投稿者「somanybooks」のアーカイブ

色彩検定3級 勉強法・使用したテキストなど

念願の色彩検定に、ようやく取り組むことができた。
3級はとても易しいので、忙しい方でも取りかかりやすく、気軽に達成感を味わえる。私は3級が楽しかったので、2級に進む自信と意欲を頂くことができた。

色彩検定3級の勉強法

 学習期間:2週間
 使用テキスト:公式テキスト、色彩検定2級問題集
 費用:受験料7000円、テキスト代

市販されている公式テキストを読み込むだけで、十分に合格圏内に入ることができる。

事前に問題を解き慣れたい方は、公式テキストに加え、図書館などで3級の問題集を借りて2~3日解いてみる、といった軽い準備で十分だと思う。
私は色彩検定2級取得を視野に入れていたので、色彩検定2級の問題集を購入して易しい問題を解いてみることで、色彩検定の問題に慣れるようにした。

また、1~3級の過去問すべてを含む問題集「色彩検定過去問題集」も市販されているが、色彩検定3級・2級の取得であれば不要だと思うので、紹介は省略。

色彩検定3級 試験本番

試験時間が短く、問題数が多い

70分の試験時間で、大問が15~16問あり、大問1問あたり5~10問程度の小問が出題された。つまり、1問にかけられる時間が1分未満と非常に短いため、即断・即決・即記入で、次々に問題をこなしていくことが求められる。
逆に言うと、1問~2問分からない設問があっても、十分に挽回できる余地がある。多少解けなくとも気にしないで、次々解き進めるのがおすすめ。

見直しは5-10分ほどしか時間が取れないと思うので、見直したい問題にはチェックを付けておき、チェックを付けた箇所だけ検討するなど、効率良く見直しする方法を事前に考えておくとよい。

試験会場の雰囲気

女性が多め、若い方が多め、だった。約8割程が女性だったと思う。男性の方は、試験問題云々よりこうした雰囲気に呑まれないようご留意を。

色彩検定3級の合格通知と合格証書

まず合格通知のハガキで合否が知らされ、無事合格すると、後ほど合格証書が届いた。

色彩検定3級の合格証書の賞状と合格通知ハガキを平置きし、正面から撮影した写真。

↑ 実際に手元に届いた色彩検定3級の合格証書と合格通知

色彩検定3級を取得した感想

楽しかった!

仕事の合間の試験勉強でも、勉強が負担にならず楽しかった。
公式テキストが良くまとまっていて読みやすいからという理由もあるが、「あざやかな色彩を毎日眺めて暮らせる」というそれだけで、私には十分楽しかった。色彩がお好きな方であれば、同じような感想を持たれる方も多いのではないかと思う。

色彩検定に対する適性が分かる

3級はあまりに易しいので、3級は取得せず色彩検定2級からトライされる方も多いのですが、個人的には3級の取得をおすすめしたい

3級の学習を経験すると、色彩検定に対する自分の適性が分かる。3級の学習を楽しめる方、続けられる方は、2級に進み勉強量が増えても、挫折せず色彩に触れ続けることができるのではないかと感じた。

逆に3級取得を楽しめないのであれば、「色彩を理論的に考える」という適性に乏しいため、仮に1級を取ったとしても、その後「仕事」として色彩を続けるのに苦痛を伴うのではないか、と思う。

「クレヨン王国 黒の銀行」(福永令三 著) あらすじと読書感想文

男の子も女の子も日本語を母語として育ったからには、クレヨン王国シリーズを1冊は読むだろうと信じています(笑)
クレヨン王国シリーズの中で、私が一番好きだったのがこの本です。

「クレヨン王国 黒の銀行」のあらすじ

中学一年生の美穂ちゃん銀行員の彰子ちゃんは、彰子ちゃんの車でおじいちゃんの家に行く途中、男女2人組を車に乗せてあげました。その2人組はあろうことか銀行強盗で、美穂ちゃん・彰子ちゃんは辛うじて命は助けて貰いましたが、彰子ちゃんの車ごと所持品もおじいちゃんへのお土産も全て奪い取られてしまいました。

仕方なく2人はとぼとぼ歩いておじいちゃんの家へ向かいますが、近道の旧道を通った際に黒っぽいカードを拾います。そのカードは実は「クレヨン王国」の「黒の銀行」の預金カードで、黒いものであれば何でも100ブラック分だけ引き出せる、という不思議なカードでした。

それを知った2人は、黒の銀行のカードを使って、銀行強盗達に反撃を開始します……。

「クレヨン王国 黒の銀行」シリーズの説明

クレヨン王国シリーズは小学校の中~高学年向けに書かれたファンタジー小説です。シリーズ全体で20冊以上出版されているほど、長く子どもに愛されている児童書です。

シリーズと銘打ってあるものの、1冊1冊のお話は独立しているため、どの本から読み進めても差し支えありません。(ちなみに第1作目は「クレヨン王国の十二ヶ月」)

「クレヨン王国 黒の銀行」の読書感想文

おじいちゃんの大好きな土地に土地開発という危機が迫っていて、女の子2人も銀行強盗に襲われてしまう、というひどい状況から物語が始まりますが、偶然拾った100ブラックカードが事態を救います。

銀行強盗の方は銃を持った大人2人、対するは未成年を含む若い女の子2人という組み合わせですが、美穂ちゃんも彰子ちゃんも知恵を絞り、100ブラックカードでありとあらゆるものを引き出して、何とか銀行強盗を追い詰めるようとするさまが、読んでいてとても白熱しました。
私は昔から、守られる女の子より、自分で頑張る女の子の方が好きみたいです(笑)

クレヨン王国シリーズでは、「黒の銀行」と「七つの森」の2冊がとにかく好きでした。「七つの森」はユニークな夏休みの宿題に一人ひとりが向き合うお話で、こちらも清々しくて良いのですが、「黒の銀行」はアクションありの勧善懲悪もので、読後清々しいを通り越して、スカッとします(笑) その点でも自分の気質に合っていたのかなあ、と大人になった今振り返ってみて思います。

日焼け止めのおすすめ:「ニベアサン プロテクトウォータージェル」(SPF35、SPF50)

塗っても顔が白くならず、気兼ねなくたっぷり使える日焼け止めにようやく出会えた。夏が来るたび買い増しし、リピート4本目、足かけ6年で愛用中。

「プロテクトウォータージェル」の説明

プロテクトウォータージェルは、無香料・無着色の日焼け止め
乳液と化粧水を混ぜたような感触で、少量でよく伸び、お値段も安いので気軽にたっぷり使える。塗っても肌に白く残ることはほとんどない。使用後は、石鹸で洗うだけで落とせる。

白いキャップの方がSPF35 PA+++で、銀色のキャップの方がSPF50 PA+++。出したときは淡い乳白色をしているが、肌に伸ばすとほぼ無色になる。

日焼け止めの「ニベアサンプロテクトウォータージェル SPF50」を正面から撮った写真。正方形のポストイットの上に、白いジェルが100円玉くらいの大きさで写っている。

ドラッグストアでよく売られているが、最近ではコンビニでも見かけるようになった。

日焼け止めの「ニベアサンプロテクトウォータージェル SPF50」のパッケージ裏面を撮った写真。ジェルの使い方や使用上の注意事項が細かく記載されている。

「プロテクトウォータージェル」を使った感想

私は元アトピーで肌が弱く、ストレスでニキビが出やすいうえに色黒。なので、自分に合う日焼け止めを見つけるまでは大変だった。
だが、安くて高クオリティのニベアの日焼け止めが見つかってからは、ニベアの信望者になりつつある(笑)

肌当たりが優しい

「化粧水感覚」とは上手な表現だな、と感じた。ニベアの日焼け止めは半透明でとろっとしており、500円玉ほどの量をたっぷり塗っても、塗った後の肌が白く見えない。通勤時やアウトドアなど毎日のように肌に塗るが、体調の悪い時に塗っても、かぶれたりニキビが出ることはなかった。

お安い

600円程度で80gも入っており、よくもつ。1日あたり100円玉~500円玉1つ分の量を使うが、4ヶ月程で丁度使い切る印象。最近はコンビニでも販売され始め、無くなった時すぐ買い足せるようになり、とても便利になった。

程良く焼けない(SPF35)

普段SPF35を使っているが、ごく自然なレベルで、日焼けを防いでくれる印象。
紫外線の全てをシャットダウンし顔と日焼け止めを塗り忘れた手とでは色が違って見えるような、不自然な感じにならないので気に入っている。

真夏とはいえ、日光を全く浴びないとビタミンD等が生成されないので、身体を悪くしそうだ。夏に全く日焼けしないと、四季のある国日本に住みながら季節感がなさすぎる気もする。
ので、肌を綺麗に保ちつつ、ほんの少しだけ日焼けするニベアのSPF35が、夏の自分に丁度良いと感じている。

「プロテクトウォータージェル」の使用上の注意点

塗った後べたつくように感じるので、塗った後さらっとしている日焼け止めを求める方には、残念ながらおすすめできない。

日焼け止めの選び方(SPF30かSPF50か)

美容家の佐伯チヅさん曰く、日常生活には、SPF30程度あれば十分だそう。その代わり、こまめに塗り足すことがとにかく大事で、塗る際も塗り残しが出ないようたっぷり塗るべき、とのこと。SPFの値より塗り方の方が、肌に影響を与えるらしい。

私個人は、普段はSPF35を使い、真夏のアウトドア遊びにはSPF50を使っている。
趣味でクロスバイクに乗るが、真夏の日中にSPF35のみを塗って5時間自転車を乗り回した時は、鏡で見てはっきり分かる程度に日焼けしてしまった。同じく真夏の日中にSPF50を塗って5時間乗ると、うっすらと焼けた程度で済んだ。

絶対に焼けたくない方は、「ALLIE」↓など高品質の日焼け止めの方がおすすめ。「ALLIE」もいい製品で、塗っている時は全然日焼けせず、まるで夏ではないような肌に保てる。が、ALLIEは品質が良い分価格も高いので、お財布ともご相談を。

SPF50~100などのSPFが高い日焼け止めは、紫外線が極めて強いエリアでは効果を発揮するが、普段使いに用いると肌に余計な負担がかかり、肌トラブルの原因になってしまう。
また、SPFの数値が高いものであっても、日焼け止めは汗で流れたり衣服でこすれたりして取れてしまうものなので、朝塗っても夕方まで効果はもたないらしい。ご注意を。

「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」(福沢 恵子, 勝間 和代 著) 感想など

20~30代の働く女子必読の書、と言い切ってしまおうと思う。1章1章が衝撃的だった。

「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」を読んだ感想

企業版「暗黙のルール」

「暗黙のルール」という言葉は、誰しもがご存じだと思う。明文化されておらず、特に機会さえ無ければ口に出されることさえないルール。実は会社にもこの「暗黙のルール」があり、貴方にはまだ、このルールを知らされていない可能性がある。

2人の著者は、企業にもこの「暗黙のルール」が存在する、と主張する。問題は「男性が働き、女性が家を守る」という生き方がごく最近まで日本の常態だったため、日本企業における新参者である女性がこの暗黙のルールを知らないまま働き、労働の割に正当な評価・対価を享受できていない点だ。

本書の中では著者が、世間一般で言われるところの「常識」と企業における「暗黙のルール」との差異を明らかにし、女性がより良く企業で生きるにはどのようにすれば良いかを示唆している。

自分にとって衝撃的だったのは、「出世しなければやりがいも生まれない」「低賃金で働き続けるのではなく、働きに見合った報酬を要求する」「仕事が滞るほどの攻撃を受けたら、総力を上げて反撃に打って出る」など、日本の大多数の女性が実施していないだろう点が、暗黙のルールとして示唆されている点だった。

企業での自らの経験と照らし合わせながら読み進めていくと、実感としてルールの正しさが理解でき、「今までこんなことも知らなかったのか」「知らずに何年も働き続けてきたのか」と、我が事ながら唖然した。

女性であれば、若い頃に一読しておいて損はないと思う。

「男の腕まくり 旨い麺」(ムック) で麺類のレパートリーを増やす

うどん・そば・そうめんなどの、麺類料理レシピのレパートリーをとにかく増やしたい方におすすめ。

「男の腕まくり 旨い麺」を料理してみた感想

意外なおいしさ

意外に(と申しては大変失礼だが…)レシピ通りに作るだけでどれもおいしく仕上がる

たとえば、クルミ入り蕎麦。普通のざるそばと普通のつけ汁を用意し、つけ汁に包丁で細かく砕いたクルミを入れるだけ。
「和風のお蕎麦にクルミ? そんなもの合うの?」「ちょっと手軽すぎない?」「これ本当に美味しいの?」と作る前は半信半疑どころか一信九疑くらいの気持ちだったが、実際に作ってみると、つけ汁にクルミのコクが出て、いつもと一味違ったざるそばになった。くるみのつけ汁は温めても冷たくても美味しく、しかも誰かに指摘されなければクルミだと分からないほど自然な味。腹持ちも良くなり、昼食に蕎麦をより出しやすくなった。

どのレシピもさほど手間のかかる作り方ではないので、作る手順や食材どうしの組合せがよく練られているのだと感じる。(手間暇的には、レシピをその日初めて見ても、材料さえ揃っていれば30分後には出来上がって食べられる感じ。鴨肉など、一般のご家庭にはあまりないかな…、と思う食材も時折登場する)

作る時は「うどんだから、大体こういう味になるだろう」と無意識のうちに先入観があったが、出来上がったうどんは普段のうどんとは一味違う、旨みの強いものばかりになった。

麺料理のレシピのレパートリーが増えた

掲載されている麺類+αのバリエーションがかなり幅広い
温泉卵としゃぶしゃぶ豚のがっつり系から、鶏のわさび風味のさっぱり系、くるみ入り蕎麦などの変化球系まで、素人には思いもつかなかったレシピが多く、綺麗な写真に魅かれて読むだけで麺類の可能性に気付かされる。

レシピに従って1品ずつ作ってマスターしていくと、がっつり系かあっさり系か、和風か洋風かなど、麺類をその日の食材とTPOに応じて作り分けられるようになった。麺をゆがくだけという麺類調理入門レベルから、アレンジ自在の調理中級レベルにレベルアップできた気がする。

細切れ豚&茄子そうめんレシピがおすすめ

この本の中で一番のお気に入りレシピは、「細切れ豚&茄子そうめん」。つけ汁に茄子や豚が入るだけで、そうめんは単に湯がくだけというお手軽さで、熱々でも美味しく冷やして食べても美味だった。
冷やしても美味しいので、忙しい日の前日につけ汁を作って冷やしておけば、翌日はそうめんをゆがくだけで昼食にありつける。豚肉は、もちろん薄切りでもミンチでもok。1ヶ月前に冷凍した豚肉で作っても、普通に美味しかった。

栄養バランスも悪くない上に豚肉が入っている分腹もちも良く、葱やカイワレ大根を散らしても相性が良いなどアレンジもしやすい。成人男性から高齢者まで、老若男女美味しく食べられるレシピだと感じている。

そうめんのレシピだが、季節を問わずあまりによく作ってしまったので、逆に家族からこの料理をリクエストされることも増えてきた。
作りすぎてあまったつけ汁は、切った豆腐に醤油の代わりにかけてもいいし、ほうれん草のお浸しのように茹でた野菜を浸して食べてても結構美味しい。

「男子食堂別冊 男子のパスタ最強図鑑」ムック

女子ですが、じっくり読みました(笑) 論理的に料理へ斬り込んでゆきたい方におすすめします。

「男子のパスタ最強図鑑」を使って作った感想

理論派料理本

分量と手順しか書かれていないレシピに不満を感じてらっしゃる方に、是非ご一読頂きたい本です。

表紙から巻末までパスタづくしの本ですが、「何故この手順で作るのか」「どうしてAではなくBを使わなければいけないのか」という料理の根拠や理論が全面に打ち出されています。男性向け料理本とは、こうした理屈っぽい本なのかと読んだ当初は驚きました(笑)

ですが、この本は性別を問わず一読する価値ありだと思います。この本の理論や手順に従って作ると、単なるトマトソース、単なるカルボナーラの味が違います。家庭料理の味というよりもむしろ、イタリア料理人(見習い)のような味になり、手軽に作れるのに味はしっかりイタリア風になります。
それもその筈で、水煮缶にはホールトマトを使うこと、トマトは包丁ではなく手で潰すこと、オリーブオイルとトマトを数分以上十分に混ぜ合わせることなど、理論を学ばなければ思いも付かないポイントが目白押しでした。

レシピの種類が多い

掲載されているレシピも、トマト・クリーム・和風・オリーブオイル系など、種類もレシピも幅広いです。私自身もアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノやアンチョビのパスタなど、パスタのレパートリーを増やすことができました。
「プッタネスカ」(アンチョビ・オリーブ・ケッパー・唐辛子の入った刺激的なパスタ)など日本の料理屋さんではまず見かけないパスタも、作り方が掲載されています。実際に作ってみると、意外と短時間で作れて、塩味濃いめで美味しかったので、出会えてよかったなと思いました。

パスタを上手に作れると女性にもてそう

若い女性は不思議とパスタ大好きなので、美味しいパスタがご自宅で作れると、女性に大歓迎されそうだなあ、と思いました。トマトソースやミートソースであれば、パスタソースは前日のうちに作っておいて当日は麺を湯がくだけ、という方法も取れるので、失敗して自分の株を下げることも少なそうです。

暫定一位!

このパスタ本を読み、男子食堂シリーズをすっかり気に入ってしまったので、この後和食で1冊、たれで1冊の男子食堂本を追加購入しました。和食やたれの本も読みやすくて良かったのですが、今のところこの男子パスタ本が最も作りやすく理解もしやすかったので、男子食堂シリーズの中では私の一位です。

最近はwebサイトが充実し、わざわざ本を買わずともネットにレシピがあふれるようになりました。ですが、たまにプロの書かれた料理本を読むと、「やっぱりプロはプロだなあ…」と唸らせられることも多いです。本屋や図書館等を上手に使い、時間のある時にはプロの料理本を読むようにすると、より手軽に美味しく料理を作れるようになると思います。

鉛筆デッサン:ブックエンド a bookend drawn wirh pencil

青い金属製のブックエンド(本立て)1つを、白い画用紙に三菱鉛筆uniでデッサンし、完成後デッサンを正面から撮影した写真。ブックエンドは立てた状態で置かれており、中央に穴が開けられている。各辺が曲線でできている珍しいデザインのブックエンド。

モチーフ 青い金属製のブックエンド
使用画材 画用紙(裏面)、三菱鉛筆uni、練り消しゴム
製作場所 Aスクール
完成日 不明

モチーフについて

群青色に濃い灰色を混ぜたような色みのブックエンドだった。金属製だが薄く、百科辞典などは支えると折れてしまいそうな、やや華奢なブックエンドだった。右上と左上の角が外に張りだすように歪曲している、デザインの高い形をしていた。

色が好みでなく、描き手の熱意が掻き立てられなかったため、このモチーフにはあまり愛着が湧かない。ブックエンドの形は良かったので、ベージュなどのより好みな色をしていたら、もっと嬉々として描いただろうにと少し残念。
モチーフを好きになれるか、愛着が湧くかは、絵の仕上がりや作品そのものの質に直結してくるように思う。

描き方について

モチーフに装飾等がなく、長方形から微妙に歪んでいるブックエンド上面の形さえ正確に描ければ、色みと金属の質感を加えて仕上げにできる絵だと思う。モチーフが1点なので、2物の位置関係を考える必要がなく、その点は気が楽だった。

ブックエンドの垂直面と水平面が交わる部分においては、光の照り返しがあるため、ほんの少しだけ練り消しゴムで消して、元々の鉛筆の濃さを薄めている。光源がブックエンドより上の位置にある場合、本来であればブックエンドの足元は光から最も遠く、最も濃く書かなければならない箇所だが、先生の助言を受け光の照り返しを入れると、ブックエンドの立体感が増した。不思議なものだ。

形と色を再現するのに時間を食ってしまい、金属の質感は、十分に再現させることが出来なかった。モチーフの質感を精確に表現することは、現在に至るまで、私の課題の1つである…。

完成後この画像を友人に見せたら、単にブックエンドを撮っただけの写真だと思われた。描いた私は、狂喜乱舞(笑) 自分1人ではこうしたデッサンの精確さが出せないので、Aスクールの先生方のご指導のお陰だと思っている。

鉛筆デッサン:トイレットペーパー a roll of toilet paper drawn with pencil

白いトイレットペーパーひと巻きを、白い画用紙に三菱鉛筆uniでデッサンし、完成後正面から撮影した写真。トイレットペーパーは立てて置かれており、薄く柔らかな紙が手前に向かって延びている。

モチーフ トイレットペーパー1巻き
使用画材 画用紙(裏面)、三菱鉛筆uni 数本、練り消しゴム
製作場所 Aスクール
完成日 不明

モチーフについて

石膏以外のモチーフを、単体でデッサンする課題の中の1枚。

デッサンの対象となるモチーフは、1つ1つ質感が違うものが選ばれており、今回は「紙」でトイレットペーパーだった。Aスクールのモチーフ置き場に入っていた、何の変哲もないトイレットペーパーである。(ちなみにAスクールには、プラスチック製の大きな引き出しが10つ以上壁付近に積み上げられており、その中にデッサン用のさまざまなモチーフが保管されていた)

円柱形と平面を組み合わせた形もさることながら、トイレットペーパーの持つ独特の質感が、画用紙の上に再現できるかがポイント。再現できなければ、よくある石膏の円柱をデッサンしたものと、大して変わらない絵になってしまう。
このトイレットペーパーもそうだが、卵やボウルなど、身近にあるのに形や質感が面白い題材は、絵のモチーフとして繰り返し利用しやすいので、デッサンの練習にはもってこいだと思う。
この時はトイレットペーパー単体で描いたが、少し後には料理ボウルと組み合わせてもう1枚デッサンした。

描き方について

三菱鉛筆uniでざっくりと全体の形を取り、質感や陰影などの細部を描き込んでいくという、いつもと同じ手順で描いた。

モチーフが白一色なので、陰や影の部分をどこまで濃くするかは迷った。仕上がった絵を眺めていると、影はもっと濃い黒を置いていた方が、画面にメリハリが出る上トイレットペーパーの白さも際立つので、少々勿体ない事をしていると思う。また、このデッサンだとトイレットペーパーの紙が固そうに見えてしまうので、もう少し薄く柔らかそうな質感を出すべきだった。

以下、反省文。出来上がった絵について明らかに違和感を感じるのは、トイレットペーパーの奥から手前に伸びている一枚紙の部分の陰が、なだらかでない点。本来であれば、トイレットペーパーが机に接する部分は角を感じさせないくらい、陰の濃淡を少しずつ変化させなければならなかったが、当時そこまで技量がなかったためか、面2枚を繋ぎ合わせたような不自然な絵になってしまっている。

この絵を描き終えた後、デッサン技法書で、トイレットペーパー1巻きをほぼ同じ構図で鉛筆でデッサンしている絵を見せて頂いた。トイレットペーパーの紙の凹凸や、ふにゃっとした質感、透けて見えるくらいの紙の薄さが自然に表現されており、一目見て脱帽。単体モチーフだからこそ、己の技量の足りない部分がよく見える、と比較してみてつくづく感じた。

絵画製作に使う画材の紹介 ~落書きファイル~

春から秋にかけて、自分が毎年楽しんでいる落書き方法をメモ。

落書きファイル

まず好きなだけ描く

プラスチック製の用箋挟みA4コピー用紙を20~30枚ほど挟んでおき、気が向いたときに用箋挟み↓と2B~8B鉛筆を持ち出して、台所や鏡の前や姪っ子のそばなど、気が向いたところでデッサン(クロッキー?)の練習を開始する。

モチーフは何でも構わない。机の上に乗っているもの、窓から見えるもの、本に掲載されている写真…自分が心惹かれたなら何でもいい。多少デッサンには難しいモチーフでも、心惹かれるものであれば、逆にデッサンの腕を向上させることに繋がる。

人物画や人体デッサンはデッサンの中でも最難関とも言えるほどの難度だが、人体はどの部分をとっても非常に複雑な形をしていて面白いし、トライしてみる価値はある。個人的には、顔や手より先に足を何度か描いて慣れるのがおすすめ。形の難易度が低いし、誰かに裸足になって貰うだけで描き始められるから(笑)

描いたら保管する

↓ 人体を描くのに凝っていた頃の落書き。
鉛筆でたくさんの手が書かれた白い紙が2枚写っている。そのうちの1枚は2穴バインダーに綴じられている

好きなものを好きなだけ描いたら、紙1枚1枚に今日の日付を書いた後、2穴パンチ↓で容赦なく穴を開け、2穴のバインダーファイルに綴じておく。穴が開く箇所に絵や線が書かれている場合もあるが、収納や保存しやすさを優先しているため、一切頓着しない。落書きは落書きなので、何ヶ月もかけて描いた作品と同じようには扱わないことにしている。

用箋挟みに挟んである紙の大半は、仕損じのコピー用紙や、使わなくなったノートの余り紙、新品のバインダーに付録で付いていた厚紙なので、ほぼ費用がかからない。用箋挟みと2穴ファイルと2穴パンチは、どれも百円均一ショップで購入したものなので、落書きの画材は三菱鉛筆が最も高価かもしれない…

落書きを古いものから順にファイリングしておき、暇な時間に見返すと、自分の成長が手に取るように分かるのでおすすめ。こうして溜めたファイルは5冊目を突破し、現在は6冊目に入った。

半透明の緑色のA4ファイルと半透明の水色のA4ファイルが映っている。緑色のファイルには、鉛筆で唇をデッサンした絵やコピー仕損じの裏紙が綴じられている

最近は鉛筆でクロッキーした絵のファイリングばかりだが、色鉛筆(油性色鉛筆・水性色鉛筆)・パステル・水彩絵具木炭鉛筆・ペン画などであれば、同じ方法で楽しめる。

コピー用紙に灰色の水性ペンで描かれた絵を撮影した写真。縦に置かれたチューブが描かれている。

↑ 水性ペンの落書き

万年筆や水彩絵具でコピー用紙に描き散らした際は、きちんと乾かしてから挟めば問題なく保存できる。木炭鉛筆とパステルの場合は、木炭や顔料の粉が散りやすいので、フィキサチーフ(スプレー)で粉を定着させてから保管するとベター。