絵画製作に使う画材の紹介 ~落書きファイル~

春から秋にかけて、自分が毎年楽しんでいる落書き方法をメモ。

落書きファイル

まず好きなだけ描く

プラスチック製の用箋挟みA4コピー用紙を20~30枚ほど挟んでおき、気が向いたときに用箋挟み↓と2B~8B鉛筆を持ち出して、台所や鏡の前や姪っ子のそばなど、気が向いたところでデッサン(クロッキー?)の練習を開始する。

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モチーフは何でも構わない。机の上に乗っているもの、窓から見えるもの、本に掲載されている写真…自分が心惹かれたなら何でもいい。多少デッサンには難しいモチーフでも、心惹かれるものであれば、逆にデッサンの腕を向上させることに繋がる。

人物画や人体デッサンはデッサンの中でも最難関とも言えるほどの難度だが、人体はどの部分をとっても非常に複雑な形をしていて面白いし、トライしてみる価値はある。個人的には、顔や手より先に足を何度か描いて慣れるのがおすすめ。形の難易度が低いし、誰かに裸足になって貰うだけで描き始められるから(笑)

描いたら保管する

↓ 人体を描くのに凝っていた頃の落書き。
鉛筆でたくさんの手が書かれた白い紙が2枚写っている。そのうちの1枚は2穴バインダーに綴じられている

好きなものを好きなだけ描いたら、紙1枚1枚に今日の日付を書いた後、2穴パンチ↓で容赦なく穴を開け、2穴のバインダーファイルに綴じておく。穴が開く箇所に絵や線が書かれている場合もあるが、収納や保存しやすさを優先しているため、一切頓着しない。落書きは落書きなので、何ヶ月もかけて描いた作品と同じようには扱わないことにしている。

用箋挟みに挟んである紙の大半は、仕損じのコピー用紙や、使わなくなったノートの余り紙、新品のバインダーに付録で付いていた厚紙なので、ほぼ費用がかからない。用箋挟みと2穴ファイルと2穴パンチは、どれも百円均一ショップで購入したものなので、落書きの画材は三菱鉛筆が最も高価かもしれない…

落書きを古いものから順にファイリングしておき、暇な時間に見返すと、自分の成長が手に取るように分かるのでおすすめ。こうして溜めたファイルは5冊目を突破し、現在は6冊目に入った。

半透明の緑色のA4ファイルと半透明の水色のA4ファイルが映っている。緑色のファイルには、鉛筆で唇をデッサンした絵やコピー仕損じの裏紙が綴じられている

最近は鉛筆でクロッキーした絵のファイリングばかりだが、色鉛筆(油性色鉛筆・水性色鉛筆)・パステル・水彩絵具木炭鉛筆・ペン画などであれば、同じ方法で楽しめる。

コピー用紙に灰色の水性ペンで描かれた絵を撮影した写真。縦に置かれたチューブが描かれている。

↑ 水性ペンの落書き

万年筆や水彩絵具でコピー用紙に描き散らした際は、きちんと乾かしてから挟めば問題なく保存できる。木炭鉛筆とパステルの場合は、木炭や顔料の粉が散りやすいので、フィキサチーフ(スプレー)で粉を定着させてから保管するとベター。