データベーススペシャリスト試験 2018年春 試験当日の注意事項・会場の様子など

来年リベンジできるよう、データベースペシャリスト試験の試験当日の様子を記載。筆者は2018年春に受験。

平成30年度春期のデータベーススペシャリスト試験の問題冊子を撮影した写真

↑ データベーススペシャリスト試験 問題冊子

■会場が遠く、試験開始が朝早い

Oracle Masterの試験が都市部ど真ん中で行われるのに対し、データベーススペシャリストを始めとする情報処理技術者試験は、都心から遠く離れた郊外が試験会場となることが多い。
応用情報処理技術者試験を受験した時も僻地に飛ばされ、朝早く時間通りに起きれるかどうか冷や汗をかいたものだが、DBスペシャリスト試験でも同じ目に遭った。

試験会場となった大学までは電車で50分。午前1の試験は9時半試験開始で、9時10分には試験会場に着席していなければならないので、徒歩移動の時間を含めて逆算すると、7時過ぎに起床し8時丁度には自宅を出なければならない..。

問題を解くことより何より、当日はこれが一番大変だった。

ちなみに応用情報処理技術者を取得して2年以内にDBスペシャリストを受験される方は、午前1の試験が免除になるので、+1時間ほど朝寝ができる。羨ましい。

■試験会場までは迷いにくい

試験会場となる大学の最寄り駅を降りると、駅から大学までの道のりは情報処理技術者試験の受験者でいっぱいで、道に迷うこともなかった。
但し、駅から大学までは徒歩10分程度かかり、校内に入ってから更に7~8分かかった。(大学は校内が広い)

■遅刻者多数

試験の説明が開始される9時10分ギリギリに試験会場に着席したが、9時10分を過ぎてからも入室される遅刻者が数多くいた。IT業界は早起き苦手な人多いんだな、と夜型な私はひと安心した。
9時10分から、試験官が試験の試験の注意事項や問題文訂正の有無などを説明して下さるので、初受験の方は聞いておいた方が良。

■教室はガラガラ

私の席の前方には机8つ×4席の計32席が用意されていたが、着席していたのは4名だけ。午前1の試験が終わり午前2の試験が始まっても、空席が埋まることはなかった。

データベーススペシャリスト試験は合格率が14%くらいの試験だが、受験申込者数に対し受験者数が格段に少ないのだと気づいた。確かに、受験申込〆切が1ヶ月以上前と少し早いし、受験料もOracleMaster等のベンダー資格に比べひと桁違う安さなので、申込みだけ済ませて受験しない社会人の皆様が多いのだろう。(OracleMasterSilverは受験料22000円弱、DBスペシャリストは5700円)

実際に受験者した数を母数に合格率を計算すれば、合格率は跳ね上がると思う。

■受験者の15%が女性

データベーススペシャリストは、IT系国家資格の最高峰なので、女性は一桁パーセント以下しかいないかなと思っていたが、予想よりはるかに多かった。しかも、どの女性も堅実でしっかりとした顔つきの、見るからに頼れそうな女性ばかり。
同じく女性技術者の1人として、女性比率15%はとても嬉しく心強かった。

同じ年の1月にオラクルマスターのシルバーを受験した時には、試験会場に女性が1割前後だったように記憶している。ベンダー資格の試験会場では、オラクルマスターだけでなくさまざまな資格試験が同時に行われるので、一概にオラクルマスター=女性少ないとは言えないが、オラクルマスターブロンズ取得時も、オラクルマスターシルバー取得時も、会場に女性は少なかった。

オラクルマスターにも、近いうちに女性受験者が増える日がくるのかもしれない。

■試験開始の20分前から説明が始まる

平成30年度春期のデータベーススペシャリスト試験の受験票(裏面)を正面から撮影した写真。

↑ データベーススペシャリスト試験 受験票(裏面)

午前1・午前2・午後1・午後2の全ての試験において、試験開始の20分前から、試験管による説明が始まる。お昼休憩を除き試験と試験の間の30分しか空いていないので、休憩は実質的に10分間しかないと心得ておいた方がいい。

道に溢れるほど受験者がいるので、10分休憩中はトイレが割と混む。トイレに行って戻ると10分休憩はほぼ終わっており、休憩時間に参考書をゆっくり眺める間はなかった。

■試験会場の様子

試験会場は全体的に人が多く、トイレや階段などの共有スペースは人で溢れかえっていた。DBスペシャリストを含む高度情報処理技術者試験の行われる教室には、受験特有の緊張感も漂っていた。教室は清潔で、居心地はいい。

私は気管支喘息とハウスダストアレルギーの持病を有しているので、試験会場の清潔度合いと室内の空気の良し悪しが気にかかっていたが、市販のマスクなしで過ごせる程度には、掃除が行き届いていた。

建物の3〜6階が試験会場に割り当てられていた。各階に教室が10室ほどあり、どの教室も情報処理技術者試験の受験者で埋まっていた。中には、自分が一生受けることのないであろう「システム監査技術者」の会場もあり、どういった方が受験されているのかと見物気分で眺めることもでき、ちょっと面白かった。

■昼食(お弁当)は持ち込み

各フロアとも階段付近に木製のベンチが並べられ、談笑したり軽食を食べたりできるスペースになっていたので、そちらでお弁当を頂いた。(ちなみに、応用情報処理技術者試験の受験会場では、校舎の外の芝生の上で昼食を食べることができた。春の陽気のお陰で、素晴らしい気分転換になった)

逆に、外食はまず間違いなくできないだろうと思われる。校舎の外に出るだけで7~8分かかるうえ、校舎内で開いている学食やカフェも見かけなかった。学内の自販機に自販機はたくさんあったが、どれも飲み物販売で、カロリーメイト等の食べ物販売の自販機は見かけなかった。

昼食は、事前に調達して外から持ち込まなければ、午後2の試験まで空腹でもたないと思う。
試験会場の最寄り駅にコンビニが併設されており、コンビニ内には列ができるほど、受験者がめいめい購入品を持って並んでいた。

昼休憩は1時間あるので、参考書を15分程度ゆっくり眺め、心を落ち着かせる時間が取れた。

■途中退出者は多くない

情報処理技術者試験は、あらかじめ決められた時間帯であれば、試験を途中退室することができる。だが実際には、途中退出して早めに試験を仕上げてしまう人は少なかった。

データベーススペシャリスト試験は、難易度もさることながらボリュームも満点なので、途中退出できるほど余裕時間が残らない…というのが多くの受験者の本音のようだ。

■試験会場へ持参して良かったと思ったもの

・鉛筆 2~3本

三菱鉛筆3本と金属製の鉛筆ホルダー2つと鉛筆キャップを撮影した写真。

↑ 鉛筆と鉛筆ホルダー

午前1・午前2は多肢選択式のマークシート試験。マークシートは、シャープペンシルで塗るより、芯の丸まった鉛筆で塗る方が圧倒的に早くて楽。鉛筆を落とした時の用心も込めて、2~3本を持参。金属製のキャップ(鉛筆ホルダー)があると、筆箱の中が汚れない。

・髪留め 1~2つ

前髪の長い方は、髪留めが超おすすめ。前髪の左右どちらかだけでも留めてしまえば、前髪が垂れて来ず試験に集中できる。私は黒や茶色の小さめの髪留めを1~2つ持参した。

試験開始前から髪に留めておくと、試験監督にカンニングを疑われることも特になかった。以前別の試験で、試験監督に「髪留めをつけて受験しても構いませんか?」と申し出たことがあるが、その際も快諾頂けたので、意外と問題ないらしい。

・傘 1本

当日は雨で、行きも帰りも雨が降った。前述の通り試験会場は都心から遠く、最寄り駅から会場までは片道10分ほど歩くので、曇りか雨の日は傘は必須。

■「もっとやっておいたら良かった…」と後で後悔したこと

・午後1の試験対策

2018年春季試験は、午後1が断トツで難しかった。別の受験生に尋ねても同じ感想が返ってきたので、私の苦手分野が出題されたわけでもないようだ。

2018年は時間の関係から午後2を中心に試験対策を行っていたのだが、午後1を舐めてはいけなかった。午後1は短い時間で大問2問を解かなければならないので、スピードも要求される。試験対策の際は、午後1にも十分時間を割いてあげてほしい。



■試験時間中に「試験に落ちた…」と感じた時は

必ず、午後2までの全ての試験を受けてあげて欲しい。

理由は、仮に今年の試験が不合格だったとしても、午後1・午後2がどれほど解けるかが分かれば、来年合格できるかどうかが分かるからだ。

2018年春季受験時、私は午後1が半分も解けなかったので、「落ちた…」と確信した。だがその直後に受験した午後2は、普段業務でよく使っている分野が出題されたこともあって、9割5分まで解答でき、うち自己採点で5割弱正答することができた。午後2試験の合格ラインは、正答率60%。そのため、「このまま頑張れば、来年は合格できる」と強く感じた。

この実感を持てれば、試験勉強の強力な下支えになる。長く辛い試験勉強を再開する上で、こうした「ゴールが近い」感があるかないかは、努力を続けられるかどうかの分かれ目にさえなる。

また、職場や就職活動の面接でも「不合格でしたが、午後2が50%弱正答できたので、来年は合格します」と答えられば、「不合格者」ではなく「あと少しで受かる人」とプラスに捉えて貰える。

試験中に感じる「落ちた…」という気持ちはそこそこに強い感情で、試験を中断して遊びに行きたい気持ちを思い出させる。なので試験当日は時間を終日を試験につぎ込むつもりで臨み、羽を伸ばすのは翌日から、と決めておくといいと思う。