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管理人の英語学習歴

小学校時代

英語のえの字も知らない(笑)

中学時代

中学入学前の春休みの宿題で、アルファベットの書きとりを20~30枚くらいやらされたため、英語の第一印象は悪かった(笑)
中学時代の成績は、クラスの真ん中くらい。

高校時代

英語の学習カリキュラムがきつかった。週1回英文法の小テストがあり、6割以下なら翌週に再テスト。このテストが難しくてよく再テストを食らい、すっかり英語嫌いに。しごかれたお陰でセンター試験の英語は正答率80%越えでしたが、全然英語が楽しめていなかった。
ちなみに当時、リスニング試験はなかった。(なくて良かったと今は思う。リスニング試験は周囲に雑音が多かったり、機器の音声が悪いと、点数が低くなりそうなので…)

大学時代

最初の2年間、全く英語の勉強しなかった。英語からの解放感に浸りっぱなし

大学の英語の授業が、簡単で驚いた。だが出席日数は足りず、単位は時々落とした(笑)
初めて海外旅行を経験し、あれほど学んだ英語が全く喋れず、かつ、ほとんど聞きとれないことに衝撃を受けて帰国した。
海外貧乏旅行は好きだったので、大学3回生くらいから、英語とフランス語を独学し始めた。授業の合間やバイト終了後に、図書館や自宅で英語1~2時間、フランス語1~2時間勉強くらい。

その後、NGOのインターンに登録するのにTOEIC730が必要になった際、当時TOEICスコアが600半ばしかなかったので、5ヶ月間必死で英語やり込み、TOEICスコア795を取得。その後もマイペースに勉強続けて、大学卒業前にTOEIC820を取得。

社会人(事務職)時代

社会人として働き始めた当初は、仕事に全く英語を使わない普通の営業事務職で、マイクロソフトのofficeと仲良くなりながら英語とは無縁の生活を数年送る。

社会人以降(システムエンジニア)時代

システムエンジニアへ転職後は、仕事内容が変わるたびに、業務で英語を使う割合が増減した。小さな会社でのシステム和文英訳を任されたことを皮切りに、英国系企業・フランス系企業での勤務を経験し、今でも毎日業務で英語を読み聞きしている。
システムエンジニア時代も、業務に英語ゼロな時もあれば、業務メールは全て英語(!)という世界も体感。

TOEICは、数年おきに受験を続け、スコアは850に何とか到達。

転職活動の際、TOEIC850を持っているとさすがに人事担当者の反応が変わってくる。1つのことに真面目に取り組む人間だと考えて頂ける上、高い英語力が必要なので未経験okな求人も紹介して頂けたりする。

また、ビジネス・会計・ITの知識が身に付くのが人より早いように感じる。
ITはCopy&Paste(コピーして貼り付け)からSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)に至るまで英語の嵐だし、会計も欧米からの輸入品なので、英語を直訳した用語が多く存在する。M&A(Merger&Acquisition)、ベンチャー・キャピタル(Venture Capital)、SCM(Supply Chain Management)……例を挙げるとキリがないが、カタカナを見てすぐに意味が推測でき、用語が覚えられるのは、英語力という基盤があるお陰だと思う。

学習費1万円以下でTOEIC800を取得する勉強法

大学卒業の年にTOEIC820を取得できましたが、英語圏の国を初めて訪れたのは社会人になってからでした。TOEICの受験料を除くと、英語学習費は1万円を超えることはなく、どう多く見積もっても、2~3万円以内に収まります。
そんな学習方法でTOEIC820を取れたので、どなたかのご参考までに、自分の英語学習法を公開しようと思います。

TOEICスコアシート。

↑ TOEICスコア。大学時代の最初が545、大学時代最後が820.

高校卒業までは、恐らく人並みです。高校で長文読解と英文法の授業を受け、度重なる英語の小テストと中間・期末考査に大いに苦しみました。大学3回生頃になるまで、英語は嫌いだったので、英語を自主的に勉強したことさえありませんでした。

大学に入ってから初めて海外旅行に行ったのですが、その時英語が全く喋れずかつ聞き取れなかったため、悔しい思いをしました。大学3回生くらいになってからようやく、自主的に(今度は真面目に!)英語の勉強を開始しました。

英語学習の概要

学習は、英語のリスニングが中心です。
CD付きの英語教材を図書館で借り、英文を覚えるくらいまでリスニングし、リスニングに慣れたら英単語の書きとりをひたすらやります。
英文法と長文読解は殆ど行いません。TOEICテスト直前に、問題を少し解いてみる程度です。

この学習方法は、中学校・高校の学校教育で英文法と長文読解をある程度学んであることが前提です。学校教育で英語の基礎を身に付けた後は、リスニング・スピーキング・英単語力増強を重視する方が良いと思います。

英語学習の教材選び

自分の興味と語学レベルに合った教材を使うことが非常に重要です。良い教材が見つかると、負担が少なく飽きも来ずに英語の勉強を続けることができます。

教材探しには大学の図書館が最適ですが、大きめの公立図書館でも大丈夫です。
本屋ではなく図書館を活用する理由は、自分に合ったテキストを見つけやすいからです。何冊か借りてきて数冊同時並行で使い、自分に合わなければすぐ別の教材に移れるので、懐が痛みません。しばらく使ってみて自分に合いそうなら、教材をコピーしたり購入したりして、使用を継続します。

図書館に行き、CDつきの英語テキストを何冊かぱらぱら捲って、面白そうであれば借りて帰って2週間ほど聴いてみてください。基本的には10行に3~4個分からない単語があるくらいが理想の教材ですが、興味が持てる教材なら、そのレベルより少し難しいものを使っても大丈夫です。興味の有無が、何より大事です。

面白そうであれば、そのテキストに決めてしまいます。面白くなければ、図書館に返却しまた別のテキストを探す、を繰り返して下さい。

英語学習に付属CDとカセットデッキを使用

英語のリスニングには、ポータブルカセットデッキを使ってました。
 →ポータブルカセットデッキの見本

CDプレイヤーやMP3を使わなかった理由は、カセットデッキが一番再生にかかる手間が少ないからです。CDプレイヤーやMP3の場合、電源を入れ起動させてトラック番号を選ぶ必要がありますが、カセットデッキだと文字通り、ボタン一つで再生してくれます。
ボタン一つで再生できるとなると、洗濯物を畳む5分間、眠る前の5分間といった日常生活の隙間時間を全て活用できるようになるので、より多くの時間をリスニングに充てることができるだけでなく、語学勉強を無理なく続けることに繋がります。

CD教材をテープに録音したら、あとは時間を見つけて、ひたすら英語を聞きます。
一人で食事を食べる時、通勤・通学時間、皿洗い・洗濯物などの家事の時間、夜眠る前、長風呂に浸かりながら、…時と場所を選ばずに、時間があれば、カセットデッキのスイッチを入れます。

(※私の在学時には、スマホはまだ一般的ではありませんでした。今なら、自宅学習時はカセットで、外出時はスマホで良いと思います)

生活に無理のない範囲で、気楽に気長に聴き込んで下さい。無理しても続きませんし、楽しくなくても続きません。どうしても英語を聞きたくなくなったら、半年くらい学習を休憩しても問題ありません。
1週間でいきなりリスニング力が伸びたりはしませんが、3ヶ月、半年と聴き続けていると、ある日突然、以前より英語が聞き取れるようになっている自分に気づくと思います。

管理人が使ったリスニング教材は、

 「NHKラジオ英会話 What’s New? 1」
 「NHKラジオ英会話 What’s New? 2」
 「NHKラジオ英会話 What’s New? 3」
 「英単語ターゲット1900」
 「ニュース英語速読・速聴ボキャブラリー2000」
 「TOEIC必修単語 2700語」

この6冊のみです。「NHKラジオ英会話」は、リスニング初心者が中級者に上がるのに非常に優れた教材でした。その後「ターゲット1900」「ニュース英語2000」「TOEIC必修単語 2700語」の3冊で語彙力をつけたことで、難度の高いリスニング・リーディングも理解できるようになりました。

聞き間違い、知らない単語はテキストで確認

日常的に英語を聞く習慣が出来、英語も聞き慣れてきたら、今度はまとまった時間(1時間くらい)をとってテキストを読むようにします。

英語の大量リスニングだけを続けていると、意味を間違えたまま音だけ覚えてしまったり、文字で見た時に単語の意味が分からなかったりするので、音と文字と意味とを擦り合わせる必要があります。

定期的にテキストを読んで英文の意味を確認し、聞きとれない部分や意味を覚えていない単語には、本を開いた時にすぐ目につくように、をつけておきます。(○をつけてもいいし、ラインマーカーで色を付けてもいいです)

時間の無い時は印をつけた部分だけをざっと復習して、時間のある時は、テキストの音読もしくは精読します。

英語勉強法 まとめ

自分に合ったテキスト → カセットデッキ → 隙間時間に聞く → テキスト読む

但し、この方法は、学校教育で習う中学レベルの英文法・長文読解が出来るという前提でしか使えません。英文法・長文読解の基礎ができてない方は、英語力が身につくのが少し遅いかもしれません。

しかし…リスニングの方法を語るだけで、こんなに文字数を取ってしまいました(笑) TOEIC700以上の方向けの英単語増強編は、後日の機会に譲ろうと思います。

管理人のフランス語勉強法

フランス語の情報を探してこのサイトに来て下さる方が多いので、フランス語学習方法を書いておく。

フランス語の勉強方法

大学の授業で基礎はお教え頂いたので、①基礎を定着させる ②リスニング用 に「トレーニングペーパー文法編(1)-(2)」「トレーニングペーパー 読解編」を使った。
大学のテキストは問題集がついてないので、授業以外は基本使わなかった。学習のメインテキストはトレーニングペーパー

勉強方法の概要

学習の仕方は簡単で、普段の生活の合間にトレーニングペーパー付属のリスニングCDを聞き流して毎日1~2時間ずつトレーニングペーパーを解く。これだけ。

机に向かって演習

トレーニングペーパーには直接書き込まずに、メモ帳を用意してそちらに書くようにしていた。物覚えが悪いたちなので、トレーニングペーパーに記載されている1日分の分量を、2~3日に分けて取り組んでいた。

しかも、途中で分からなくなってきたら、既に解き終わったより易しいレベルのものを再度解き直す(笑) こうすると分からないまま解き進めて嫌になることがないので、勉強が長く続けられる。

私は語学の勉強をやりたくなる時と、全然やりたくない時の差が激しいので、やりたくない時は半年くらい全く手をつけなかった。やりたくなったら、また分かるところから解き始めた。
非常に気ままなやり方だが、このやり方のほうがフランス語学習を嫌いにならずに済んだ。フランス語が好きなら、またそのうち学習したくなるので。

リスニングCDで毎日聞き流し

リスニングのCDに関しては、ちょっぴり工夫した。
掌サイズで持ち運びのできるカセットテープ用ポータブルデッキ(5000円くらい)を用意し、カセットにダビングして聴いていた。
 →こんなカセットデッキ

CDやデジタル音源ではなくあえてカセットデッキを選択するのは、文字通りボタン1つを押すだけで再生ができるので、他のどの音楽プレイヤーより手軽に隙間時間を活用できるから。(他の音楽プレイヤーは電源入れて起動したり、トラック番号選んだりしないといけないので、余計な手間がかかる)

英語のリスニング力を伸ばす時に使っていた方法だったが、結果的にTOEICリスニング分野が200点アップしたので、フランス語にも使えるかな、とそのまま流用した。
皿洗いの10分間や、寝る前の5分間など、隙間時間を全て有効に活用できるところが気に入っている。

ちなみにlecon1からlecon32まで全てのレッスンの音を日々聴くので、学び終わったレッスンの復習をしつつ、学んでいないレッスンの予習も同時に行うことになる。
語学は一定レベルのものをやり続けるより、難易度の高いものと低いものを混ぜてやる方が伸びるそうなので、こうしたアバウトなやり方が、意外に学習方法として合ってたのかな、と今振り返ってみて感じた。

TOEICのスコアが100上がった「NHKラジオ英会話 What’s New? 3」(大杉正明 監修)

私のTOEICスコアを1年間で100点upさせた、ラジオ英会話の第3弾。
リスニングが苦手な方には特におすすめ。

「NHKラジオ英会話 What’s New? 3」の説明

前作「what’s new 12」の続編ですが、話題が連続してる訳ではないので、1、2を聞いていなくとも全く問題はない。

構成は前作と変わらず、中学2~3年レベルくらいの平易な英語で書かれた文章が50本掲載されていて、どの文章も1~2分で完結する短さ。
文章が短く、楽しい話題が多いので、ビジネスマンに限らず幅広い方々が気軽に楽しめるリスニング教材だと感じている。

「NHKラジオ英会話 What’s New? 3」の感想

今回私の一番好きだったトピックは、”Don’t cut the baseball game”(野球の試合を切らないで!)。このトピックはwhat’s new 3から登場したビルさんが担当しているのだが、ビルさんのtalkの白熱っぷりが凄い(笑)

野球好きのビルさんがTVの野球中継にかじりついていたところ、9回で1点差、一打サヨナラのチャンス!という手に汗握る場面で、民放のCMが入り、放送が途切れてしまうことに。
アメリカじゃ絶対ありえないよ!と憤慨するビルさんの気持ちは、何だか分かるような気がする。

あまりにもビルさんが白熱して語るので、

“One out to go, the game on the line, the highest point of the drama, and it’s cut! Can anyone explain why?!””
(残りワンナウト、きわどい試合の一番いいところで、放送が切られてしまったんだ! 何だってこんなことになるのか、誰か説明できるかい?!)

という長文を、興奮したイントネーションもそのままに、丸々暗唱できるようになってしまった(笑)

ビルさんはほかにも、”futon vs bed” (ふとんvsベッド)や、”no dryer, no problem” (乾燥機さえなければ問題はない)などなど、数々の名言と白熱したトークを繰り広げてくれる。
このビルさん、私の中では”The・アメリカ人”というイメージなのだが、どうでしょう?

英語学習のアドバイス

もし英語教材を使われるなら、CDとテキストの両方を入手されることをおすすめしたい。

語学教材全般に言えることなのだが、空き時間にCDを聞き、時々テキストを読み返すようにすると、英語に馴染むのも早く、聞き間違えたまま覚えることもなくなります。
英語教材で利用しようか迷われているものがあれば、テキストよりもCDを優先的に使ってあげて欲しい。その方が、英語が早く簡単に身につくはず。

TOEICのスコアが100上がった「NHKラジオ英会話 What’s New? 2」(大杉正明 監修)

私のTOEICスコアを1年間で100点upさせた、ラジオ英会話の第2弾。特にリスニングが苦手な方に特におすすめ。

「NHKラジオ英会話 What’s New? 2」の説明

前作「what’s new 1」の続編にあたるが、話題が連続してる訳ではないので、「what’s new 1」を聴いたことがなくても全く問題はない。
中学2~3年で習うくらいの平易な英語で書かれた文章が、1冊に50本載せられており、1トピックが1~2分という短さは見事健在。この短さと集められた話題の楽しさが、このシリーズの一番の魅力だと思う。

今回も面白い話題が取り揃えられており、中でも気に入っているのは”Ramen”(ラーメン)と”the art of noodle slurping”(蕎麦すすりの術)の2つ。

この英文を聴くまで知らなかったのだが、欧米の方は麺類を食べる際、ズルズルと麺をすする習慣がないそう。「食事中は音を立てないこと」という西洋式マナーをきちんと教育されてきたのに、日本に来て蕎麦屋・ラーメン屋入ると、日本人は周りも気にせず音をたてて麺類をすすっているので、外国から来られた方は相当驚くらしい(笑)
しかも、慣れないアメリカ人が急に蕎麦すすりを真似しようとすると、喉に物を詰まらせそうになるのだとか。

“I even practiced at home a few times when no one around!”
(周りに誰もいない時に家で練習までしたのよ!)

と主張するケイさんやら、

“I can slurp like a native.”
(もう僕は日本の方みたいに麺をすすれますよ)

と胸を張るクリスさんを見てると、非常に微笑ましくなってしまう(笑)
I feel it is an excellent experience for you Americans, and for us Japanese!

英語学習のアドバイス

もし英語教材を使われるなら、CDとテキストの両方を入手されることをおすすめしたい。

語学教材全般に言えることだが、空き時間にCDを聞き、時々テキストを読み返すようにすると、英語に馴染むのも早く、聞き間違えたまま覚えることもなくなる。
英語教材で利用しようか迷われているものがあれば、テキストよりもCDを優先的に使ってあげてほしい。その方が、英語が早く簡単に身につくはずので。

TOEICのスコアが100上がった「NHKラジオ英会話 What’s New?」(大杉正明 監修)

1997年出版というもう15年以上も前の本になるが、未だに根強いファンの多い本
TOEIC400~750向け。楽しくリスニング力を伸ばしたい方には特におすすめ

「NHKラジオ英会話 What’s New?」の説明

「NHKラジオ英会話」はラジオ英会話のテキストとリスニングCDで、中学2~3年で習うような平易な英語で書かれた文章が50本掲載されている。1つの文章が1~2分と短いため、学生から忙しい社会人の方まで幅広くお使い頂ける。
トピックスには、”Dry Town(禁酒の街)”、”Sumo(相撲)”、”British Accent(イギリス式の発音)”など日本とアメリカのごく身近な話題が選ばれているので、のんびり聞き流すだけでも結構楽しめる。

たとえば、あるトピックはこんな感じで始まる。


One day, my Japanese teacher and I went to one of her favorite coffee shops in Shibuya. We had some coffee and when we got up to leave, she couldn’t find the door! She was lost in her favorite coffee shop.

『ある日、私の日本語の先生と私とで、渋谷にある先生のお気に入りの喫茶店に行ったんです。珈琲を飲んで、さあ帰ろうかしらと二人して席を立った時、先生には出入口がどこだか分からなかったの。先生はご自分のお気に入りの喫茶店で迷子になったのよ』


注釈:英文は「NHKラジオ英会話 What’s New?」1巻より引用、訳文は当ブログ管理人が作成

このトピックは「no sense of direction(方向音痴)」をテーマにした文章なのだが、この本は一事が万事こんな調子で、聞いてるととてもほのぼのとした気持ちになる(笑)

すっかり気に入って、学生時代家事の合間や通学途中によく聞いていたら、それだけで1年後TOEICリスニングスコアが100点アップした(笑) NHKラジオ英会話、恐るべし…。

英語に苦手意識が強い方は、こうした楽しい教材から取り組まれることをおすすめしたい。楽しいとあまり苦にならず学習を続けられるので、「気がついたら身についていた」という思わぬレベルアップも十分に期待できる。

英語学習のアドバイス

もし英語教材を使われるなら、CDとテキストの両方を入手されることをおすすめする。

語学教材全般に言えることだが、空き時間にCDを聞き、時々テキストを読み返すようにすると、英語に馴染むのが早く、聞き間違えたまま覚えることもなくなる。
英語教材で利用しようか迷われているものがあれば、テキストよりもCDを優先的に使ってあげて欲しい。その方が、英語が早く簡単に身につくので。

「まるごと使える電話英会話ミニフレーズ」

ビジネス・日常会話とも学べる、電話の基本応対フレーズが詰まった本。

「まるごと使える電話英会話ミニフレーズ」の説明

本全体が3部構成になっており、電話応対の基本フレーズ、ビジネスフレーズ、ホテルや予約などの日常会話フレーズの3つを学ぶことができる。それぞれの章は、一文ずつ基本フレーズを学ぶエリアと、会話を聞いてより実践的な使い方を学ぶエリアとに分かれている。

学習の前提となる英語レベルは、TOEIC400~750くらい。TOEICスコアを上げるというよりも、英語を仕事や日常で使う方向けのより実践的な本という位置付け。

付属のCDには、基本フレーズ・会話フレーズを含めたすべての英文が、1~2分ずつ94トラックに分かれて収録されているので、ピンポイントで欲しい部分だけを学ぶことができる。

この書籍から得たフレーズと学び

・I’d like to speak to someone in the personnel Department.
 (人事部の方をお願いします)
・Could you hold on a little longer?
 (もう少々お待ちいただけますか?)
・It’s been a while. 
 (お久しぶりです)
・Can I get back to you later?
 (後ほど折り返しお電話をしてもいいですか)
・Do you have any idea when he’ll be back?
 (いつごろ戻られますか?)
・I’m sorry, but I’m not sure when he’ll be back.
 (申し訳ありませんが、いつ戻るか分かりかねます)

・英語では、電話応対もビジネストークも決まった「型」が多い
 型を身につけるとスムーズに進む
・アメリカ人は電話に慣れている
・固有名称は必ずスペルを聞くのが電話応対の基本
・通じないのは、言葉のせいだけではない
 価値観そのものが理解されない、社会規範が異なる

「まるごと使える電話英会話ミニフレーズ」を使用した感想

分野別に学べるところが特に良かった。私の場合、電話で使われる特別な言い回しや、ビジネスの語彙が不足していたので、基本編とビジネス編のみを集中的に使った。フレーズ自体は平易で聞きとりやすいので、どんどん聞いて覚えてさくっと身につけることができた。

フレーズを一文ずつ録音してくれているところも、覚えやすくて良い。英語に慣れていない方は長文だと聞きとりにくくて苦労されるかと思うが、この本であれば問題ないかと思う。
個人的には、会話部分のトークもお気に入り。ビジネス向けのきっちりしたトーク、恋人同士の甘いシーン、しゃがれ声のクレーム応対など、バリエーション豊富に収録されているので、飽きずに楽しめると思う。やはり語学は、楽しくないと続かないので(笑)

ただちょっと惜しいなと思ったのが、収録されている英語が主にアメリカ向けであること。アメリカ人には通用するが、アジアやヨーロッパの方には通用するのかな、と思えるフレーズがいくつかあった。仕事では、アメリカ人相手に話すことより、アジア人・ヨーロッパ人と話すことの方が圧倒的に多かったので、こうした点は少し注意したいと思う。

“ポータブルカセットテープレコーダー(TCM-400 C TCC )”SONY

語学学習秘密兵器です。これがないと、正直勉強になりません。

ポータブルカセットテープレコーダーの説明

手のひらサイズで持ち運びのできる、カセットテープ再生機です。録音もでき、2倍速モードでの録音・再生も可能です。

カセットレコーダーのボディに再生スピードを通常より最大30%早めたり、15%遅くしたりできるチューナーがついていますので、語学学習に適しています。音量調節も細やかかつスムーズで、二部屋挟んでも音が聞こえるくらい大音量で再生でき、また、耳元でかろうじて聞き取れるくらいの小さい音量での再生もできます。

電池残量表示ランプがボディについています。電池残量が少なくなると黄色のランプがともり、さらに交換間近になると点滅し始めます。
単三型電池2本で24時間再生だそうですが、1~2ヶ月は電池交換なしで使えます。

ポータブルカセットテープレコーダーを語学学習に使用するメリット

「スマホの時代にテープレコーダーか!」と失笑を買ってしまいそうな気もしますが、私これがないと本当に駄目なんです。

ウォークマンから始まり、ポータブルCDプレイヤー、MD、MP3、ICレコーダー、i-pod、iPad、iPhoneと、今まで数々の高性能電化製品に巡りあい、使ってみては取捨選択を繰り返してきましたが、カセットテープレコーダーの地位は私の予想を遥かに超えて高く、結局この10年間揺らぐことはありませんでした。

何に使うかというと、もっぱら語学学習です。テープレコーダーは音質が良くないので音楽には不向きですが、語学学習にこれほど適した機材はない、と思っています。

一番素晴らしいのが、文字通りボタン1つで再生できる点。
MP3、i-pod、PCのwindows media player、MD、CD、音声ダウンロードのできる携帯など、音を再生できる機材はいろいろありますが、ボタン一つで即再生してくれる機材はカセットテープレコーダーだけなんです。
他の機材は、電源を入れて起動したり、トラック番号を選んだりする必要があり、再生までに5秒10秒とかかってしまいます。しかも最新のものほど小型化されていてボタンが小さいので、押しづらくて。

家事をしていても、入浴中でも、外出先でも、寝る直前の暗闇の中でも、どんな状況でも持ち運べて常にボタンを押せて即再生してくれるのは、カセットテープレコーダーだけでした。

どんな場所でもボタン一つで即再生できるとなると、テレビCMの流れる1分間、皿を洗う5分間が全て勉強時間になります。隙間時間がことごとく使えるんですね。

語学を身につけるには、500~1,000時間外国語をひたすら聞く時間が必要だそうです。
1,000時間ひたすら聞き続けると、英語を聞き英語で考え英語で話すという日本語を解さない思考回路ができ、「何となく意味がわかって即反応できる」という外国語の瞬発力がようやく身につきます。
リスニング時間の確保は、語学を身につける上での至上命題といっても過言ではありません。

私が大学時代にTOEIC820を取得できたのは、自宅にカセットテープレコーダーがあったお陰です。在学中、家中に持ち歩いてはリスニングに励んでいたのですが、お陰で私の頭の中には大学卒業前に英語脳が出来上がりました。

英語圏滞在経験ゼロ・学習費1万円以下でTOEIC820取ったよ、と言うといろいろな方に驚かれますが、カセットテープレコーダーさえあれば誰だってTOEIC700くらいは超えるはず、と密かに思っています。あれだけ聞けば、嫌でも伸びますもの(笑)

ちなみにフランス語脳も欲しいので、今はテープレコーダーの中身をフランス語テープにして、また朝から晩まで聞いています。同じ調子で中国語・韓国語・ドイツ語まで欲張ったら、日本にいながら何ヶ国語も話せるようになるんじゃないでしょうか。ひそかな期待です。でも少なくとも40歳を超えるまでは、この夢は諦めないでおこうと思っています。

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