月別アーカイブ: 2017年2月

「デッサンアート (入門シリーズ) 」(フォーラム11)

市販の静物画デッサン本の中では、最高ランクのクオリティを誇る本。本気でデッサンに取り組まれた方の技術力を、心ゆくまで堪能できる。

「デッサンアート (入門シリーズ) 」の説明

東京芸術大学の方の描かれたデッサンを参考にしつつ、鉛筆や木炭でのデッサンの考え方を学ぶ本。

モチーフの中心線とアウトラインを見つけて描くことや、光を整理して明暗を組み立てること、ガラス・金属等の質感の違いの表現など、テーマごとに美しい鉛筆・木炭デッサンの絵と解説が書かれています。

「デッサンアート (入門シリーズ) 」の読書感想文

とにかく、クオリティが高い
本のタイトルには「入門シリーズ」と銘打ってあるが、「このクオリティで入門なら、上級シリーズはレンブラントが読むんだろうか」と思わずにはいられないほど、デッサン1枚1枚のクオリティが高く、「市販品でもこんな本があるのか」と読んだ当初は相当驚いた。

解説付きで添えられている鉛筆デッサンが、素敵でつい見入ってしまう。さらっと描かれているように思える椅子も、形や質感が正確に捉えられているだけでなく、光源や光の量まで計算されているので、モチーフが光を受け輝いているように見える。

本格的に鉛筆デッサン・木炭デッサンを修めた方のレベルの高さが、よくわかる1冊だと思う。本物のデッサンを身につけたい方は、是非一度眺めてみて欲しい。このブログに載せている私の拙い絵を何枚か見るより、この本の表紙を飾っているタマネギのデッサンを凝視し、1本1本の線の繊細さや色の濃淡のつけ方、表面の皮の薄くてパリッとした質感などをどのように表現されているかを研究頂く方が、デッサンが上達するだろうと思う(笑)

扱われている題材は静物が多いが、指導下さっている内容も勿論超ハイレベルなので、静物画から人物画まで、デッサンを学ばれている方ならどなたがお読みになっても、新たな学びが見つかると思う。

TOEICのスコアが100上がった「NHKラジオ英会話 What’s New? 3」(大杉正明 監修)

私のTOEICスコアを1年間で100点upさせた、ラジオ英会話の第3弾。
リスニングが苦手な方には特におすすめ。

「NHKラジオ英会話 What’s New? 3」の説明

前作「what’s new 12」の続編ですが、話題が連続してる訳ではないので、1、2を聞いていなくとも全く問題はない。

構成は前作と変わらず、中学2~3年レベルくらいの平易な英語で書かれた文章が50本掲載されていて、どの文章も1~2分で完結する短さ。
文章が短く、楽しい話題が多いので、ビジネスマンに限らず幅広い方々が気軽に楽しめるリスニング教材だと感じている。

「NHKラジオ英会話 What’s New? 3」の感想

今回私の一番好きだったトピックは、”Don’t cut the baseball game”(野球の試合を切らないで!)。このトピックはwhat’s new 3から登場したビルさんが担当しているのだが、ビルさんのtalkの白熱っぷりが凄い(笑)

野球好きのビルさんがTVの野球中継にかじりついていたところ、9回で1点差、一打サヨナラのチャンス!という手に汗握る場面で、民放のCMが入り、放送が途切れてしまうことに。
アメリカじゃ絶対ありえないよ!と憤慨するビルさんの気持ちは、何だか分かるような気がする。

あまりにもビルさんが白熱して語るので、

“One out to go, the game on the line, the highest point of the drama, and it’s cut! Can anyone explain why?!””
(残りワンナウト、きわどい試合の一番いいところで、放送が切られてしまったんだ! 何だってこんなことになるのか、誰か説明できるかい?!)

という長文を、興奮したイントネーションもそのままに、丸々暗唱できるようになってしまった(笑)

ビルさんはほかにも、”futon vs bed” (ふとんvsベッド)や、”no dryer, no problem” (乾燥機さえなければ問題はない)などなど、数々の名言と白熱したトークを繰り広げてくれる。
このビルさん、私の中では”The・アメリカ人”というイメージなのだが、どうでしょう?

英語学習のアドバイス

もし英語教材を使われるなら、CDとテキストの両方を入手されることをおすすめしたい。

語学教材全般に言えることなのだが、空き時間にCDを聞き、時々テキストを読み返すようにすると、英語に馴染むのも早く、聞き間違えたまま覚えることもなくなります。
英語教材で利用しようか迷われているものがあれば、テキストよりもCDを優先的に使ってあげて欲しい。その方が、英語が早く簡単に身につくはず。

TOEICのスコアが100上がった「NHKラジオ英会話 What’s New? 2」(大杉正明 監修)

私のTOEICスコアを1年間で100点upさせた、ラジオ英会話の第2弾。特にリスニングが苦手な方に特におすすめ。

「NHKラジオ英会話 What’s New? 2」の説明

前作「what’s new 1」の続編にあたるが、話題が連続してる訳ではないので、「what’s new 1」を聴いたことがなくても全く問題はない。
中学2~3年で習うくらいの平易な英語で書かれた文章が、1冊に50本載せられており、1トピックが1~2分という短さは見事健在。この短さと集められた話題の楽しさが、このシリーズの一番の魅力だと思う。

今回も面白い話題が取り揃えられており、中でも気に入っているのは”Ramen”(ラーメン)と”the art of noodle slurping”(蕎麦すすりの術)の2つ。

この英文を聴くまで知らなかったのだが、欧米の方は麺類を食べる際、ズルズルと麺をすする習慣がないそう。「食事中は音を立てないこと」という西洋式マナーをきちんと教育されてきたのに、日本に来て蕎麦屋・ラーメン屋入ると、日本人は周りも気にせず音をたてて麺類をすすっているので、外国から来られた方は相当驚くらしい(笑)
しかも、慣れないアメリカ人が急に蕎麦すすりを真似しようとすると、喉に物を詰まらせそうになるのだとか。

“I even practiced at home a few times when no one around!”
(周りに誰もいない時に家で練習までしたのよ!)

と主張するケイさんやら、

“I can slurp like a native.”
(もう僕は日本の方みたいに麺をすすれますよ)

と胸を張るクリスさんを見てると、非常に微笑ましくなってしまう(笑)
I feel it is an excellent experience for you Americans, and for us Japanese!

英語学習のアドバイス

もし英語教材を使われるなら、CDとテキストの両方を入手されることをおすすめしたい。

語学教材全般に言えることだが、空き時間にCDを聞き、時々テキストを読み返すようにすると、英語に馴染むのも早く、聞き間違えたまま覚えることもなくなる。
英語教材で利用しようか迷われているものがあれば、テキストよりもCDを優先的に使ってあげてほしい。その方が、英語が早く簡単に身につくはずので。

TOEICのスコアが100上がった「NHKラジオ英会話 What’s New?」(大杉正明 監修)

1997年出版というもう15年以上も前の本になるが、未だに根強いファンの多い本
TOEIC400~750向け。楽しくリスニング力を伸ばしたい方には特におすすめ

「NHKラジオ英会話 What’s New?」の説明

「NHKラジオ英会話」はラジオ英会話のテキストとリスニングCDで、中学2~3年で習うような平易な英語で書かれた文章が50本掲載されている。1つの文章が1~2分と短いため、学生から忙しい社会人の方まで幅広くお使い頂ける。
トピックスには、”Dry Town(禁酒の街)”、”Sumo(相撲)”、”British Accent(イギリス式の発音)”など日本とアメリカのごく身近な話題が選ばれているので、のんびり聞き流すだけでも結構楽しめる。

たとえば、あるトピックはこんな感じで始まる。


One day, my Japanese teacher and I went to one of her favorite coffee shops in Shibuya. We had some coffee and when we got up to leave, she couldn’t find the door! She was lost in her favorite coffee shop.

『ある日、私の日本語の先生と私とで、渋谷にある先生のお気に入りの喫茶店に行ったんです。珈琲を飲んで、さあ帰ろうかしらと二人して席を立った時、先生には出入口がどこだか分からなかったの。先生はご自分のお気に入りの喫茶店で迷子になったのよ』


注釈:英文は「NHKラジオ英会話 What’s New?」1巻より引用、訳文は当ブログ管理人が作成

このトピックは「no sense of direction(方向音痴)」をテーマにした文章なのだが、この本は一事が万事こんな調子で、聞いてるととてもほのぼのとした気持ちになる(笑)

すっかり気に入って、学生時代家事の合間や通学途中によく聞いていたら、それだけで1年後TOEICリスニングスコアが100点アップした(笑) NHKラジオ英会話、恐るべし…。

英語に苦手意識が強い方は、こうした楽しい教材から取り組まれることをおすすめしたい。楽しいとあまり苦にならず学習を続けられるので、「気がついたら身についていた」という思わぬレベルアップも十分に期待できる。

英語学習のアドバイス

もし英語教材を使われるなら、CDとテキストの両方を入手されることをおすすめする。

語学教材全般に言えることだが、空き時間にCDを聞き、時々テキストを読み返すようにすると、英語に馴染むのが早く、聞き間違えたまま覚えることもなくなる。
英語教材で利用しようか迷われているものがあれば、テキストよりもCDを優先的に使ってあげて欲しい。その方が、英語が早く簡単に身につくので。

公認会計士を目指す方に 「公認会計士試験 非常識合格法」(石井和人著)

公認会計士を目指していた時期があるが、その時読んで素晴らしいと感じた本。

「非常識合格法」の説明

公認会計士試験を一発合格するための勉強法が書かれた本。この本の著者は、クレアールという資格予備校で教鞭を取られており、フルタイムの仕事を持つ社会人を何人も公認会計士試験に一発合格させている。

「非常識合格法」の中で勧めれている勉強法は、大手資格予備校の推奨する方法とは大きく異なる。

  • 1年目は簿記の勉強しかしない
  • テキストは出来る限り薄く、それを徹底的に理解し覚える

など、無駄な勉強量を減らし、勉強の密度を高めるため、一般の方から見ると非常識とも思えるような驚きの工夫がなされている。

公認会計士試験のための本としては異例の5万冊を売り上げたことも、めまぐるしく変わる試験制度の中、常に最新版が発行され続けていることも、この著書の人気の証と言えるだろう。

「非常識合格法」の感想

感想の前に一言だけ。
私は資格予備校TACに70数万円を支払って入学した後にこの本を見つけてしまったため、クレアール会計士アカデミーに通うことはできず、残念ながら、あまり効率の良い勉強法も出来なかった。

TACでは、厚さ1cmを超えるB5サイズのテキストを次から次へと渡され、勉強を始めて半年で幅60cmの本棚が埋まり、1年を過ぎる頃にはテキストの棚が横幅1.5mを超えた。私は物覚えが悪いので、どう考えても高々1年でこんなにたくさん覚えられるはずがなかった…。

学習を始めて1年半程はまだ会社勤めをしていたので、勉強が追いつかず、本当に辛かった。テキストの整理すらできず、気ばかり焦った。独学ならペースを落とすこともできるが、予備校のカリキュラムはガチガチに組まれているのでそれはできず、70数万を支払った後なので、別の予備校に替わることさえ出来ない。

今から振り返って思うと、この著書で勧められている勉強法の方が、間違いなく効率が良いと言い切れる。

テキストは、厚さの薄いものを徹底的にやり込んだ方が良い。自分もTOEICスコア820を取得した時は、3年で5冊しかテキストを使わなかった。その5冊は全て、単語の意味を覚え、文章を書き取り、リスニングも理解もやり込み、風呂で例文を残らず口ずさめる程度にはやり込んでいた。その方が知識の定着率が高く、効率も良い。「1冊やり尽くした!」という自信も同時に身につけることができる。

また、「1年目に簿記3級から1級までを取得する」というのも良い。経済評論家の勝間和代さんが学習期間1年強で旧後任会計士試験を最年少合格された時も、同じやり方をされたそうだ。
「仕訳と財務諸表の作り方」を学ぶのが簿記で、「どうしてこうした仕訳や財務諸表になるのか」のかを学ぶのが会計学や財務諸表論なので、仕訳の書き方や計算方法が身についていないと、理論科目の理解が遅くなる。「簿記から理論へ」という流れの方が、理解も知識の定着もスムーズだ。

大手予備校は各校で独自のカリキュラムを組むので、予備校通学して1年経ってもまだ簿記1級の範囲の半分も終わってないことがある。事実、私は公認会計士のカリキュラムの途中で1度日商簿記1級を受験したが、不合格となった。学習の途中で、簿記1級など公の資格試験で学習進捗度を確かめたいと思っても、残念ながら、それが出来ない環境に身を置かされる。

簿記1級ではヘッジ会計や外貨建財務諸表など、株式会社の会計実務において間違いなく必要とされる(かつ難易度が高めの)論点が盛り込まれているので、簿記1級が取得出来たなら、公認会計士になれる方向へ進んでいることが確認できる。

予備校内でも試験は多すぎるほど実施されるが、あくまで狭い範囲の学習定着度を確認するテストなので、他の予備校生を含めた受験者全員の中での自分の位置付けというのは、正直なところ、試験本番まで分からないというのが大手予備校の実情だった。

仕事を辞めるという大きなリスクを負うことなく、学習の進捗を確認しながら公認会計士を目指せるこの本の学習方法は、社会人の方に非常に適している。


TAC予備校に70数万円を支払う前に読みたかった。
そうすれば私の人生は、少し違ったものになっていたかもしれない。

公認会計士を目指される方には、予備校を選ぶより前に、読んでおいて頂きたい本だ。

鉛筆画:ワイングラス a wineglass drawn with pencil

ワトソン紙のスケッチブックに、2Bの三菱鉛筆でワイングラス1つを描き、撮影した写真。絵は完成している。ワイングラスは丸い形をしており、柄が長い。ワイングラスの背景は、鉛筆で黒く塗りつぶされている。

モチーフ ワイングラス1つ、藍色のハンカチ(背景)
使用画材 ワトソン紙のスケッチブック、三菱鉛筆UNI(2Bのみ)、練り消しゴム
製作場所 N先生の絵画教室
光源 自然光のみ。自然光は2階の窓から採光、時間帯は14:00~17:00
完成年月日 不明。2007年12月から2008年7月の間

モチーフについて

ワイングラスはN先生の教室に保管されていたもの。飲み口の部分のガラスが通常のワイングラスより僅かに厚めで、手荒に扱っても割れにくくなっていること以外は、普通のワイングラスと変わらない。ハンカチについては全く記憶がない。藍色ではなく黒色のハンカチだったかもしれない。

程良い大きさの段ボールを1~2箱見つけてきて台にし、平らな木の板を重ね、さらにその上に白い布を置いてから、ワイングラスを設置。教室は2階で、部屋の片面だけに窓があり、部屋の大きさの割に窓が大きかったので、デッサンに重要な自然光が十分入り込むという有難い環境だった。向かって右側から自然光が差し込むので、この頃描いた鉛筆画は左に影が出来ているものが多い。鉛筆デッサンに慣れてからは蛍光灯の下でも描けるようになったが、デッサンを習い始めた初期の頃に自然光の下で描くよう叩き込まれたのは、非常に良い経験だった。ご指導下さったN先生に感謝。

この絵の課題は、向こう側が透けて見えるような透明なものを描くコツをつかむこと。そのため、色の濃いハンカチを壁に取り付けて背景にしてある。

この絵が、N先生の絵画教室の、必須カリキュラム第5枚目。あと1枚で、必須カリキュラムは終了になる。この6枚構成のカリキュラムは、とてもシンプルで短く、やり遂げると絵の下支えをしてくれる。また、この必須カリキュラムは全員が通る道なので、初対面の生徒同士でも「第4枚目は難しかったよ」「第6枚目はそうでもない」などと共通の話題を提供してくれ、教室を和やかにするのに一役買っていた。

最終的に、このワイングラスの絵とこの風景画を、教室展に出品し1週間ほど飾って頂いた。身内の不幸があったため教室展覧会の開催中には殆ど参加できなかったが、見ず知らずの方に自分の原画を見て頂けるというのは、不思議な体験だった。

以来、他の絵画教室の教室展を街中で偶然見かけた時は、心おきなく作品を拝見させて頂くことにしている。物凄く下手なのにどうしても忘れられない絵に出会うなど、街の教室展ではプロの美術展にはない面白い体験が多い。

描き方について

記憶が薄いので、割愛。

鉛筆画:手の素描 rough sketch of hands ver.2 drawn by pencil

ワインボトルを持つ手、目薬を持つ手、固く握った手などを白いコピー用紙に鉛筆のみで隙間なく描いた画像。ラフスケッチ。

モチーフ 手、その他不明
使用画材 コピー用紙、鉛筆(メーカー不明)
製作場所 不明(絵画教室以外)
完成日 2010/09/25

落書きファイルの記事を以前描いたが、その中から数枚を抜粋しスキャンしてブログ記事にアップしてみた。

鉛筆画:手の素描 rough sketch of hands ver.1 drawn with pencil

棒を持った手、缶を持った手、力を抜いた手など、5通りのポーズを取った手(手首から先の手)を白いコピー用紙に鉛筆で隙間なくスケッチした絵。描かれいてる手はどれも贅肉が少なく骨ばっており、指が細い

モチーフ 手、その他不明
使用画材 コピー用紙、鉛筆(メーカー不明)
製作場所 不明(絵画教室以外)
完成日 2010/09/25

落書きファイルの記事を以前描いたが、その中から数枚を抜粋しスキャンしてブログ記事にアップしてみた。

肖像画など顔を描くのはあまり好まないが、手足や胴周りなどの人間の身体を構成している部品は、形も仕組みも良く出来ており面白いので、絵のモチーフとしても時々描く。人体デッサンは数あるデッサンの中でも最難関なので、やる気のある方のみおすすめする。
手足のデッサンとは言え、石膏の多面体や単体デッサンと描き方は同じなので、単体デッサンのスキルを積み重ねることが人体デッサンのスキルの向上にも繋がる。単体デッサンがある程度描ける人は、人体デッサンを描かせても上手だ。そして逆もまたしかり。

「やさしい人物画」(A・ルーミス著)という人物デッサンの技法書によると、人体を描く際、筋肉や骨などの構成は頭に入れておいた方が良いそうだ。私も、この本に載っていた筋肉と骨の絵を2~3度スケッチした後この絵を描いた。が、残念ながら記憶力の悪い人間なので、どこにどの筋肉がいくつついているか等はすぐに忘れてしまう。人物画は専門でもないが、時々は筋肉のスケッチなどを復習して覚えなおしたほうが良さそうだ…。