無地でシンプルなマスキングテープは使い勝手が良いが、柄物のマスキングテープは、可愛らしさに負けて衝動買いしたはいいものの、結局持て余すことが多い…。
柄物マスキングテープの使い道を検討してみた。
自宅や小物をマスキングテープで飾る
さすがにこれは基本ですね(笑)
白やベージュなど地味な物に貼ると、マスキングテープも目立って効果的。
仕事用の小物に名札代わりにマスキングテープを貼る
会社からの支給品に、お気に入りのマスキングテープを貼る。お揃いになりやすいシャチハタ印鑑や携帯充電器も、マスキングテープを貼るだけで簡単に見分けられる。
同じ部署内に2人の「鈴木さん」がいるというのはよくある風景だが、拾ったシャチハタ印が「鈴木」だったら、普通はどちらの鈴木さんか迷う。が、ピンク色の猫マスキングテープが貼られていたら、50代のおじさま鈴木さんではなく、女性鈴木さんの手元にきちんと戻ってくるのが、マスキングテープの良さだと思う(笑)
この方法を思いついたのは、会社から全員同じ型の電子機器が支給され、私に配布された機器を誤ってAさんが外出先に持ち出してしまう、という事件が起きたからだ。
使い始めた当初は、マスキングテープに所属と氏名も書き込んでいたが、最近は「猫のテープが貼られていたら、○○さんのもの」と認識して貰えるようになったので、氏名すら書かずに済むようになった(笑)
「猫、お好きなんですか?」と世間話のきっかけにもなってくれるので、便利。たくさん貼っておけば「借りパク」(誰かから借りたままパクる)に遭うことも少なくなるし、可愛らしく所有権を主張できる。
なくしやすい小物にマスキングテープを貼って目立たせる
コンタクトレンズの入れ物・眼鏡の入れ物・小さくなった消しゴム・リモコン式電灯スイッチなど、それなりによく使うのに、どこへやったか探し回ることの多い小物はないだろうか。
リモコン式電灯スイッチがあまりに頻繁にどっか行く(大抵枕の下か布団の中にある)ことに腹が立ったので、派手柄マスキングテープで目立たせてみた。
結果、見失いにくくなった。見失った時も、派手すぎるので、見つかるまでの時間が短くなった。見つからないイライラが軽減されたので、ちょっと嬉しい。
この手法は、鞄の中で見つけづらい地味色小物(特に黒い小物)にも応用できそう。
見分けがつかない小物にマスキングテープを貼って区別する
私は鉛筆をよく使うが、三菱鉛筆uniは6Bから8Hまでの異なる濃さ・硬さの鉛筆が、全て同じデザインで同じ色をしている。絵を描くたびに鉛筆を見分けるのが面倒なので、よく使う鉛筆だけ鉛筆の硬度ごとに違う柄のマスキングテープを貼り、ひと目で区別できるようにした。
STAEDTLER鉛筆(軸が全て青色)やFaber-Castell鉛筆(軸が全て深緑色)でも同じことをやった。(各社とも、何故一目で区別できるような工夫しないのかは、よく分からない)
大学ノートやフラットファイルの背表紙に貼って区別しても、便利↓ (徳用で購入した品は、とにかく同じデザインのものが多くて困る…)
最初は無地マスキングテープを貼っていたが、部屋が薄暗いと色が判別出来ず、区別しづらかったので、柄物マスキングテープの方が適していた。派手柄マスキングテープでも、事務用品の背表紙だと不思議とあまり目立たないので、もう少しあざやかなテープでも使いやすいと思う。
増減を繰り返しやすいクリアファイルでも同様に。クリアファイルを切って領収書入れにしていたが、背表紙にマスキングテープを貼って棚に保管するようにすると、背表紙だけで見分けられるようになる。こちらも派手柄マステが便利だった。
鍵も同じ形で用途の違うものが2本あるので、別々のマスキングテープを貼り、区別した。セキュリティ上、鍵には名前や用途を書きづらいので、テープの色や模様など、自分と家族にだけピンとくるマスキングテープを使えると効果大。
盗まれやすい小物にマスキングテープを貼り、性別を主張する
男性の多い世界だと、ピンク色のマスキングテープを貼り「これは女の持ち物だ」と主張するだけで、盗難防止になる。それを実感したのは、クロスバイクで街乗りを始めた頃。
クロスバイクやロードバイクは、いわゆるスポーツ自転車で、自転車のボディがアルミやカーボンなどの軽い素材で作られており、成人男性が乗ると原付に負けないくらいスピードが出る。
お値段も素材に比例して高価で、クロスバイク本体(フレーム)だけでも数万円以上、ロードバイクであればライトやペダル等の部品をひっくるめて10~20万円くらいかかるのが一般的。
クロスバイクライダーなら頷いて頂けると思うが、クロスバイクやロードバイクライダーの間では、自転車用ライトなどの盗難が日常的に横行している。
20数年間ママチャリを乗り続けても、ライトも自転車本体も一度も盗難に遭ったことがなかったが、クロスバイクは足かけ3年乗っただけで、ライト(市価約2000円)が2回、サイクルメーター(市価約5000円)が1回盗まれた。
「本体に数十万つぎ込んでおいて、備品は盗るのか!?」と盗られた側は心から思うが、思ってもライトが返ってくるわけでもないので、柄物マスキングテープで対策することにした。
ロードバイク乗りには、とにかく男性が多い。女性は2割いないと思う。男性が数的に優位の世界では、男性同士の競争(つばぜり合い)が激しくなりやすい。(普段男性だらけの世界に身を置いているので、経験からの仮説)
反面、女性は希少価値が高いので、女だというだけで(ある程度)丁重に扱って貰え、激しい競争に巻き込まれることも少ない。
「クロスバイクにもこの仮説が使えるんじゃないか」と考え、クロスバイクの備品にピンク色の柄物マスキングテープを貼って『女』を主張してみたら、それ以降盗まれる回数が激減した。
自転車にマスキングテープを貼り始めて1年経ったが、まだ何も盗まれていない。
男性も、カモフラージュのために、ピンク色やかわいい系のマスキングテープを貼るのは有りだと思う。男性のキャラがマスキングテープの柄に合っていれば、お金をかけずに盗難対策が出来る。
既存製品のリメイク
10年程前に職場の方から頂いた魔法瓶水筒が出てきた。
そのままだと黒一色の魔法瓶で、液体が何も入っていなくても重たく見えるので、mtの柄物マスキングテープでリメイクしてみた。
パッケージに付いていた丸型マスキングテープを中央に貼り、余白に等間隔でテープを貼っていっただけ(笑) それでもメインを張る小物に格上げできるのは、柄物マスキングテープのお陰か。
まとめ
当初使い道に困っていた柄物のマスキングテープも、仕事系・文具系のデコレーションに使い始めてからは、さくさく使えるようになった。
柄物マスキングテープと仕事の組合せは相性が悪そうに思えるが、仕事系備品に飾り気がなさすぎる分、使いすぎなければ違和感なく溶け込んでくれて、意外と問題なかった(笑)