月別アーカイブ: 2017年3月

「『文』を『藝』にするヒント 基礎編、応用編」菊池寛作家育成会

小説を書く方、小説家になりたい方に向けて、小説を書くために最低限知っておくべきことが記された本です。

「文を藝にするヒント 基礎編、応用編」の説明

掌サイズで、厚さが5mmほどしかないような、非常に小さく薄い本です。基礎編と応用編の2冊構成になっており、基礎編には長編小説を書くために必要なアドバイスが詰まっています。

基礎編は、小説を書くための心構えから始まります。技法に関しては、読み飛ばすところが見当たらないほど、要点が端的に書かれています。登場人物の履歴書作りや、小説の骨子(プロット)など、どれ一つ抜いてもまともな小説に仕上がりそうもない項目が目白押しです。

応用編は、基礎編が身についている前提で書かれており、よりよい小説にするための+αについて、アドバイスがなされます。人物に宿命を与えることや、読者の席を用意することなど、小説をより光らせるためのポイントが惜しげもなく披露されています。

「文を藝にするヒント 基礎編、応用編」の主観的学び

・芸術の前に、まず自分の飯を食う
 生活し、人生について自分なりの考えを持つ
 小説を書く練習はいらない

・プロット(物語の骨子)
 800~1200字

・まず構成力
 400字28~32枚で起承転結 →長編の骨組み

・美文より自分の考えが伝わるかどうか

・どうせ書くなら大胆に

「文を藝にするヒント 基礎編、応用編」の読書感想文

小説を書くためというより長文を書くために、十数年前文章や小説の技法書を読み漁りました。天声人語の筆者や、大学教授などが書かれた書籍も読みましたが、谷崎純一郎氏の「文章読本」と本書「文を藝にするヒント」の2冊が特に分かりやすくかかれており、自分の心に強く響いたため、ここでご紹介したいと思います。

個人的には、とにかく基礎編を読むべき、と感じました。

筆者は作中で「新人賞約1200作のうち、小説らしくなっているものは全体の5%もない」と悲しんでおられますが、基礎編を読み終えてしまうと、5%未満という数の少なさにも頷けます。小説には、最初の1文字目を書き始める前に、整えておくべき事柄がこれほどたくさんあるんですね……。

出版され世の中に出回ってる小説の大半が、こうした日の目を見ない(でも極めて重要な)ステップを経て制作されているのかと思うと、文字として立ち現れてこない小説家の苦労が、多少なりとも感じられるようになりました。

基礎編・応用編ともに1冊1~2時間ほどで読めてしまう分量ですが、内容が濃く、読んで損はありません。分量が短いので、本屋さんや図書館でも読めてしまうと思います。
一読するだけでもためになりますが、それ以上に、繰り返し読み、本書の考え方や技法をどこまで身につけることが出来るかで、長文の質が変わってくるのだろうと思います。


「きたのじゅんこ 水彩色鉛筆画入門 魔法のテクニック」(きたのじゅんこ 著)

きたのじゅんこさんご自身が、きたのさん風の幻想的な描き方を教えて下さる(!)本です。

「水彩色鉛筆画入門 魔法のテクニック」の説明

きたのじゅんこさんは、子供や天使をモチーフに、柔らかで幻想的な絵を描かれる人気画家さんです。

この本は水彩色鉛筆の種類や紙の選び方といった水彩色鉛筆の基本から、ハッチング(線を重ねる)やパウダリング(色鉛筆を削って粉でぼかす)など水彩色鉛筆でよく使わられる絵画の技法に加え、きたのさんが実際に描かれる際の作業手順や、あの幻想的で美しい絵の描き方までを伝授して下さいます。

本書の後半で、学んだことの総まとめとして、下書きから仕上げまできたのじゅんこさんが描く際の工程を、1つ1つ写真付きで解説されています。

「水彩色鉛筆画入門 魔法のテクニック」の感想

私の一番の驚きは、「きたのさん、水彩色鉛筆使われてらっしゃるんだ!」という点でした(笑) 
きたのさんの絵は繊細で、画面の細部に至るまで非常に丁寧に仕上げられており、水彩特有の粗さや色ムラとは無縁のように思っていたので、本当に驚きました。

本を読み進めてみると、水彩の特徴を効果的に用いつつも、作業工程や描き方がとても丁寧です。主に画面の下塗りに水彩を用い、色鉛筆の特性を生かして仕上げをされるので、キャンバス全体の統一感も出ますし、細部も細かく描き込み仕上げることができるようです。

また基本技法を指導して下さっているところで、ごく小さな絵を下書きから仕上げまで指導してくださっている箇所があるのですが、どんな小さな絵でも、きたのさんの絵はきたのさん風でした(笑) セピア色のろうそくや蒼く輝く水晶など、雰囲気が柔らかく穏やかで、絵全体からあたたかみを感じます。

大きな紙での大作を描くのは私達素人には難しく感じますが、手のひらサイズの紙にろうそくの絵なら、何だか描けそうな気がしませんか? こんな感じで描いてみたい、そんな気にさせてくれる本でした。

「ノルウェイの森」(村上春樹 著) のあらすじと読書感想文

売上部数1,000万冊を誇る、村上春樹さんの不朽の名作
娯楽的読み物としても楽しめますが、文学作品としても素晴らしかったです。

 

「ノルウェイの森」の説明(あらすじ)

飛行機でドイツの空港に到着した際、37歳の「僕」が機内で流れたビートルズの曲「ノルウェイの森」を耳にしてしまう場面から物語が始まります。ノルウェイの森により呼び起された記憶は、長く複雑な青春時代へと遡ります。

「僕」が恋し精神を病んでしまった直子、17歳で自殺した親友キズキ、生気あふれる女の子緑の登場、びっくりするほど優秀で孤独な先輩永沢さんと、その優しい恋人ハツミさん、音楽を愛しながら精神の治療を続けるレイコさん……深い喪失を伴いながら、物語が展開します。

「ノルウェイの森」の読書感想文(という名の純文学的読み解き)

※小説のネタばれを含みます。問題ない方のみ続きをお読みください。

この作品のテーマは、死と生だと感じました。主要人物のうち3名が死を選び、3名が生を選ぶのが象徴的です。そして生と死の間に位置しながらも生を選んだのが「僕」であり、生きながら死への不帰路に着いている私たちではないでしょうか。

離陸中の飛行機という旅路の途中から物語が始まり、どこでもない場所で終わるという作品全体の構造や、精神を病んでしまった「直子」に心から恋をしながらも、生を謳歌するはつらつとした「緑」にも惹かれるという「僕」の揺れ動くこころが、生と死の間でどちらにも惹かれながら生きている「僕」と私たちを象徴しているように思います。

生と死をテーマと考えた時、多すぎるほどの性的描写も、作品全体に漂う深い喪失感にも納得がいきました。性的描写は、新たな生を生み出す営みを暗示していると感じます。(とはいえ、性描写は個人的に苦手なので、少し減らして頂けると嬉しいですが…(苦笑))

読書感想文からはやや話が逸れますが、春樹さんのこの小説は、若かりし頃の自分にとってどうしても忘れ難かった一言が載っている小説でもありました。

「文章という不完全な容器に盛ることができるのは不完全な記憶や不完全な想いでしかない」

小説の始まりから50ページも進まないところに書かれている一文ですが、まるで小さな棘のようで、読後10年以上経った今でも、自分の脳裏に刺さったままです。話す人も書く人も、言葉に依存する限り、100%はあり得ない。この言葉を戒めとして、これからも文章を綴っていきたいと思っています。

「旅先で楽しむ3段階早描きスケッチ」(佐々木清 著)

水彩の特徴を生かし、透明感のある水彩画を30分で描き上げるコツが身につく本だった。

「旅先で楽しむ3段階早描きスケッチ」の説明

透明水彩・鉛筆・木炭を使い、下絵から着彩終了までわずか30分(!)で仕上げてしまうという、画期的な水彩画の描き方が紹介されている本。

下絵5分→陰影5分→着彩20分の各作業工程が、豊富な写真と著者直筆の水彩画を用いて解説されている。スケッチブックの選び方など、使用画材に関しても丁寧に言及されていた。

「旅先で楽しむ3段階早描きスケッチ」の主観的学び

・下絵:
  大枠・骨組みから描く、細部は後回し
  線は曲がっている方が味がある
  消しゴムは使わない

・陰影:
  木炭と擦筆で一気に陰影をつける

・着彩:
  時間が取れる時に。ホテルでゆっくり仕上げるのも良  
  色は先に混ぜ合わせておく。水を刷いた後、一度に複数の色を乗せていく
  2色以上を混ぜ合わせると、色彩が落ち着く
  水を刷く → 数色を一度に画面全体に乗せる → 細部に色を乗せる

「旅先で楽しむ3段階早描きスケッチ」を読んだ感想

この本を読み始めたのは、早描きがしたかったからというより、掲載されていた水彩画がみずみずしく美しかったからだ。
水彩は数ある画材の中でも扱いが難しく、自在に操るのに技術を要するので、水彩画の書物を選ぶ時は説明の上手さや中身よりも、表紙や中の「絵が美しいか」を基準に選んでいる(笑)

だが、美しい水彩画を眺めながら楽しく読み進めるうちに、描くスピードを早めるコツも学ぶことができた。

絵を、特に水彩画のような準備や手順に手間のかかる絵を、短時間で描き上げるには、押さえておくべきポイントがあるようだ。
「細部にこだわらず画面全体の構成を優先させる」「太めの木炭で陰影をつける」「画面全体に水を刷き、複数の色を同時に乗せていく」など、「なるほど!」と思わず唸る知恵がこの本には溢れていた。

特に興味深かったのは、複数の色を同時にキャンバスに乗せる方が、色彩のグラデーションが美しくなるという記述。
掲載されている著者の絵がその事実を裏付けており、黄色(壁)・紫(屋根)・茶(大地)・緑(木々)が調和を乱すことなく、穏やかなグラデーションになっているのが印象的だった。

本業の仕事を持ちながらも絵を描き続けたい方にとって、描く時間を日々捻出するのは、難しいことだと痛感している。が、その難問に対する解の1つが、こうした本になるのではないか、と感じた。

絵のクオリティも描く楽しさも手放さず、かつ仕事や家庭と両立されたい方にとっては、役立つアドバイスを与えてくれる良書だと思う。

色彩検定3級 勉強法・使用したテキストなど

念願の色彩検定に、ようやく取り組むことができた。
3級はとても易しいので、忙しい方でも取りかかりやすく、気軽に達成感を味わえる。私は3級が楽しかったので、2級に進む自信と意欲を頂くことができた。

色彩検定3級の勉強法

 学習期間:2週間
 使用テキスト:公式テキスト、色彩検定2級問題集
 費用:受験料7000円、テキスト代

市販されている公式テキストを読み込むだけで、十分に合格圏内に入ることができる。

事前に問題を解き慣れたい方は、公式テキストに加え、図書館などで3級の問題集を借りて2~3日解いてみる、といった軽い準備で十分だと思う。
私は色彩検定2級取得を視野に入れていたので、色彩検定2級の問題集を購入して易しい問題を解いてみることで、色彩検定の問題に慣れるようにした。

また、1~3級の過去問すべてを含む問題集「色彩検定過去問題集」も市販されているが、色彩検定3級・2級の取得であれば不要だと思うので、紹介は省略。

色彩検定3級 試験本番

試験時間が短く、問題数が多い

70分の試験時間で、大問が15~16問あり、大問1問あたり5~10問程度の小問が出題された。つまり、1問にかけられる時間が1分未満と非常に短いため、即断・即決・即記入で、次々に問題をこなしていくことが求められる。
逆に言うと、1問~2問分からない設問があっても、十分に挽回できる余地がある。多少解けなくとも気にしないで、次々解き進めるのがおすすめ。

見直しは5-10分ほどしか時間が取れないと思うので、見直したい問題にはチェックを付けておき、チェックを付けた箇所だけ検討するなど、効率良く見直しする方法を事前に考えておくとよい。

試験会場の雰囲気

女性が多め、若い方が多め、だった。約8割程が女性だったと思う。男性の方は、試験問題云々よりこうした雰囲気に呑まれないようご留意を。

色彩検定3級の合格通知と合格証書

まず合格通知のハガキで合否が知らされ、無事合格すると、後ほど合格証書が届いた。

色彩検定3級の合格証書の賞状と合格通知ハガキを平置きし、正面から撮影した写真。

↑ 実際に手元に届いた色彩検定3級の合格証書と合格通知

色彩検定3級を取得した感想

楽しかった!

仕事の合間の試験勉強でも、勉強が負担にならず楽しかった。
公式テキストが良くまとまっていて読みやすいからという理由もあるが、「あざやかな色彩を毎日眺めて暮らせる」というそれだけで、私には十分楽しかった。色彩がお好きな方であれば、同じような感想を持たれる方も多いのではないかと思う。

色彩検定に対する適性が分かる

3級はあまりに易しいので、3級は取得せず色彩検定2級からトライされる方も多いのですが、個人的には3級の取得をおすすめしたい

3級の学習を経験すると、色彩検定に対する自分の適性が分かる。3級の学習を楽しめる方、続けられる方は、2級に進み勉強量が増えても、挫折せず色彩に触れ続けることができるのではないかと感じた。

逆に3級取得を楽しめないのであれば、「色彩を理論的に考える」という適性に乏しいため、仮に1級を取ったとしても、その後「仕事」として色彩を続けるのに苦痛を伴うのではないか、と思う。

「クレヨン王国 黒の銀行」(福永令三 著) あらすじと読書感想文

男の子も女の子も日本語を母語として育ったからには、クレヨン王国シリーズを1冊は読むだろうと信じています(笑)
クレヨン王国シリーズの中で、私が一番好きだったのがこの本です。

「クレヨン王国 黒の銀行」のあらすじ

中学一年生の美穂ちゃん銀行員の彰子ちゃんは、彰子ちゃんの車でおじいちゃんの家に行く途中、男女2人組を車に乗せてあげました。その2人組はあろうことか銀行強盗で、美穂ちゃん・彰子ちゃんは辛うじて命は助けて貰いましたが、彰子ちゃんの車ごと所持品もおじいちゃんへのお土産も全て奪い取られてしまいました。

仕方なく2人はとぼとぼ歩いておじいちゃんの家へ向かいますが、近道の旧道を通った際に黒っぽいカードを拾います。そのカードは実は「クレヨン王国」の「黒の銀行」の預金カードで、黒いものであれば何でも100ブラック分だけ引き出せる、という不思議なカードでした。

それを知った2人は、黒の銀行のカードを使って、銀行強盗達に反撃を開始します……。

「クレヨン王国 黒の銀行」シリーズの説明

クレヨン王国シリーズは小学校の中~高学年向けに書かれたファンタジー小説です。シリーズ全体で20冊以上出版されているほど、長く子どもに愛されている児童書です。

シリーズと銘打ってあるものの、1冊1冊のお話は独立しているため、どの本から読み進めても差し支えありません。(ちなみに第1作目は「クレヨン王国の十二ヶ月」)

「クレヨン王国 黒の銀行」の読書感想文

おじいちゃんの大好きな土地に土地開発という危機が迫っていて、女の子2人も銀行強盗に襲われてしまう、というひどい状況から物語が始まりますが、偶然拾った100ブラックカードが事態を救います。

銀行強盗の方は銃を持った大人2人、対するは未成年を含む若い女の子2人という組み合わせですが、美穂ちゃんも彰子ちゃんも知恵を絞り、100ブラックカードでありとあらゆるものを引き出して、何とか銀行強盗を追い詰めるようとするさまが、読んでいてとても白熱しました。
私は昔から、守られる女の子より、自分で頑張る女の子の方が好きみたいです(笑)

クレヨン王国シリーズでは、「黒の銀行」と「七つの森」の2冊がとにかく好きでした。「七つの森」はユニークな夏休みの宿題に一人ひとりが向き合うお話で、こちらも清々しくて良いのですが、「黒の銀行」はアクションありの勧善懲悪もので、読後清々しいを通り越して、スカッとします(笑) その点でも自分の気質に合っていたのかなあ、と大人になった今振り返ってみて思います。

日焼け止めのおすすめ:「ニベアサン プロテクトウォータージェル」(SPF35、SPF50)

塗っても顔が白くならず、気兼ねなくたっぷり使える日焼け止めにようやく出会えた。夏が来るたび買い増しし、リピート4本目、足かけ6年で愛用中。

「プロテクトウォータージェル」の説明

プロテクトウォータージェルは、無香料・無着色の日焼け止め
乳液と化粧水を混ぜたような感触で、少量でよく伸び、お値段も安いので気軽にたっぷり使える。塗っても肌に白く残ることはほとんどない。使用後は、石鹸で洗うだけで落とせる。

白いキャップの方がSPF35 PA+++で、銀色のキャップの方がSPF50 PA+++。出したときは淡い乳白色をしているが、肌に伸ばすとほぼ無色になる。

日焼け止めの「ニベアサンプロテクトウォータージェル SPF50」を正面から撮った写真。正方形のポストイットの上に、白いジェルが100円玉くらいの大きさで写っている。

ドラッグストアでよく売られているが、最近ではコンビニでも見かけるようになった。

日焼け止めの「ニベアサンプロテクトウォータージェル SPF50」のパッケージ裏面を撮った写真。ジェルの使い方や使用上の注意事項が細かく記載されている。

「プロテクトウォータージェル」を使った感想

私は元アトピーで肌が弱く、ストレスでニキビが出やすいうえに色黒。なので、自分に合う日焼け止めを見つけるまでは大変だった。
だが、安くて高クオリティのニベアの日焼け止めが見つかってからは、ニベアの信望者になりつつある(笑)

肌当たりが優しい

「化粧水感覚」とは上手な表現だな、と感じた。ニベアの日焼け止めは半透明でとろっとしており、500円玉ほどの量をたっぷり塗っても、塗った後の肌が白く見えない。通勤時やアウトドアなど毎日のように肌に塗るが、体調の悪い時に塗っても、かぶれたりニキビが出ることはなかった。

お安い

600円程度で80gも入っており、よくもつ。1日あたり100円玉~500円玉1つ分の量を使うが、4ヶ月程で丁度使い切る印象。最近はコンビニでも販売され始め、無くなった時すぐ買い足せるようになり、とても便利になった。

程良く焼けない(SPF35)

普段SPF35を使っているが、ごく自然なレベルで、日焼けを防いでくれる印象。
紫外線の全てをシャットダウンし顔と日焼け止めを塗り忘れた手とでは色が違って見えるような、不自然な感じにならないので気に入っている。

真夏とはいえ、日光を全く浴びないとビタミンD等が生成されないので、身体を悪くしそうだ。夏に全く日焼けしないと、四季のある国日本に住みながら季節感がなさすぎる気もする。
ので、肌を綺麗に保ちつつ、ほんの少しだけ日焼けするニベアのSPF35が、夏の自分に丁度良いと感じている。

「プロテクトウォータージェル」の使用上の注意点

塗った後べたつくように感じるので、塗った後さらっとしている日焼け止めを求める方には、残念ながらおすすめできない。

日焼け止めの選び方(SPF30かSPF50か)

美容家の佐伯チヅさん曰く、日常生活には、SPF30程度あれば十分だそう。その代わり、こまめに塗り足すことがとにかく大事で、塗る際も塗り残しが出ないようたっぷり塗るべき、とのこと。SPFの値より塗り方の方が、肌に影響を与えるらしい。

私個人は、普段はSPF35を使い、真夏のアウトドア遊びにはSPF50を使っている。
趣味でクロスバイクに乗るが、真夏の日中にSPF35のみを塗って5時間自転車を乗り回した時は、鏡で見てはっきり分かる程度に日焼けしてしまった。同じく真夏の日中にSPF50を塗って5時間乗ると、うっすらと焼けた程度で済んだ。

絶対に焼けたくない方は、「ALLIE」↓など高品質の日焼け止めの方がおすすめ。「ALLIE」もいい製品で、塗っている時は全然日焼けせず、まるで夏ではないような肌に保てる。が、ALLIEは品質が良い分価格も高いので、お財布ともご相談を。

SPF50~100などのSPFが高い日焼け止めは、紫外線が極めて強いエリアでは効果を発揮するが、普段使いに用いると肌に余計な負担がかかり、肌トラブルの原因になってしまう。
また、SPFの数値が高いものであっても、日焼け止めは汗で流れたり衣服でこすれたりして取れてしまうものなので、朝塗っても夕方まで効果はもたないらしい。ご注意を。

「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」(福沢 恵子, 勝間 和代 著) 感想など

20~30代の働く女子必読の書、と言い切ってしまおうと思う。1章1章が衝撃的だった。

「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」を読んだ感想

企業版「暗黙のルール」

「暗黙のルール」という言葉は、誰しもがご存じだと思う。明文化されておらず、特に機会さえ無ければ口に出されることさえないルール。実は会社にもこの「暗黙のルール」があり、貴方にはまだ、このルールを知らされていない可能性がある。

2人の著者は、企業にもこの「暗黙のルール」が存在する、と主張する。問題は「男性が働き、女性が家を守る」という生き方がごく最近まで日本の常態だったため、日本企業における新参者である女性がこの暗黙のルールを知らないまま働き、労働の割に正当な評価・対価を享受できていない点だ。

本書の中では著者が、世間一般で言われるところの「常識」と企業における「暗黙のルール」との差異を明らかにし、女性がより良く企業で生きるにはどのようにすれば良いかを示唆している。

自分にとって衝撃的だったのは、「出世しなければやりがいも生まれない」「低賃金で働き続けるのではなく、働きに見合った報酬を要求する」「仕事が滞るほどの攻撃を受けたら、総力を上げて反撃に打って出る」など、日本の大多数の女性が実施していないだろう点が、暗黙のルールとして示唆されている点だった。

企業での自らの経験と照らし合わせながら読み進めていくと、実感としてルールの正しさが理解でき、「今までこんなことも知らなかったのか」「知らずに何年も働き続けてきたのか」と、我が事ながら唖然した。

女性であれば、若い頃に一読しておいて損はないと思う。

「男の腕まくり 旨い麺」(ムック) で麺類のレパートリーを増やす

うどん・そば・そうめんなどの、麺類料理レシピのレパートリーをとにかく増やしたい方におすすめ。

「男の腕まくり 旨い麺」を料理してみた感想

意外なおいしさ

意外に(と申しては大変失礼だが…)レシピ通りに作るだけでどれもおいしく仕上がる

たとえば、クルミ入り蕎麦。普通のざるそばと普通のつけ汁を用意し、つけ汁に包丁で細かく砕いたクルミを入れるだけ。
「和風のお蕎麦にクルミ? そんなもの合うの?」「ちょっと手軽すぎない?」「これ本当に美味しいの?」と作る前は半信半疑どころか一信九疑くらいの気持ちだったが、実際に作ってみると、つけ汁にクルミのコクが出て、いつもと一味違ったざるそばになった。くるみのつけ汁は温めても冷たくても美味しく、しかも誰かに指摘されなければクルミだと分からないほど自然な味。腹持ちも良くなり、昼食に蕎麦をより出しやすくなった。

どのレシピもさほど手間のかかる作り方ではないので、作る手順や食材どうしの組合せがよく練られているのだと感じる。(手間暇的には、レシピをその日初めて見ても、材料さえ揃っていれば30分後には出来上がって食べられる感じ。鴨肉など、一般のご家庭にはあまりないかな…、と思う食材も時折登場する)

作る時は「うどんだから、大体こういう味になるだろう」と無意識のうちに先入観があったが、出来上がったうどんは普段のうどんとは一味違う、旨みの強いものばかりになった。

麺料理のレシピのレパートリーが増えた

掲載されている麺類+αのバリエーションがかなり幅広い
温泉卵としゃぶしゃぶ豚のがっつり系から、鶏のわさび風味のさっぱり系、くるみ入り蕎麦などの変化球系まで、素人には思いもつかなかったレシピが多く、綺麗な写真に魅かれて読むだけで麺類の可能性に気付かされる。

レシピに従って1品ずつ作ってマスターしていくと、がっつり系かあっさり系か、和風か洋風かなど、麺類をその日の食材とTPOに応じて作り分けられるようになった。麺をゆがくだけという麺類調理入門レベルから、アレンジ自在の調理中級レベルにレベルアップできた気がする。

細切れ豚&茄子そうめんレシピがおすすめ

この本の中で一番のお気に入りレシピは、「細切れ豚&茄子そうめん」。つけ汁に茄子や豚が入るだけで、そうめんは単に湯がくだけというお手軽さで、熱々でも美味しく冷やして食べても美味だった。
冷やしても美味しいので、忙しい日の前日につけ汁を作って冷やしておけば、翌日はそうめんをゆがくだけで昼食にありつける。豚肉は、もちろん薄切りでもミンチでもok。1ヶ月前に冷凍した豚肉で作っても、普通に美味しかった。

栄養バランスも悪くない上に豚肉が入っている分腹もちも良く、葱やカイワレ大根を散らしても相性が良いなどアレンジもしやすい。成人男性から高齢者まで、老若男女美味しく食べられるレシピだと感じている。

そうめんのレシピだが、季節を問わずあまりによく作ってしまったので、逆に家族からこの料理をリクエストされることも増えてきた。
作りすぎてあまったつけ汁は、切った豆腐に醤油の代わりにかけてもいいし、ほうれん草のお浸しのように茹でた野菜を浸して食べてても結構美味しい。