英語で仕事:プレゼンテーション資料・メール

英語で仕事その1に引き続き、和文英訳の業務内容をご紹介。

プレゼンテーション資料 presentation materials

国内で導入されているシステムを海外子会社に導入する場合、国内導入に用いたプレゼンテーション資料を、翻訳して海外向けにも使う場合がある。
システムのメリットや利用方法を記載した説明資料、と考えると分かりやすい。

難易度

プレゼンテーション資料を翻訳する場合、日本語パワーポイント資料という原文があるので、メール作成より難易度が上がる。だが、公式通達文と異なり多少の意訳が認められている

プレゼンテーションには通常、「営業」「有益な情報の共有」「社内教育」など事前に目的が設定されており、かつ、その資料に目を通す方も数人~数百人程度と、公式通達文よりも狭い範囲の人々が対象になる。そのため、英語も目的を達成するために用いれば良く、意訳や平易な英語を用いても構わないことになっている。
 
プレゼンテーション資料はA4用紙数枚~数十枚と分量は多く、デザインを崩さず英文を収めることなど英訳以外にも気を回す部分はあるのだが、通達文などの正式な文書と比べると気楽で英語力を必要としない業務と言える。

英訳する際に私が気を配るのも、できるだけ平易な英語を使い読みやすくする、ということだけだった。骨のある英語は社内通達文で用いるので、実務レベルで用いる資料はできる限り分かりやすく、行動や判断に結びつきやすい英文を作るよう心がけていた。

eメール e-mail / チャット chat

英訳業務に携わっていた時のみならず、外資系企業ではどこでも行う業務になるので、この項目は全般的に記載する。

海外や外国から来られた方と関わりのある部署に所属しているので、当然のように英文メールでのやりとりすることがある。また、近年は業務にもチャットの利用が広がってきたので、MicrosoftのLyncやOffice Communicatorを利用して、eメールの代わりにチャットで業務を進めることがある。
英文eメールやチャットでの会話は、英語を使う業務の中で最も気楽な業務だと思う。

原文を元に訳す必要がないので、通常は頭に浮かんだことをそのまま英語で書くだけで済む。日本語を介して考える必要がないので、その点も楽。英文テンプレートが用意されている時は、更に手間無く書くことができる。

英文メールやチャットで業務を行う際に気をつけることは1点だけで、意味の取り違えが起こらないように書く、ということだけだった。使いこなせない英語構文や意味のあやふやな英単語は、無理に使用しない方が良い程度。
日本語でメールを書くときも注意することだとは思うが、海外向けメールの場合、日本国内以上にさまざまな文化や風習をお持ちの方が多いので、意味の取り違えが起こりやすいことは否めない。

端的で易しい英語で書き、あとは日本製のまごころと気遣いを込めておけば完璧である(笑)