TOEICのスコアが100上がった「NHKラジオ英会話 What’s New?」(大杉正明 監修)

1997年出版というもう15年以上も前の本になるが、未だに根強いファンの多い本
TOEIC400~750向け。楽しくリスニング力を伸ばしたい方には特におすすめ

「NHKラジオ英会話 What’s New?」の説明

「NHKラジオ英会話」はラジオ英会話のテキストとリスニングCDで、中学2~3年で習うような平易な英語で書かれた文章が50本掲載されている。1つの文章が1~2分と短いため、学生から忙しい社会人の方まで幅広くお使い頂ける。
トピックスには、”Dry Town(禁酒の街)”、”Sumo(相撲)”、”British Accent(イギリス式の発音)”など日本とアメリカのごく身近な話題が選ばれているので、のんびり聞き流すだけでも結構楽しめる。

たとえば、あるトピックはこんな感じで始まる。


One day, my Japanese teacher and I went to one of her favorite coffee shops in Shibuya. We had some coffee and when we got up to leave, she couldn’t find the door! She was lost in her favorite coffee shop.

『ある日、私の日本語の先生と私とで、渋谷にある先生のお気に入りの喫茶店に行ったんです。珈琲を飲んで、さあ帰ろうかしらと二人して席を立った時、先生には出入口がどこだか分からなかったの。先生はご自分のお気に入りの喫茶店で迷子になったのよ』


注釈:英文は「NHKラジオ英会話 What’s New?」1巻より引用、訳文は当ブログ管理人が作成

このトピックは「no sense of direction(方向音痴)」をテーマにした文章なのだが、この本は一事が万事こんな調子で、聞いてるととてもほのぼのとした気持ちになる(笑)

すっかり気に入って、学生時代家事の合間や通学途中によく聞いていたら、それだけで1年後TOEICリスニングスコアが100点アップした(笑) NHKラジオ英会話、恐るべし…。

英語に苦手意識が強い方は、こうした楽しい教材から取り組まれることをおすすめしたい。楽しいとあまり苦にならず学習を続けられるので、「気がついたら身についていた」という思わぬレベルアップも十分に期待できる。

英語学習のアドバイス

もし英語教材を使われるなら、CDとテキストの両方を入手されることをおすすめする。

語学教材全般に言えることだが、空き時間にCDを聞き、時々テキストを読み返すようにすると、英語に馴染むのが早く、聞き間違えたまま覚えることもなくなる。
英語教材で利用しようか迷われているものがあれば、テキストよりもCDを優先的に使ってあげて欲しい。その方が、英語が早く簡単に身につくので。