger 布団クリーナーを使った感想

布団用掃除機をかけると、その場所で眠っても起きた時喉がイガイガしないので、一定の効果はあると思う。だが、正直なところ、使用前と使用後の違いが分からなかった。

敷き布団と毛布は、春から秋にかけて週1~2回の頻度で布団掃除機を使っているが、吸引薬での喘息のコントロールが不十分だった時分は、布団用掃除機をかけた後の布団でも、週1~2回くらい夜明け前に咳で目が覚めてしまうことがあった。布団掃除機だけで夜間の喘息症状を抑えるのは、さすがに無理だったようだ。

吸入薬での喘息コントロールが十分でき始めてからは、天日干しと布団用掃除機で布団のダニを減らしていることが功を奏し、咳や喉の違和感が原因で睡眠を妨げられることはほぼなくなった。睡眠妨害は、月0回~1回程度。

梅雨台風の時期は、曇りや雨の日が多く天日干しがしづらいので、布団用掃除機が見事活躍した。雨に濡れても洗い直せばいい衣類と違い、布団は濡れると大変なので、曇りの日でも天日干しを諦めざるを得ず、代わりに布団掃除機をかけてしのぐことができた。

また、私はイネ科の植物の花粉症があるので、7月上旬から8月にかけては、花粉症で少々辛い。花粉の飛散する時期は布団に掃除機をかけて、くしゃみと鼻水の回数を減らすようにしていた。

ダイソンの布団クリーナーを使う上での注意事項

うるさい

掃除機の間近で音を聞くからかもしれないが、掃除機をかけている間中工事現場の近くのようなうるさい音がする。

夜は、窓を閉めていても使用を憚られる。ハウスダスト・ダニアレルギーの喘息患者が掃除する時は、窓を全開にして掃除することが多いと思うが、この掃除機を掛ける時は騒音が酷いので、ご近所様にちょっと申し訳なく思う。
睡眠の直前に掃除機をかけるのは、ご近所迷惑を覚悟しない限り難しいと思う。

片手で使うには重い

重さが1.6kg以上あるので、男性が使うには問題ないが、女性が片手で連続20分使用するには少々重い。私は数分おきに休憩を挟みながら、断続的に使っている。

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布団クリーナーの使用感その2 ~後日談~

後日、花粉症のひどい方と一緒に暮らす機会があったのだが、気管支喘息より花粉症の方が、布団クリーナーの効果が高かった。

その花粉症の方は、目・鼻が毎日花粉でやられてしまい、ティッシュを手放すことができず、ひどいときは副鼻腔炎にまで悪化して慢性的な頭痛に悩まされていた。春のうららかな陽気の間中、衣類はおろか布団でも屋外に干すことができない。衣類は極力室内干しに、布団も布団クリーナーで代用という生活が始まり、布団クリーナーの有難みを実感した。

音は相変わらずうるさく気にはなるが、布団を外に干さずに済み、外から入ってきた花粉もある程度除去できる、という利便性には代えがたかった。何より、花粉を多く抱き込む布製品全般を掃除することができるので、アレルゲンの根絶に一役買ってくれたように思う。

気管支喘息患者の呼吸機能検査結果・アレルギー検査結果のデータ

同じ気管支喘息に罹っている方の、検査結果のデータが見てみたくなることがある。ので、まずは自分から検査結果を公開。

呼吸機能検査結果(呼吸器内科第1回目、治療開始前)

実測値 % 備考
肺活量 2.48L 79% 正常値は80%以上
1秒量 1.24L 47% 基準値は70%以上
1秒率 52% 基準値は70%以上
肺年齢 95歳以上

投薬治療開始前に受けた検査で、実年齢からかけ離れた検査結果が出た。今まで健康診断で再検査を食らったことがなく、煙草を吸ったことさえないのに、まさかの1秒量50%未満

この時点では、

  • 勤務先(ワークスアプリケーションズ社)の特定の部屋に入ると、激しく咳き込む
  • 何もしていない時も、よく咳が出る

の2つしか自覚症状が無かった。
痛み・喘鳴ぜいめいはなし。
階段昇り降りなどで労作時呼吸困難ろうさじこきゅうこんなんの症状は出ていたが、「年取ったな」「運動不足だしな」としか考えていなかった(笑)

自覚症状のないままフルタイム勤務していたので、平日は朝9時半から夜21時~22時まで平気で勤務し、土日をどちらか1日潰して仕事をすることさえあった。

この時点ではまだ気管支喘息と分かっておらず、慢性閉塞性肺疾患まんせいへいそくせいはいしっかん(COPD)など別の疾病である可能性も残されていた。

この日からスピリーバ(気管支拡張剤)の吸入薬による治療を開始。発作時の薬としてサルタノールも処方頂く。毎日のように入室していたワークスアプリケーションズ社の作業部屋は、入室禁止に。

気管支拡張剤スピリーバとスピリーバが入れられていた箱を、正面から撮影した写真。向かって右にスピリーバの白地に淡い緑のラインが入った箱が置かれている。向かって左にスピリーバ本体が置かれており、プラスチック製のボディや緑色のキャップなど、全体像が見える。背景は木製の机。

↑ COPDや喘息の治療に用いられる吸入薬、スピリーバ。

呼吸機能検査結果(呼吸器内科第2回目、吸引薬開始後8日目)

実測値 % 備考
肺活量 2.58L 81.9% 正常値は80%以上
1秒量 1.55L 58% 基準値は70%以上
1秒率 61% 基準値は70%以上
肺年齢 84歳

相変わらず実年齢からかけ離れた値が並ぶが、数値は多少良くなった。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の疑いの他に、気管支喘息の疑いが浮上し、この日からスピリーバ(気管支拡張剤)とサルタノールに加え、レルベア100(気管支の炎症を抑えるステロイド系吸入薬)の吸入を開始。

気管支喘息の吸入薬「レルベア100」と「レルベア200」

↑ 気管支喘息の治療に用いられるステロイド吸入薬、レルベア100とレルベア200.粉末の薬を口から吸い、気管支の炎症を抑える。

血液検査結果(呼吸器内科第2回目、吸引薬開始後8日目)

気管支喘息は、アレルギーを起因として発症することがある。
アレルギーの有無を検査するため、血液検査も実施頂いた。

実測値 クラス 基準値
好酸球 1.0% 0.0~10.0
IgE(非特異的) 577 IU/ml 0~170
ハウスダスト 2.5 UA/ml 2 0.00~0.34
ヤケヒョウダニ 2.7 UA/ml 2 0.00~0.34
カモガヤ 0.65 UA/ml 1 0.00~0.34
スギ 0.37 UA/ml 1 0.00~0.34
アスペルギルス 0.36 UA/ml 1 0.00~0.34

ハウスダストとダニにおいて、アレルギーの陽性が出た。

ハウスダスト・ダニのアレルギー体質であることが、この検査結果によって裏付けられたわけだが、入るたびに咳込んでいた勤務先(ワークスアプリケーションズ社)は、オフィスビルの清掃が5年間入っていない埃だらけの部屋(!)なので、毎日激しく咳き込んでいたことにも合点が行った。

1週間後に、スピリーバ(気管支拡張剤)の利用を停止。

ちなみに、アスペルギルス(=カビ)・カモガヤ(初夏のイネ科の花粉)・スギがクラス1(=疑陽性)だったが、この当時はいずれも目立った症状は出ていなかった。

呼吸機能検査結果(呼吸器内科第3回目、吸引薬治療後約50日目)

ここから大学病院で診察・検査を受ける。

実測値 % 備考
肺活量 2.81L 89% 正常値は80%以上
1秒量 2.60L 98% 基準値は70%以上
1秒率 91%/td>

基準値は70%以上
肺年齢 表記なし

この検査の約2週間前に、会社を休職。勤務先は冗談抜きでどの部屋も埃だらけなので、アレルゲン物質(ハウスダスト・ダニ)からようやく離れることができ、心からほっとした。

アレルゲンから離れたことが功を奏したのか、2週間かけて咳と痰の回数が減り、労作時呼吸困難の症状が出なくなった。喜んでいたら、呼吸機能が実年齢の正常値に近接するところまで回復していた。
閉塞性換気障害へいそくせいかんきしょうがいも一旦解消。

吸入薬でコントロールされているだけとは言え、治療開始から2ヶ月未満で呼吸機能がここまで回復するとは驚いた。
レルベア100と医師に深く感謝。

特定の場所を訪れると喘息症状が惹起じゃっきされる可能性が高まったため、レルベア100をレルベア200に変更。

血液検査結果(呼吸器内科第3回目、吸引薬治療後約50日目)

実測値 クラス 基準値
好酸球 1.2% 0~6.4
総IgE 607 IU/ml 0~340
コナヒョウダニ 2.9 UA/ml 2 0.00~0.35
ヤケヒョウダニ 2.7 UA/ml 2 0.00~0.35
カモガヤ 0.7 UA/ml 1 0.00~0.35
スギ 0.46 UA/ml 1 0.00~0.35
アスペルギルス 0.37 UA/ml 1 0.00~0.35

大学病院でもアレルギー検査も再度実施頂いたが、結果は市中病院での結果とほぼ変わらず。今回はハウスダストが検査項目になかったが、医師は「ダニが陽性ということは、ハウスダストもありますね」と仰られていた。

1ヵ月後に、抗アレルギー剤の錠剤(モンテルカスト)の内服を開始。

モンテルカスト10mgの錠剤を上から撮影した写真。オレンジ色のプラスチックパッケージに入れられた錠剤と、パッケージから取り出された薄いオレンジ色の錠剤が1粒写っている。

↑ モンテルカスト(抗アレルギー剤)

掃除と収納で、気管支喘息の悪化を防ぐ

ハウスダストアレルギーとダニアレルギーのアレルギー症状が既に出てしまっている気管支喘息患者の、掃除・整理整頓の方法をご紹介。手間とお金のかからないアレルギー対策を模索中なので、喘息患者の身体に負担がかからず、効果の高かった掃除・収納方法をシェアする。

布製品はこまめに天日干し

敷き布団と掛け布団(毛布)を片面2時間ずつ直射日光の下で干すと、起床時に喉に違和感を感じる(喉がイガイガする)回数が減った。天日干しすることで、アレルゲン物質であるダニの死骸や糞を減らすことができ、風通しを良くすることでハウスダストやダニそのものが減るからではないかと推測している。

布団は重く、雨に降られたら悲惨で、少々手間でもあるが、お金はほぼかからない。掛け布団や毛布を干すだけでも効果があるので、できるだけ頻繁に(週1~2回くらい)天日干しすることおすすめしたい。

布団以外にも、座布団・クッション・ぬいぐるみ・ウール100%の服など、布製品でダニが生息しそうだと感じたものは、残らず天日干しすることにしている。

但し、花粉症をお持ちの方は、天日干しすることで症状が悪化する恐れもあるため、必ず事前に主治医とご相談を。

干せないものは布団クリーナーで掃除機をかける

布製の3人掛けソファーなど、天日干しができないできないものは、dysonの布団用掃除機(布団クリーナー)で2~3日に1回掃除機をかけている。
 → 布団クリーナーの詳細についてはこちら
 
布団クリーナーは少々お高い。新品で買うと30000円くらいする。購入するか約2週間迷ったが、家族から強い要望があったこともあり、購入に踏み切った。

ソファー・クッション・敷き布団・掛け布団・ぬいぐるみ・電気カーペット・座布団と思いつくまま掃除機をかけているが、正直天日干しとの効果の違いは分からない。どちらも、導入してから喉のイガイガの症状が無くなったので、喘息の増悪を防ぐ効果はあると思う。
現在は、天日干しした後布団用掃除機で吸う、という合わせ技で利用している。

ちなみに、天日干しと布団掃除機の両方を2週間程サボると、喉がイガイガする症状が再発した(笑) 人間、なるべくこまめに働くことは大事らしい…。

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布製品を減らし、蓋のできる場所に仕舞う

時間と労力がかかるが、後々大きな効果を得られた方法として、布製品の数そのものを減らすことが挙げられる。

アレルゲン物質であるハウスダストは、屋外からやってくることは少なく、主に室内にある布製品や紙クズから発生する。ハウスダストの量を根本的に減らすために、1~2ヶ月かけて自宅の布製品を整理・処分した。

使用頻度の少ない布製品から処分する(=よく使う布製品は捨てない)

昔からぬいぐるみのふかふかさが大好きで、自室にはぬいぐるみが大小合わせて8つほどある。喘息を発症し、布製品の処分が必要だと分かった時、真っ先に家族から目をつけられたのはこのぬいぐるみ達だった。

が、ぬいぐるみに癒されながら会社勤め(=長時間労働)に耐えてきた身としては、ぬいぐるみと言えど戦友のようなもので、どうしても捨てるのは嫌だったので、断固として処分を拒否し、未だに8匹とも五体満足のまま自室に飾ってある。

代わりに、使用頻度の少ない布製品(服や鞄)を徹底的に処分した。

埃は、使用頻度の少ないものの上に積もり、使用頻度の多いものには積もらない。また、経験上、1~2日前に出来た新しい埃ではなく、何年も掃除されていなかった場所に積もった古い埃を吸った時の方が、発作が起きる頻度が多く、発作の酷さも深刻。
なので、布製品も使用頻度の高いものだけを手元に置くようにすれば、古い埃や古いハウスダストの量が減り、アレルギー反応や喘息の発作も起きにくいのではと考えた。

あくまで素人の意見だが、発生して1~2日しか経っていない埃にはそんなに目くじらを立てなくても良いのではないか、とさえ思っている。その前に、部屋の目線より高い位置にある古い埃を、掃除機と水拭きで徹底的に撲滅すべき。

ちなみに布製品を処分した後は、室内の小物が減って掃除が楽になり、掃除の際に吸い取る埃の量が明らかに少なくなり、掃除機で埃を吸う頻度も減らすことができた。

布製品は棚に収納する

ハウスダストアレルギーとダニアレルギーがあると、布製品はできる限り、蓋のついた棚や引き出しにしまうことになる。服だろうがタオルだろうがカーペットだろうが、使用頻度が高かろうが低かろうが、収納キャパの許す限り、全てをしまう。

どこに何を仕舞ったかわからなくなることもあるので、棚や引き出しなど収納用品を買い足す場合は、蓋や引き出し前面が透明で中身が見えるものを選んだ方がいい。(引き出しにラベルを貼って見分けるなど、細やかな対応が出来るご家庭は、透明でなくてもいい。私はできない笑)

棚を買い増すのが面倒な時は、スーパーで貰う大型で透明なビニール袋を取っておき、その袋に小物をしまって吊るして保管していた。見栄えは多少悪いが、タオルやスリッパや季節の用品など軽くてかさばるものは、この方法で問題なかった。

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布製品を室内に飾りたい場合は

お気に入りの服や布鞄やぬいぐるみなど、どうしても棚の中ではなく机の上などで小物を愛でたいことは、誰しもあると思う。

私は愛でたいものは思い切って引き出しから出してしまい、代わりに、水洗い・天日干し・陰干し・布団用掃除機での掃除機かけを頻繁に行うようにしている。

ぴよぴよ

↑ 学生の頃から一緒に過ごしているぬいぐるみ

布団用掃除機での掃除は、2~5日に1回ずつ。水洗いや天日干しは、時間の有無や天候に左右され出来る時と出来ない場合があるので、月1回以上、とした。
日々の洗濯物と一緒に陰干しして風通しを良くするだけでも、ハウスダストやダニを防ぐ効果があるように思うので、陰干しだけでも時間の許す限り行うようにしている。

ロボット掃除機ルンバで気管支喘息の悪化を防ぐ (ハウスダストアレルギー・ダニアレルギー持ちの場合)

私は気管支喘息患者の1人だが、ハウスダストアレルギーとダニアレルギー体質で、スーパーと衣料品店に10分以上入っていられないほど、アレルギー症状が強い(苦笑)

喘息患者のの70~80%はアレルギー体質を有しているという調査結果が報告されているように、喘息とアレルギーは深い関わりがある。
アレルギーを発症したことがきっかけで気管支喘息も発症すると、健常者より身体がハウスダストやダニなどのアレルゲン物質に敏感になる。過敏になる、と言ってもいい。

こうしたアレルゲン物質が室内に多く残されていると、喘息を悪化(増悪)させる直接の原因となってしまうので、喘息患者の生活空間からどれだけアレルゲン物質を取り除くことができるかが、喘息の治療において欠かすことのできない重要なポイントになる。

つまり喘息患者は、「アレルゲン物質に敏感になってしまったからこそ、アレルゲンに近づいてでも除去しなければならない」というジレンマを抱えている。

以下、私が普段どんな方法でハウスダストとダニを除去しているかをシェア。
同じ苦しみを持つ方の参考になれば。

※ご注意
喘息の発症原因・悪化原因となる物質(抗原)がハウスダスト・ダニ以外の方は、身体への影響が分からないので、参考程度に読んで頂ければ。
特に花粉症の方にとって、換気や屋外での日干しが身体に良いかは定かではない。

喘息患者におすすめの掃除機は、ロボット掃除機 iRobotルンバ(Roomba)。必須!

これだけは、声を大にして言いたい。
ハウスダストアレルギーとダニアレルギーの体質があり、アレルギー症状が既に出てしまっている場合、ルンバのような自動掃除機なしでは、身体的にも時間的にも喘息患者の負担が大きすぎる。よほど段差の多い家でない限り、メインの掃除機はルンバ1択。

喘息を発症すると、できれば毎日掃除機をかけて掃除してね、ハウスダスト・ダニ・ペットの毛・花粉は喘息を悪化させるからね、と当たり前のように言われてしまう。
だが喘息やハウスダストアレルギーの症状がひどい(重症度が高い)と、掃除機をかけるだけで、舞いあがった埃を吸い込んでしまい、喘息発作が起きる(笑) 私の場合市販のマスクを着用していても発作を防げず、掃除機を放りだして窓の外に出て新鮮な空気を吸うのが、一番の解決策だった。今でも、近くで家族が掃除機をかけ始めたら、全速力でその部屋から飛び出す。

仕事や育児や介護を抱えながら、喘息患者が家中を毎日掃除機をかけることがどれほど危険&面倒か、医師や殿方は分かってないんじゃないかとさえ感じる..。

ルンバを使う最大のメリットは、気管支喘息患者がハウスダストやダニなどのアレルゲンに近寄ることなく、アレルゲンを除去できる点。
しかも、毎日でも掃除でき、費用もさほどかからない。

自動掃除機ルンバを手前からカメラで撮影した写真。ルンバのボディは薄灰色と濃灰色で、ルンバの中央に「CLEAN」と書かれたボタンがあり、緑色に光っている。ルンバは灰色のカーペットの上に置かれており、ボディは引っ掻いたような小さな傷が無数についている。

↑ 我が家のルンバ。酷使するので傷だらけになってしまった。

自動掃除機ルンバでのお掃除方法

喘息患者になってから、お掃除方法も一風変わったやり方になった。

  1. 掃除の前日にルンバを充電しておく
  2. 掃除の直前に、マスクを着用。マスクはN95マスクがベストだが、なければ市販のマスクで性能の良いものを。
  3. 掃除する部屋の窓を全開にする
  4. ルンバの邪魔にならないよう、部屋の床に置かれている物を、机の上などに移動する
  5. ルンバを部屋に持ち込み、スタートボタンを押す
  6. ルンバのスタートボタンを押したらすぐ、ルンバを残して部屋の扉をぴったりと閉め、別室に逃げる
  7. 別室でルンバが掃除し終わるのを待つ
  8. ルンバが止まり10分以上経ってから、部屋に戻りルンバを回収する
    (止まった直後は、空気中にハウスダストが舞ったままなので危険。少し時間をあけてから回収した方が、吸い込む危険が少ない)

ルンバはフル充電に数時間かかるため、前日から充電しておくと、翌朝スムーズに掃除できる。
窓を全開にするのは、アレルゲン物質であるハウスダストとダニを、少しでも多く室外へ出すため。但し、花粉症をお持ちの方は、窓を開けると症状が酷くなることがあるので、医師や体調と要相談。

マスクは、私の場合N95マスクを使用するのが、最も身体への負担が少なかった。N95マスクは、見た目は悪いもののSARS等の感染症の現場でも利用されるような高性能のマスク。
定価で買うと少々値段が高い(1枚400円前後)が、最近はメルカリ等で新品が安く出回るようになり、より使いやすくなった。

N95マスクをお持ちでなければ、ウイルス対策マスクなど、フィルターの目が細かいマスクがおすすめ。花粉症用のマスクは、花粉の粒子が大きい分フィルター性能は低めだろうと思うので、掃除の時はおすすめしない。
 →ウイルス対策マスクの詳細については、こちらへ

ハウスダストアレルギーの症状が強く出ていると、近くで人が掃除機をかけているだけでも、空気中に舞う埃の量が増えて気管支がムズムズするので、「マスクなしでは掃除しない」「掃除中の部屋には入らない」が大原則。

気管支の調子が良く、かつ性能のいいマスクを着用してれば、お掃除はある程度まで独力でできる。
(喘息を理由に人に頼ってばかりだと、逆に喘息完治からは遠のくそうなので、「できることは自分で」の姿勢は忘れずに..)

自動掃除機ルンバを使う際の注意事項・コツ

ダストトレイの埃を捨てる際は、喘息・アレルギー症状のない方のサポートが必要

ルンバ内にあるダストトレイに溜まった埃は、1ヶ月に1回くらいゴミ箱に捨てる必要がある。その時だけは、家族や友人に助けて貰う方が良い。

掃除機をかけるだけでも喘息発作が起きるのに、ダストトレイを引き出すことで舞い上がった大量の埃吸い込んでしまうと、発作が起きる可能性大。私は発作が恐ろしく、ダストトレイを引き出すことさえできなかった。
喘息症状が軽い方も、十分ご用心を。

夜中など誰にも助けて貰えない時は、気密性の高いN95マスクを付け、トレイを外す手順等をリハーサルし、埃の塊を入れるビニール袋も口を開いた状態で諸事万端整えて、手際よく作業する。

喘息発作が起きた時のために、発作用吸引薬を手元に置いておくことや、換気扇の近くなど新鮮な空気のあるところにすぐ逃げられるようにしておくことも大切。

自動掃除機ルンバの部品を交換・清掃する時、喘息やアレルギー症状のない方にサポート頂く

ロボット掃除機ルンバには取り外しの出来る部品(消耗品)が複数使われている。経年とともに、部品は交換やメンテナンスが必要になる。人にサポート頂かないと厳しいなと感じる部品は、

  • ルンバの裏面中央についている、ブラシ2種
  • ダストトレイの中についている、フィルター2点

ルンバ裏面についている2種類のブラシは、埃や糸クズや髪の毛が頻繁に絡まるので、3ヶ月に1回くらい、糸クズや髪の毛をハサミで切り、各ブラシの両側・背面に溜まった埃の塊を取り除く必要がある。
慣れるとブラシは10秒ほどで取り外せるが、埃や糸くずを全て取り除くには、どうしても10分程度はかかる。

ルンバ背面のブラシ2種類を、カメラで真上から撮影した写真。メインブラシとフレキシブルブラシは正しくセットされているが、糸くずや埃で汚れている。写真手前に空のダストボックスが写っている。

↑ ルンバ背面のブラシ2種

喘息の調子が悪い時この作業ができなかったが、体調のいい時にN95マスクと換気を準備してから取りかかったところ、体調を悪化させることなくブラシを掃除することができた。
ブラシ2種は、体調と相談しながら人に頼むかどうかを決めても良さそう。

ルンバ背面のダストボックスとフィルター2点を、カメラで斜め上から撮影した写真。透明なダストボックスの奥に、黄色いフィルターが取りつけられている。空のダストボックスは埃で汚れている。

↑ ルンバ ダストボックスのフィルター

最難関はダストボックス内にあるフィルター2つ↑。
本来は、使用の都度清掃した方がいい部品だそうだが、発作の確率が高すぎるので、都度清掃は早々に諦めた(笑)

使用頻度によるが、数ヶ月に1回交換が必要。さすがに交換は、ハウスダストアレルギー体質の人は避けた方がいいと思う。できるだけ人に頼んで交換してもらい、どうしても人が見つからない時のみ独力で頑張る方向で。
私は気管支喘息を発病後、このフィルター交換作業を自力で行ったことはない…。

なお、ルンバ裏面に設置されている羽根の様なブラシ(エッジブラシ)も消耗品だが、このブラシはさほど埃が付かず、マスクを付ければ自力で交換できたので、問題なかった。

自動掃除機ルンバは、1回の充電で約2円かかる

1回の充電で、4部屋+廊下くらいの広さがお掃除できる。
喘息発症後は、毎日もしくは隔日くらいの頻度で掃除することになるので、年に数百円程度の電気代がかかる。

ルンバのまとめ

こうした注意点に気をつけて頂ければ、床の埃に関しては、ルンバだけで90%迄お掃除できる
床に段差のないバリアフリーのお宅なら、スケジュール実行を設定しておき、決まった時間外出するだけで床の掃除が終わってしまうので、ルンバだけは導入しない理由がない。

ちなみに、irobot社以外が売り出している後発品ルンバ(失礼)でも、勿論構わない。ハウスダストに近づかずに自動で床のお掃除ができるなら、どの製品でもok。

サブとして、手でかける掃除機を併用する

床掃除の負担と手間を省きたいので、できる限りロボット掃除機ルンバで掃除するようにしているが、床面積の残り1割にあたる階段や狭い場所(トイレなど)は、通常の掃除機を使ってかけるしかない。

我が家では、手で掃除機をかけるのは、階段・トイレ・脱衣所の3ヶ所のみ。3ヶ所くらいなら、頻繁に掃除機をかけても身体への負担を抑えられる。

dysonの掃除機がおすすめ

手でかける掃除機は、自宅・友人宅・職場で5種類くらい各種メーカーの製品を試したが、dysonの掃除機が最も部屋が綺麗になり、喘息患者への身体の負担も少なかった

dysonの掃除機は吸引力が強く、排気口から排出される空気にハウスダストなどのアレルゲン物質が少ないことで有名なので、喘息患者のいないご家庭でも愛用されている。

dysonの掃除機では、N95マスクを正しく着用していれば、喘息患者が掃除しても咳が殆ど出なかった。
ただ、掃除した日から数日間、痰(=気管支分泌物)の量と痰の出る頻度が普段よりやや多いように感じる。掃除中はどうしても埃が舞い上がるので、掃除を終えてマスクを外した後、少量の埃が体内に入ってしまうのかもしれない。

dysonの掃除機は吸引力が素晴らしく、他社製品と同じように掃除機をかけても、dysonを使う方が部屋が綺麗になった(笑) 効率良くお掃除するという点においても、dysonをおすすめできる。
ただ、吸引力が強い分、モーターの音がそれなりにうるさいので、夜しかお掃除できない方には少々辛いかもしれない。

dyson掃除機の詳細については、dyson社の公式サイト↓へどうぞ。画像をクリックするとdyson公式HPに飛び、掃除機についてより詳細な情報を確認できる。

ちなみに、喘息専門医の書籍によると、掃除機のメーカーや吸引力にはあまりこだわらなくていい、とのこと。
吸引力は普通程度あれば良く、掃除する頻度の方がより重要とのことなので、音の静かな掃除機、軽くて小回りのきく掃除機など、ご自分に使いやすい掃除機でも問題ないと思う。

手でかける掃除機でお掃除する際、窓を全開にし、掃除機の柄をできるだけ長くして、吸込口から身体(特に鼻と口)をできるだけ離すようにしてかけると、より身体への負担が少なくなる。

Dyson コードレス クリーナー V8 Fluffy Extra SV10 TI
Dyson(ダイソン)

ハウスダストアレルギーのある気管支喘息患者の自宅に必要なもの

勤務先(ワークスアプリケーションズ社)で、5年間まともに掃除されていない部屋で3年働かされた結果、ハウスダストとダニに強いアレルギー症状が現れ、気管支喘息を発症し、2ヶ月半の休職を余儀なくされた。

発症後発作が頻発し、買い物も満足にできなくなった頃、「家にこれがあって良かった…」としみじみ感じた製品がいくつかあったので、皆様にシェア。

※喘息の原因がハウスダストアレルギー・ダニアレルギー以外の方は、参考程度にどうぞ。
※アレルギーだけが気管支喘息を発症・悪化させる要因ではない。だが、私はアレルギーを起因とする喘息患者なので、ここではアレルギーを中心に話をする。

母(=主婦歴の長い女性)

「もの」ではないが、はっきりいって最強。

どんな多機能製品が家にあるよりも、主婦経験豊かな女性が家に1人いるだけで、家からハウスダストとダニが減り、栄養のある食事が並び、日々の生活のポイントを教えて貰える。

店頭に売ってないのでお金では買えないが、年上の嫁を貰う、近所(職場でも可)のおばちゃんと仲良くなる、など第二第三の選択肢が無くはないので、可能な方は一度検討されたし。運良く現在お持ちの方は、とにかく大事にしてあげて欲しい。

(若い女性でも悪くはないが、家事遂行能力と情報収集能力(女性同士のお喋りで喘息に関する情報を拾ってくる)の点において、長年主婦をされている方には勝てないように思う。少なくとも私は、勝てる気がしない。
 例:「レンコンでアレルギーが楽になった」という人の話を聞いてくるや否や、煮たり焼いたりサラダにしたりしながら、飽きさせずに家族に毎日レンコンを食べさせてしまう…。そういったことを自然にできる能力に、秀でているかどうか)

ロボット掃除機 iRobotルンバ(Roomba)

気管支喘息患者がハウスダストやダニなどのアレルゲン物質に直接触れることなく、毎日手軽にアレルゲンを除去できる、という点で画期的な製品。

ハウスダストアレルギーの体質で、既にアレルギー症状が現れている方が、手でかける掃除機だけで家中を掃除しようとすると、身体への負担が大きすぎる。

掃除機を数分かけただけで、アレルギー症状が出たり、喘息発作が出そうになったり、息切れが起きたり、咳や痰の回数や量が増えたりする。ひとたび発作を起こすと、気管支がより過敏になるため、発作後数日間は埃に近付くことさえできなくなる。
ハウスダスト・ダニに曝露された後、発作が起きるまでには僅か10分程しかかからない。手でかける掃除機では、ひと部屋掃除できればいい方だろう…。

喘息患者が過ごす部屋から埃(ハウスダストとダニ)をどれだけ除去できるかが、気管支喘息の症状の改善に大きく関わってくるので、自動掃除機だけは1台ご自宅にあった方がいい。勿論、iRobot社の製品でなくても構わない。

ルンバや他のメーカーの自動掃除機も最近はお値段が下がり、古いものなら1万円台で手に入るようになった。我が家では、新品で購入したものが1台、中古で購入したものが1台の計2台が稼働している。
 → ルンバで喘息の悪化を防ぐ方法・使い方については、こちらへ

N95マスク

N95マスクは、米国のN95規格をクリアし、0.1~0.3μmの微粒子を95%以上除去できる性能を持つマスク。

元々は製造工場等で利用されていた防塵用のマスクだが、SARS等が大流行した際感染症対策にも効果が高いことが証明され、近年は医療現場でも用いられるようになった。

kimberly clark社のN95マスク(表面) 透明なビニール袋に、三角形に折り畳まれたN95マスクが入っている。

↑ kimberly clark社のN95マスク。大学病院内にある医療品コンビニで購入

N95マスクは、マスクのゴム紐が長く、2本のゴム紐を後頭部と首の後ろに通して、マスクと顔をがっちり密着させる仕様になっている。ドラッグストア等で売られている市販のマスクより気密性が高く、マスクのフィルター性能も高いので、ハウスダストやダニや花粉など、空気中を舞うアレルゲン物質をシャットアウトしてくれる。

マスクの形状は何種類かあるが、どれも鼻の頭から顎まで(下の顔半分)をマスクで覆われてしまう。種類によっては、口元からマスクが突き出しアヒルような外見になってしまうので、よく目立ち、初めて見る方には非常に驚かれる(笑)
だが、ハウスダスト・ダニ・花粉などのアレルゲンの侵入を防ぐ効果がとにかく高いので、埃っぽい場所での勤務や掃除の際に、このN95マスクを着用している。

kimberly clark社のN95マスク(裏面)。透明なビニール袋に、三角形に折り畳まれたN95マスクが入っている 。

↑ kimberly clark社のN95マスク(裏面)

当時の私の職場は文字通り埃だらけだったが、「N95マスク着用で」という条件付きで、主治医から就業許可が下りた。気管支喘息やアレルギーに理解のある会社であれば、N95マスクは会社内でも使用できる。

主治医の先生が診断書に「勤務時はN95マスク着用必須」と記載下さったので、私はそのまま職場に提出し、就業許可を得た。
合わせて、社内の花粉症の方に、サンプルとしてN95マスクを1つおすそ分けして、N95マスクへの理解と共感を広めてみている。

3M社のN95マスクを正面から撮影した写真。マスクは透明なビニール袋に入ったままの、新品の状態。「3M」「N95」「1870」等の薄い灰色のロゴが、マスクに直接印刷されている。

3M社の1870タイプのN95マスク(表)

N95マスクは、形や大きさやフィルター性能や装着のしやすさなど、メーカーごとにかなり差がある。時間とお財布が許せば、2~3種類くらい試着してみることをおすすめする。

自分の顔のサイズに合わないものを買ってしまうと、顎の下にマスクが余って外気が筒抜けになってしまったり、極端に性能の高いものを買ってしまうと、呼吸が苦しくて長く使うことができなかったりするので、上手に選ばないとN95マスクの性能の良さを引き出すことができない。

自分の場合、気密度の高さではkimberly clark社製のものが最も良く、普段使いのしやすさでは3M社のものが良かった。

特に3M社の1870タイプのN95マスクは、ゴムバンドがホッチキスで留められているなどシンプルな作りだが、フィルター性能は捕集効率99.7%という高い性能を誇る。(0.3μmの粒子を95%捕獲できればN95規格として認められる)

3M社のN95マスクを裏返し、正面から撮影した写真。マスクは透明なビニール袋に入ったままの、新品の状態。太くて赤いゴム紐2本が、マスクの右から左に走っているのが見える。ビニール袋には、N95マスクの着用方法がイラストで描かれている。

3M社の1870タイプのN95マスク(裏)

3M社のN95マスクは便利だが、性能が高すぎるため、窓の開かない室内で1時間着用すると、酸欠で呼吸が苦しくなる。窓を全開にできる場所で使用するか、こまめに深呼吸休憩を挟むなど、酸素が十分確保できる場所でのみ使うことをおすすめする。
また、新しいものほどゴム紐がきつく、何時間も装着していると耳が痛くなるのでご注意を。

3M社のN95マスクは連続装着時間12時間の使い捨てマスクだが、ウイルスではなくハウスダウトやダニを防ぐことが目的であれば、12時間を多少越えても、問題なく使うことができた。
それでも何十時間も超えて使い続けると、ゴム紐が緩み、マスクの隙間から外気が入ってきて発作が起きやすくなるので、使いすぎはほどほどにするのが良さそう。

白元の「N95マスク」のパッケージ表と内容物(おもて面)。画面左は、青い箱に立体的なN95マスクの写真が印刷されている。画面右は、黒文字で使用方法や仕様が書かれた透明なビニール袋に、N95マスクが1つ折り畳まれた状態で入っている。

↑ 株式会社白元のN95マスク

白元の「N95マスク」のパッケージ裏面と内容物(裏面)。画面左は、N95マスクの青い箱に使用方法と注意事項が書かれてている。画面右は、透明なビニール袋にN95マスクが1つ折り畳まれた状態で入っている

↑ 白元のN95マスクのパッケージ裏(製品説明)

残念ながら、N95マスクは薬局やドラッグストアでは殆ど取り扱われていないので、店舗を何軒も回るより、インターネットで入手した方が早い。お世話になっていた医療品コンビニも入荷がなくなってしまった。

N95の性能の良さと有難さが身に染みている喘息患者としては、せめて医療品コンビニには、常時置いて頂けると有難い。最近ではヤフオクやメルカリでも取り扱いがあり、少ない数量を安く購入できるようになった。

ウイルス対策マスク

客先訪問時や法事など、N95マスクを着けることが出来ない状況では、ウイルス対策用のマスクを利用している。N95マスクと異なり、こちらのマスクは市販のマスクと見た目が変わらない。花粉用マスクよりウイルス対策マスクの方が、より細かい粒子を捕獲してくれるため、喘息発作の起きることが少なかった。

特に気管支喘息が多少改善に向かい始めてからは、生活を元に戻すため、手続き等で出歩かざるを得なくなったのだが、ウイルス対策マスクを使い始めてからは一般的な市販マスクより防御力がアップしたので、行動範囲がより広がった。
 →抗ウイルスマスクの詳細については、こちらへ

UNIQLOのダウンベスト

綿ぼこりが出にくく、あたたかく、部屋着にも外着にもなり、値段も手ごろで2~3枚なら割と楽に所有できる、という気管支喘息患者にはもってこいの衣服

UNIQLOの白色のダウンベストSサイズ(正面)

↑ UNIQLOのダウンベスト

布製ではないのでハウスダストやダニが付きにくく、多少付いたとしても、自宅で水洗いで洗濯できるので、アレルゲン物質を根こそぎ洗い流せる。
洗濯することも踏まえて、最低2枚手元に用意しておきたい。私は白のSサイズと黒のMサイズを入手し、冬の間中着倒している。

UNIQLOの白色のダウンベストSサイズを床に置き、胸元に近づいて撮影した写真。

↑ 近くで見るとこんな感じ

色数も豊富で、老若男女それぞれに似合うものが見つかるはず。ダウン以外に、同じデザインで袖付きのジャケットタイプのものもあるので、外着はそちらを使われるのも良いと思う。

収納用の小さい袋まで付いており、ダウンの空気を押し出しながら収納すると、手のひらサイズの大きさにまで小さくなるので、引き出しへの収納は勿論、持ち運びにも便利だった。

UNIQLOの白色のダウンベストSサイズを白い袋に収納し、正面から撮影した写真。「ULTRA LIGHT DOWN」のロゴが袋の正面にプリントされている。

↑ 冬が過ぎたら専用の袋に保管。持ち運びも収納も楽。

UNIQLO製品の唯一の難点は、UNIQLOの店舗内に足を踏み入れると、短時間で喘息の発作が誘発されてしまうこと。
ハウスダストアレルギーの体質があると、綿ぼこりを吸うとアレルギー反応が出て、喘息発作が起きる。
喘息発症後丸1年間、私はUNIQLOの店舗に近づくことさえできなかった。

購入されたい方は、家族や友人に買って来て貰ってもいいし、インターネットで選ぶのもいい。また、ダウンベストに限らず試着が必要な製品は、UNIQLOの店員さんに訳を話して代金を支払うと、自宅に持ち帰って試着させて貰うことができた。
サイズが合わなかった場合は、購入時のレシートと製品を一緒に翌日店頭に持ち込むと、問題なく返金して頂けた。

店に入れなくて困っていたので、ご協力頂けて心の底から有難かった。UNIQLOさんに感謝。