「男の腕まくり 旨い麺」(ムック) で麺類のレパートリーを増やす

うどん・そば・そうめんなどの、麺類料理レシピのレパートリーをとにかく増やしたい方におすすめ。

「男の腕まくり 旨い麺」を料理してみた感想

意外なおいしさ

意外に(と申しては大変失礼だが…)レシピ通りに作るだけでどれもおいしく仕上がる

たとえば、クルミ入り蕎麦。普通のざるそばと普通のつけ汁を用意し、つけ汁に包丁で細かく砕いたクルミを入れるだけ。
「和風のお蕎麦にクルミ? そんなもの合うの?」「ちょっと手軽すぎない?」「これ本当に美味しいの?」と作る前は半信半疑どころか一信九疑くらいの気持ちだったが、実際に作ってみると、つけ汁にクルミのコクが出て、いつもと一味違ったざるそばになった。くるみのつけ汁は温めても冷たくても美味しく、しかも誰かに指摘されなければクルミだと分からないほど自然な味。腹持ちも良くなり、昼食に蕎麦をより出しやすくなった。

どのレシピもさほど手間のかかる作り方ではないので、作る手順や食材どうしの組合せがよく練られているのだと感じる。(手間暇的には、レシピをその日初めて見ても、材料さえ揃っていれば30分後には出来上がって食べられる感じ。鴨肉など、一般のご家庭にはあまりないかな…、と思う食材も時折登場する)

作る時は「うどんだから、大体こういう味になるだろう」と無意識のうちに先入観があったが、出来上がったうどんは普段のうどんとは一味違う、旨みの強いものばかりになった。

麺料理のレシピのレパートリーが増えた

掲載されている麺類+αのバリエーションがかなり幅広い
温泉卵としゃぶしゃぶ豚のがっつり系から、鶏のわさび風味のさっぱり系、くるみ入り蕎麦などの変化球系まで、素人には思いもつかなかったレシピが多く、綺麗な写真に魅かれて読むだけで麺類の可能性に気付かされる。

レシピに従って1品ずつ作ってマスターしていくと、がっつり系かあっさり系か、和風か洋風かなど、麺類をその日の食材とTPOに応じて作り分けられるようになった。麺をゆがくだけという麺類調理入門レベルから、アレンジ自在の調理中級レベルにレベルアップできた気がする。

細切れ豚&茄子そうめんレシピがおすすめ

この本の中で一番のお気に入りレシピは、「細切れ豚&茄子そうめん」。つけ汁に茄子や豚が入るだけで、そうめんは単に湯がくだけというお手軽さで、熱々でも美味しく冷やして食べても美味だった。
冷やしても美味しいので、忙しい日の前日につけ汁を作って冷やしておけば、翌日はそうめんをゆがくだけで昼食にありつける。豚肉は、もちろん薄切りでもミンチでもok。1ヶ月前に冷凍した豚肉で作っても、普通に美味しかった。

栄養バランスも悪くない上に豚肉が入っている分腹もちも良く、葱やカイワレ大根を散らしても相性が良いなどアレンジもしやすい。成人男性から高齢者まで、老若男女美味しく食べられるレシピだと感じている。

そうめんのレシピだが、季節を問わずあまりによく作ってしまったので、逆に家族からこの料理をリクエストされることも増えてきた。
作りすぎてあまったつけ汁は、切った豆腐に醤油の代わりにかけてもいいし、ほうれん草のお浸しのように茹でた野菜を浸して食べてても結構美味しい。