賞味期限の切れたお酢や、買ったが口に合わなかったお酢は、身体に優しい住宅用洗剤として使い切る。
掃除に使えたお酢
実際に自宅で使ったのは、米酢・穀物酢・カニ酢・バルサミコ酢・りんご酢。
バルサミコ酢など色の黒いお酢は、浴室やシンクなどの水回りで使い、汚れを落とした後水で洗い流してしまうのがおすすめ。
普段の料理には米酢を使っているので、米酢の利用頻度が最も高いが、最もよく余らせるのはカニ酢である(笑)
お酢で掃除できた場所
部屋 | 材質など |
---|---|
浴室 | 床(タイル)、壁(タイル・プラスチック) |
シンク | 底・側面(金属)、蛇口(金属) |
水回り全般で、お酢を使用できる。
お酢の飛沫が飛び跳ねても、水で洗い流せば困らないところを中心に使っている。
お酢を自宅の掃除に使う方法
ご汚れの気になるところにお酢を少量垂らし、スポンジや古い歯ブラシで汚れをこすり、水で流すだけ。
お酢を水と混ぜて掃除用洗剤(酢酸水)を作る方法
お酢と水と混ぜ、お酢の量や濃度を調節してから使うのもおすすめ。
ペットボトル等の空容器がご自宅にあれば、簡単に作って保存できる。
- 酢1:水5の割合で混ぜる
- ペットボトルやスプレーボトル(百円均一で購入したもの)に入れる
- 汚れの気になるところにかけて、スポンジやブラシで擦り、汚れを落とす
- 水で洗い流すか、水を含んだ布で拭き取る
お酢と混ぜる水は、本来は精製水の方がいいのかもしれないが、精製水を買うのが面倒でいつも水道水を使ってしまう(笑)
あまり長く保存したことはないが、1週間程度なら問題なくもつ。
重曹とお酢の合わせ技
重曹をお持ちの方は、重曹とお酢の合わせ技で、より効率良く掃除することができる。
排水栓や排水溝など、ぬめぬめした汚れがつく場所に特におすすめ。
- 排水栓全体にティースプーンで重曹の粉をふりかける。全体が白くなる程度に
- 重曹の白い粉の上から、お酢をかける
- シュワシュワ~と泡が発生するので、そのまま5分くらい放置
- 古い歯ブラシ等でこすり、汚れを水で流す
アルカリ性の重曹と酸性のお酢が合わさると化学反応か起き、ハンドソープのような細かい泡が発生して、汚れを浮かして落ちやすくしてくれる。混ぜて5分待つだけで頑固汚れが落ちやすくなる上、化学実験のようで、掃除していて結構楽しい(笑)
重曹は、最近は百円均一ショップでも手に入るようになった。amazon等のネット通販でも購入できるが、少々量が多いので、まずは百均で買われて試す方が手軽でいいと思う。
お酢を洗剤として使った感想
賞味期限の切れたお酢や口に合わなかったお酢も、掃除になら問題なく使えるので、「酢」と名のついたものを余らせることがなくなった。
使い道の乏しいカニ酢やバルサミコ酢まで掃除に使えたのは、嬉しい限り。料理で使いこなせるか自信がないお酢も、「ダメなら掃除に回せばいいか!」と思い切って買えるようになった。
身体に優しい
何と言ってもお酢なので、身体に触れても安全で安心。おもちゃなど、小さいお子さんが触ったり舐めたりしてしまうようなものを掃除するのにも使えると思う。
適度な洗浄力
水だけで拭き掃除するより、水に薄めたお酢を少し含ませて拭く方が、汚れがよく落ちる。
クエン酸ほど洗浄力が強くないので、がっつり汚れより日常生活の軽めの汚れに向いている。
ちょっとしたぬめり・カビ・手垢汚れなど、汚れが気になるところに気軽に使っている。
経済的
お酢を水で5倍以上に薄めて使うことができるので、少量でもそれなりによくもつ。
スーパーで売られているので、安い時にまとめ買いするのも簡単。
お酢洗剤(酢酸水)を使用する時の注意
ツンとする匂いがある
水で薄めているとはいえ、使用時と使用後1時間程は、鼻につんとくるお酢特有の匂いが残る。
来客の直前などに使うのは、おすすめできない。
皮膚の弱い方は、手が荒れることがある
私はアトピー性皮膚炎で皮膚があまり強くないためか、2時間ほど酢で拭き掃除すると、肌がかさかさして手荒れすることがある。
肌が弱い方は、ゴム手袋をつける、使用時間を短くする、等の工夫が必要。