鉛筆画:ワイングラス a wineglass drawn with pencil

ワトソン紙のスケッチブックに、2Bの三菱鉛筆でワイングラス1つを描き、撮影した写真。絵は完成している。ワイングラスは丸い形をしており、柄が長い。ワイングラスの背景は、鉛筆で黒く塗りつぶされている。

モチーフ ワイングラス1つ、藍色のハンカチ(背景)
使用画材 ワトソン紙のスケッチブック、三菱鉛筆UNI(2Bのみ)、練り消しゴム
製作場所 N先生の絵画教室
光源 自然光のみ。自然光は2階の窓から採光、時間帯は14:00~17:00
完成年月日 不明。2007年12月から2008年7月の間

モチーフについて

ワイングラスはN先生の教室に保管されていたもの。飲み口の部分のガラスが通常のワイングラスより僅かに厚めで、手荒に扱っても割れにくくなっていること以外は、普通のワイングラスと変わらない。ハンカチについては全く記憶がない。藍色ではなく黒色のハンカチだったかもしれない。

程良い大きさの段ボールを1~2箱見つけてきて台にし、平らな木の板を重ね、さらにその上に白い布を置いてから、ワイングラスを設置。教室は2階で、部屋の片面だけに窓があり、部屋の大きさの割に窓が大きかったので、デッサンに重要な自然光が十分入り込むという有難い環境だった。向かって右側から自然光が差し込むので、この頃描いた鉛筆画は左に影が出来ているものが多い。鉛筆デッサンに慣れてからは蛍光灯の下でも描けるようになったが、デッサンを習い始めた初期の頃に自然光の下で描くよう叩き込まれたのは、非常に良い経験だった。ご指導下さったN先生に感謝。

この絵の課題は、向こう側が透けて見えるような透明なものを描くコツをつかむこと。そのため、色の濃いハンカチを壁に取り付けて背景にしてある。

この絵が、N先生の絵画教室の、必須カリキュラム第5枚目。あと1枚で、必須カリキュラムは終了になる。この6枚構成のカリキュラムは、とてもシンプルで短く、やり遂げると絵の下支えをしてくれる。また、この必須カリキュラムは全員が通る道なので、初対面の生徒同士でも「第4枚目は難しかったよ」「第6枚目はそうでもない」などと共通の話題を提供してくれ、教室を和やかにするのに一役買っていた。

最終的に、このワイングラスの絵とこの風景画を、教室展に出品し1週間ほど飾って頂いた。身内の不幸があったため教室展覧会の開催中には殆ど参加できなかったが、見ず知らずの方に自分の原画を見て頂けるというのは、不思議な体験だった。

以来、他の絵画教室の教室展を街中で偶然見かけた時は、心おきなく作品を拝見させて頂くことにしている。物凄く下手なのにどうしても忘れられない絵に出会うなど、街の教室展ではプロの美術展にはない面白い体験が多い。

描き方について

記憶が薄いので、割愛。

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