鉛筆デッサン:アンティーク調のランプ antique lamp drawn by pencil

銅とガラスでできているアンティークな雰囲気のランプ、を2Bの三菱鉛筆uniで、白いスケッチブックにデッサンし、撮影した画像。絵は完成している。ランプの両側には白い綱がついている。ランプは上下が銅制で、真ん中がガラス製。火のともる部分ははっきり見えない。

モチーフ ランプ 1台 (銅製)
使用画材 ワトソン紙のスケッチブック、三菱鉛筆uni 2B、練り消しゴム
製作場所 N先生の絵画教室
光源 自然光のみ。自然光は2階の窓から採光、時間帯は14:00~17:00
完成年月日 2009年12月10日

モチーフについて

N先生の教室にあった、赤っぽい銅の古いランプ。光の出るところは透明なガラス製だが、それ以外の部分が銅のような素材で出来ていた。銅の部分の色が、赤っぽい金色で鈍く控えめに光っており、過ぎた月日を感じさせるように黒ずんでいる箇所もあって、歳月だけが作ることのできるその微妙な色合いが、素晴らしく良かった。このランプは、N先生が癌で亡くなられ絵やモチーフの形見分けが行われた際に、どなたかに引き取られたのではなかったかと記憶している。

ランプは不思議と、デッサンのモチーフとして登場することが多い。N先生の教室の必須カリキュラムで描き始めて以来、これが2枚目だった。こののちに、黒いランプを1枚と色あざわやなガラス製ランプを1枚ずつ描き、2018年までに計4枚もランプばかり描いている。

描き方について

どのようにして描いたか殆ど覚えていない…。この頃は2B鉛筆しか使っていなかったので、透明ガラスの部分も2B鉛筆1本で描いているが、よく描けたものだと振り返ってみて感心する(笑)

透明ガラスの中に入っている火の灯される部分を、最初くっきり描きすぎていて、ガラスの内側に収まっている感じが出ず違和感があった。実物ははっきりとものが見えていたのでそのまま描いていたが、実物より濃さを薄めに描くことで収まりが良くなった。モチーフを紙の上で再構成するには、微調整が必要という例。

透明ガラスにも銅の部分にも、モチーフに対する自分の愛着が溢れているので、絵全体が上手に仕上がった。今でもお気に入りの一枚。

上記の画像には、私の古いブログのURLが貼られたままだが、修正するのも手間なので、当面そのままにしておくことにする。