月別アーカイブ: 2017年3月

化粧水のおすすめ:「エリクシールシュペリエル リフトモイストローション1・2・3 ELIXIR SUPERIEUR」資生堂

冬場に重宝する、資生堂のしっとり系化粧水。皮膚の弱い弟は、エリクシールの化粧水で両手のあかぎれを治してしまった

エリクシールシュペリエルの説明

150ml、3150円の資生堂化粧水です。さっぱりタイプ(Ⅰ)・しっとりタイプ(Ⅱ)・とてもしっとりタイプ(Ⅲ)の3つの種類があり、百貨店・デパートの資生堂コーナーのほかに、マツモトキヨシなどのドラッグストアでも取り扱われている。

エリクシールシュペリエルのを使った感想

以前マツモトキヨシに行った際、この製品のしっとりタイプの化粧水・乳液の試供品を頂き気に入ったので、その後「さっぱり」「しっとり」「とてもしっとり」の3種類全てを購入し、1本ずつ使ってみた。

3種の化粧水の違い

個人的には、しっとりタイプⅡを特におすすめしたい
冬場でもしっかりうるおい、かさつきから疲れた肌まで、十二分に水分をゆき渡らせてくれるように感じる。パッティングせずとも肌に乗せるだけでうるおい、べたつきもあまりないので、夏から冬までどなたにも受け入れられる化粧水だと思う。

さっぱりタイプ(I)化粧水は、冬場にはあまりおすすめできないのだが、春から夏にかけてや汗かきの人にはぴったりだと思う。しっとりタイプと比べると保湿力が少ないので、保湿命な私には少し物足りないが、その分べたつきがなく、塗り重ねもしやすい。

とてもしっとりタイプ(Ⅲ)化粧水は、肌に乗せた時ややべたつくように感じ、これ1本のみを毎日使用し続けるのは少し厳しいかな、と感じた。普段は別の化粧水を利用しつつ、長時間汚日焼けや真冬などで特にうるおいが不足したときに、特別ケア・応急処置として使うのがぴったりな気がする。

手荒れが治った

自宅でしっとりタイプ(Ⅱ)を利用していた際に、面白いことが起きた。

私の弟の皮膚には中度のアトピーがあり、冬になると両手が乾燥してあかぎれてカサカサになってしまうのだが、ふと思い立って弟に「今から1週間、朝晩両手にこれ塗ってみたら」と、エリクシールしっとりタイプの化粧水・乳液の試供品を手渡してみた。
女物の化粧品を塗るのは嫌だ、と弟は散々ごねていたが、そこは姉の権力を振りかざし「これで治るなら皮膚科より安いから、とにかく1週間試してみてから文句を言え!」と押し切った(笑)

結果、あかぎれの筋が幾本も入っていた弟の両手は、2~3週間エリクシールを使用すると、まるで魔法のように完治した。

弟曰く、「熱いお湯使った後も、何か手にうるおいが残ってる…」とのこと。

そんな弟を見て姉は腹を抱えて笑ったが、弟はその時からエリクシール信仰を始めたらしく、両手が完治して4~5年が経った今でも、弟の机の上にはエリクシール化粧水の透明な瓶が端座(!)している。

日経ネットワークの超入門シリーズ

日頃IT技術者として働いているものの、ネットワーク技術者として勤務したことは今まで一度もない。が、ネットワークについて書かれた本や記事を読むのが好きで、あれこれ拾い読み、応用情報処理技術者試験でもネットワーク分野を選択して受験したところ、転職後の新しい職場では「ネットワーク技術者」という似非レッテルが貼られるほど、ネットワークの問題解決に強くなっていた。

実務経験が大事だと仕事ではよく言われるが、机の上の知識だけでもその知識が一定の量と質を超えると、それなりに実務に耐えうるほどにはなるようだ。

ネットワークを楽しむのに利用して質の良かった書物を、このページでいくつか紹介していきたいと思う。ネットワークに強い技術者を目指される方の参考になれば。

「インターネットのしくみ超入門」日経NETWORK出版

日経NETWORK出版の「超入門」シリーズは、専門用語の解説が多く分かりやすかったので、初学者の頃特に重宝した。本のサイズはA4より一回り大きく、厚さは1cm程度。各ページの半分程度の大きさになるよう縮小コピーして通勤鞄に入れておき、通勤時間や昼休みを中心に読み込んだ。
「超入門」シリーズ市立図書館にも蔵書が置かれているので、図書館から借りれば購入せずとも学ぶことができる。

「インターネットのしくみ超入門」の本では、この1冊でITネットワークの全体像がおよそ掴めるようになる。IT系の仕事に転職したばかりの頃職場の大先輩がお貸し下さった本で、駆け出しIT技術者にはぴったりの本だった。

イラストと用語解説が豊富。説明も分かりやすい

重宝したのが、本の巻頭で特集されていた「インターネット・バックボーンのしくみ」と「インターネットの基礎講座」。

webサイトのリンクをクリックしてからサイトが表示されるまで、ネットワーク上でどのような手続きを経ているかが解説されている章なのだが、どのページもネットワークやサーバの構成を図式化したイラストがカラーで提示されており、IT用語はページ上部に別枠で用語の説明が付されている。

ネットワークは初学者だったので「ピア」「ポート番号」「hostsファイル」など最低限のネットワーク用語さえ理解していなかったが、各ページに付されているイラストで概要を掴み、用語説明と本文を何度か読み込むことで、少しずつネットワークの理解を深めることができた。本なので、自分のペースで学習できた点も有難かった。

試験対策にも有効

この本を読んだ数か月後にMCA platformとMCA securityを受験したのだが、超入門シリーズで学んでいた所為か、ネットワーク系問題は呑みこみが早かった。結果、ネットワーク問題で点を落とすことなく、どちらの試験も一発合格出来たので、試験対策としても適した本なのではないかと思う。

最後に(謝辞)

職場の大先輩は、自分が購読しているIT雑誌を1日置きくらいに、無料で部署内に回覧して下さる方だった。お陰で、お金や手間をかけることなく技術力を伸ばすことが出来、5年以上経った今でもとても感謝している。
職場を離れた後はお会いしていないのだが、この業界は割と狭いので(笑)、またご一緒に仕事が出来たらいいなあ、と夢見ている。

鉛筆デッサンに使う画材の紹介 ~クロッキー帳~

クロッキー帳を使い慣れると、気軽なのに頼りになる、お気に入りの落書き帳になってくれる。

クロッキー帳(落書き帳)

練習帳であり、ネタ帳であり、落書き帳。本格的に絵を描かれている方には、クロッキー帳を普段から持ち歩き絵の練習をされている方が何人もいらっしゃる。長くまっすぐな線を引く練習や鉛筆の濃淡をつける練習をしたり、時間のあるときに周りにあるものを落書きしたりする。

クロッキー帳の紙は画用紙より薄く、表面がつるつるしており、70~100枚の紙が綴じられているのに数百円くらいで購入できる。紙が薄いので軽く、何枚描いても容易には使い切れない。

クロッキー帳(大)–デッサン教室用

市販のクロッキー帳と蛍光ペンとを並べ、大きさを比較している写真。蛍光ペンは水色。

↑ クロッキー帳の大きさ比較

Aスクールの入学初日に、B4サイズくらいの大きなクロッキー帳を頂いた。現在、「運筆」の練習のためだけに、このクロッキー帳を使っている。
上から順に、
 ①長くまっすぐな直線を一定のリズムで引く
 ②斜めの短い直線を、等間隔で引く
 ③最も濃い黒から最も薄い灰色までの濃淡を作る
の練習。

画用紙ほどの大きさのクロッキー帳を開き、正面から撮った写真。金属のリングで綴じられた白い紙に、水平でまっすぐな直線や、斜めの短い直線など3種類の鉛筆線が多数描かれている。

Aスクールの先生の言葉をお借りすると、「きちんとした絵を描けるようになるには、物を見る眼と正確な運筆の技能を身につける必要がある。物を正確に見る目を養うには相応の時間がかかるが、運筆は上達が早い。毎回のデッサンの前に、ウォーミングアップだと思って取り組みなさい」。

確かにこの練習を始めた当初、緊張感がなく歪みの多い線ばかり引いていたが、最近は真っ直ぐな線を一定の割合で引けるようになってきた。デッサン力のある先生方は、細長く真っ直ぐで一定の濃度を保った線を常に描かれる。私の見る前でそんな線をささっと何本も引かれるので、「この線1本を見ても、先生には完敗だなあ…」と思わせられることも多い。

クロッキー帳(小)–落書き用

小さいクロッキー帳(200円)は、もっぱら私の落書き帳になった(笑) 手のひらサイズのクロッキー帳は持ち運びが容易く、空き時間を潰すのにもってこいで、筆記用具(鉛筆色鉛筆木炭鉛筆など何でもok)さえあれば、1時間でも2時間でも楽しく過ごすことができる。

落書きなら普通のメモ帳でも良いんじゃないか、と当初は思っていたが、①紙質が良く描きやすい ②紙が綴じられているので後日見返すと自分の成長が分かる ③持ち歩いていてかっこいい(笑)、というのが長く使っている理由。

両手を広げたくらいの大きさの小さいクロッキー帳に、黒い木炭鉛筆で人間の手の落書きを描いた画像。見開きに開いたクロッキー帳の上に、黒いチャコールペンシルを乗せた状態で撮影されている。
↑ 喫茶店で描いた。この時は、木炭鉛筆を利用。

また、最近は仕事の合間に描くことも多いので、仕事のタスクリストを作ったり、アイディアをまとめたり、英語の練習をしたり、プログラミング言語を書いたりと、クロッキー帳がどんどん混沌としてきた。
手軽に何にでも使える点も、クロッキー帳の大きな魅力の一つ。

クロッキー帳の紙質について

市販されているクロッキー帳には、「白紙」「クリームコットン紙」「薄口紙」の大きく3つの紙が用いられており、紙質によって値段や描き心地が異なる。

白紙は、最も薄く経済的な紙。クロッキー帳1冊あたり100枚綴じられており、薄さや触り心地はコピー紙と良く似ているが、鉛筆の粉の乗りやすい紙が使われている。

クロッキー帳の白紙を、正面から撮影した写真。白紙には水色の蛍光ペンで線が引かれている。

↑ 白紙。2枚目に描いた線が1枚目に透けて見えるほど、薄くて軽い。

クリームコットン紙は、色が黄みがかっており柔らかい印象を与える紙だ。厚さは白紙と薄口紙の中間くらいで、1冊あたり80枚が綴じられている。

薄口紙は、名前とは異なり、この3種類の紙の中で一番厚みがある紙(笑) コピー用紙と画用紙の中間くらいの厚みで、マジックでも筆でも画材を問わず使える。

ちなみに、白紙 < クリームコットン紙 < 薄口紙 の順で紙質が良くなり、1枚あたりのお値段も上がる。

表紙の閉じられた小型のクロッキー帳とチャコールペンシルを白い台の上に置き、真上から撮影した写真。クロッキー帳の茶色い表紙と、真っ黒なチャコールペンシルが写っている。

クロッキー帳(大)は白紙、クロッキー帳(小)は薄口紙、最近購入した仕事用クロッキー帳(中)はクリームコットン紙と、私は3種類とも使ったことがあるが、正直、クロッキー帳の紙は3種類とも好きで、甲乙つけがたい。

白紙は、とにかく軽くて何枚でも描けるところが素晴らしい。1枚1枚の紙はぺらぺらだが、100枚束ねてある分、続けて描いていてもあまり腕が疲れない。そして何枚描いても、一向に減る気配がない(笑) 
白紙のクロッキー帳(大)は、既に足かけ3年目に入った。持ち運びが楽なうえ、1冊買うと長持ちするので、若い方や学生さんなどには特におすすめできる。

クリームコットン紙は、使っていて不思議と癒される。仕事のメモを取るのにクロッキー帳を使い始めたので、筆記具はもっぱらボールペンや水性ペンだが、薄い割に紙質が良く、しかも紙色が薄いたまご色なので、仕事の殺伐とした感じが出ない(笑) 肝心の絵や落書きにはまだ使っていないので、絵を描き始めるとまた印象が変わるかもしれない。

薄口紙は、たくさん描くと無くなってしまうという欠点はあるが、画材を選ばず何でも描け(書け)る。木炭鉛筆や水性ペンを使っても裏に透けないので、私は紙の両面を使って、ノートの様に使っていた。
紙に厚みがある分、水彩絵具カラーインク、パステルなどでも十分利用できると思う。

クロッキー帳(白紙)とコピー用紙の違いを見比べる

最も薄いクロッキー用紙(白紙)とA4コピー用紙は、紙に触ると区別がつくが、見かけがとてもよく似ている。描かれた線に違いは出るんだろうか、と疑問に思い、三菱鉛筆2Bと青い色鉛筆で試してみた。

クロッキー帳(白紙)とコピー用紙に、2B鉛筆と青い色鉛筆で線を引いている画像。クロッキーとコピー用紙で描きくらべをしている。

↑ クロッキー帳(白紙)とコピー用紙の描きくらべ。

上の写真は、片方がクロッキー帳に描かれたもの、もう片方がコピー用紙に描かれたものである。あなたにはどちらがどちらか分かるだろうか。

正解は、左がクロッキー帳(白紙)、右がA4コピー用紙。クロッキー帳の方が、濃淡のグラデーションと、線1本のかすれ具合が美しく表現されていることにお気づきだろうか。

クロッキー帳(白紙)に三菱鉛筆uniの2B鉛筆で引いた線と、青い色鉛筆で引いた線。どちらも、濃淡のグラデーションとかすれ具合が美しく出ている。

↑ クロッキー帳に試し書きした線。線に濃淡のグラデーションがあり、淡くかすれた線を描くことができる。

コピー紙に三菱鉛筆uniの2B鉛筆で引いた線と、青い色鉛筆で引いた線を撮影した写真。明瞭な線がはっきりと書かれている。

↑ コピー紙に試し書きした線。線に中間の濃さがなく、常に濃い線が描かれる。

降って湧いた素朴な疑問に答えるだけの試みだったが、紙の違いで1本の線がこれほど違って見えるのかと、実験した本人が驚いた(笑)

↑ クロッキー帳(小)。大きさは11cm×16.5cm。
上から順に、白紙100枚、クリームコットン紙80枚、薄口紙70枚。

↑ クロッキー帳(大)。36cm×27cm。紙質は白100枚のみ。
クロッキー帳は他にも何種類か大きさの違うものがある

鉛筆画:石膏の球体 a plaster sphere drawn by pencil

石膏製の白い球体のモチーフ全体を、大きい画用紙に三菱鉛筆UNIでデッサンした画像。A plaster sphere drawn by pencil

モチーフ 石膏の球体 1つ
使用画材 画用紙(裏面)、三菱鉛筆uni 数本、練り消しゴム
製作場所 Aスクール
完成日 不明

モチーフについて

石膏の単体デッサンの課題の1枚。Aスクールに入学した後、まず始まったのが石膏の単体デッサンの課題。立方体から始まり、四角柱、円柱(直立)、円柱(横倒し)、円錐(直立)、球、円錐角柱相貫体の順に画用紙に1枚ずつデッサンしていく。この球体のデッサンは、大きい画用紙に数種類の濃さの鉛筆でデッサンしていくことにようやく慣れた頃に頂いた課題だった。石膏の球体のモチーフは、ひと抱えほどもあり、細部まで良く見えた。

球体のデッサンを終えて数年程経った頃に、石膏の球体の値段を知る機会があった。石膏も球体も、小さいものでも結構お高かった…。どこの美術教室でも、古い石膏多面体を手入れをしながら大事に扱ってらっしゃったが、その理由が垣間見えるような気がした。

描き方について

球体を描く際は、糸巻きを描くように、球の表面を糸を巻くように線を何本も走らせて、球面の立体を作り上げる。球体を描いたのはこの絵が初めてだったが、この糸巻きのデッサン技法は描いてみると結構楽しく、楽しんで描かせて頂いた。糸巻きの線の他に、リンゴを切るときのような上から下に走る線や、円柱を描く時に使うような面に沿って斜めに描く線も多用した。

立体の形があらかた出来てから、陰や影を描いていくが、描いている途中に先生から色が薄すぎる旨をご指摘頂いたため、石膏の絵なのに私が今まで描いた中で最も黒い絵ではないかと思うほど、4B鉛筆・6B鉛筆で強く塗り込んで描く方法を試した。濃く塗ると、間違えた時に練り消しゴムで消えにくいため、緊張しながら塗ったが、結果的にはメリハリのついた良い絵になった。

鉛筆画:グラス a water glass drawn by pencil

透明ガラスで円柱形の出来たウォーターグラスを、白い画用紙に三菱鉛筆UNIで鉛筆デッサンし、完成した絵を正面から撮影した写真。グラスはところどころ光を反射し、白く輝いている。背景は白い机。グラスと机が接する部分には、光を帯びたグラスの影ができている。

モチーフ 透明ガラスで出来たグラス 1つ
使用画材 画用紙(裏面)、三菱鉛筆uni 数本、練り消しゴム
製作場所 Aスクール
完成日 不明

モチーフについて

石膏でできた多面体のデッサンの課題を終えた後、質感の異なる物を単体でデッサンする課題に入った。その中の1枚で、ガラスの質感を持つ者として、ガラスのコップが選ばれた。モチーフ自体は、雑貨屋で売ってそうな、シンプルな形をした水飲みグラスだった。コップの底面から縁にかけてが外に広がっていないタイプなので、石膏の円柱をデッサンした際に身に付けた描き方がそのまま転用できる。そこにガラスの質感や、光の反射によるきらめきや陰影をプラスして描くイメージ。

デッサンとは直接関係がないが、元々ガラスや陶器で出来た食器を見て回るのが好きで見慣れたモチーフだったので、相性の良いモチーフと言えると思う。一度も見たことのないモチーフより、何度も触れて質量や質感を肌で理解しているモチーフの方が、正直描きやすい。創作の幅は広がらないかもしれないが…。

描き方について

グラスの形をざっくり取るところからスタート。H鉛筆・HB鉛筆を中心に使ったが、光が反射するガラスの明るい部分には2H鉛筆と4H鉛筆を使用。もしかしたら、6H鉛筆も使ったかもしれない。

だいだいの形を取ることができたら、細い鉛筆線を縦に何本も重ねて引いていき、コップの側面を少しずつ描いていった。この時心持ち濃い線を引いておくと、後の工程で見栄えが良くなる。コップの底面付近にある黒い横縞のような模様は、ガラスの厚さと光が生み出す模様でとても美しく、ガラスの質感を表現する重要なポイントになる。このグラスの場合この部分はガラスが厚いので、光の反射が他と異なってこうした模様になるようだ。HB以上の濃さの鉛筆でしっかりと描いた。また、底面の部分も同様にガラスが厚くガラスらしさが存分に出ている箇所なので、2H・H・HBの鉛筆を中心にしっかり表現するよう心掛けた。グラスの縁の部分の厚みを濃いめの鉛筆で表現した後、ガラス製品で最も楽しい作業にようやく取り掛かれる。練り消しゴムの汚れていない真っ白な面を使って、グラスの光が反射している部分を練り消しゴムで消していく。この時、何度か使って灰色に汚れた練り消しゴムは使わない方がいい。他の鉛筆線を汚さないよう一息で消す必要があり、消すのに失敗すると修復に時間がかかる。グラスの側面部分は練り消しゴムを広く使って、弱い力で広い面積を消し、底面の部分は練り消しゴムを細い鉛筆状にして、狭い面積を強く消した。消した後、その部分は面を構成していた鉛筆線がなくなってしまうので、4H鉛筆や6H鉛筆で、薄く線を塗り重ねて完成。こうした絵ほど、4H鉛筆の有難みを感じる。

ワイヤレスのブルートラックマウスでどこでもマウスあり生活

布団やベッドでもパソコンを使いたい方におすすめ。文字通り、場所を選ばず使えるマウスです。

ブルートラックマウスの説明

マイクロソフト社の白いブルートラックマウスとlet's Noteのノートパソコン
↑ 自宅のブルートラックマウス。

マウス裏面から青い光(青色LED)を出しているマウスのことで、以前から発売されてる光学式マウスやレーザーマウスよりも格段に感度がよく、場所を選ばず使用できます

従来レーザーマウスで利用されていたのは赤い光(赤色LED)だが、光の波長は赤色よりも青色の方が200nm(読み:ナノメートル。長さの単位)ほど短いため、より高精度に位置を識別できるようになった。

マウスの内部に電池1本を入れると稼動し、3ヶ月ほどもちます。
親指の爪くらいのチップ(レシーバー)をPCに差し込んで使用するコードレスタイプですが、このチップが通常より小さく、親指の爪くらいの大きさしかありませんので、パソコンを落としてもチップが折れる心配がありません。チップは、マウスの内部に保存することができます。

マウスは黒や白などモノトーンカラーが売れ筋ですが、パソコン本体の色と合わせて選ばれると、失敗が少ないと思います。

ブルートラックマウスを利用できた場所

※どの場所もマウスパッドなしで使用

食卓(プラスチック板)、デスク(木製)、カーペット、布団と毛布、敷布団、ソファ、畳、夏場に敷くござ、こたつ

ブルートラックマウスを使った感想

マウスの電源を切り忘れることがあるのが難点なのですが、場所を選ばず使える快適さは素晴らしいです。

自分はノートパソコン派で、今までずっと光学式マウス使っていたため、パソコンを持ち歩くたびに作業能率落ちて困っていたのですが、このマウスを利用し始めてからはベッドでもソファでも能率が落ちないので重宝しています。

今までに、食卓(プラスチック板)、廊下のカーペット、毛布と敷布団、ソファ、畳、夏場に敷くござ、こたつで問題なく使用できました。勿論、マウスパッドなしで。さすがにまだ大理石は試したことがありません(笑)

IT機器は持ち歩きたい派なので、こうしたマウスの存在は有難いです。マイクロソフトがブルートラックマウスを売り出した当初、ユーザーからかなりの反響がありましたが、その理由が今なら実感を伴って分かる気がします。

そして先日公共の図書館内でノートパソコンを使う際に、大半の方がマウスパッドを持ち込まれていて衝撃を受けました。何故マウスパッドを使う?! マウスパッドにお金を支払うくらいなら、レーザーマウスかブルートラックマウスに買い替えた方が、荷物も減り作業もはかどると思います。

ブルートラックマウスは、未だ世間にはあまり知られていないのでしょうか……。

ブルートラックマウスを使用する上での注意事項

ブルートゥースマウスとブルートラックマウスは、仕組みが異なる

ブルートラックマウスは、ブルートゥースマウス(bluetooth)とは別の物です。
bluetoothマウスは近距離無線通信を利用したコードレスのマウスのことです。
(bluetooth自体は、数mから数十mの距離で利用できる無線通信の規格の一種)

ブルートゥースはスマホの無線接続と同様、親機(パソコン)と子機(マウス)が必要なので、お使いのパソコンにbluetoothの機能が付いていなければ、bluetoothマウスを購入しても利用することは出来ません。
よく見かけるbluetoothマウスは、パソコンのUSBポートを1つも占有することなく、マウスを使用することができます。

ブルートラックマウスはUSBポートを1つ占有してしまいますが、従来型の光学式マウスと同様、パソコンにドライバーをインストールすれば利用できます。パソコンへのドライバのインストールは、昨今ではマウスのケーブルをパソコンにつなぐだけで済むことがあります(プラグアンドプレイ機能)

オプティカルマウス・レーザーマウス・ブルートラックマウスの見分け方

マウスはパソコン以上に種類が多いので、性能の見分け方を簡単に。
光学式マウス(オプティカルマウス)は、マウスの裏面から出る光が赤いです。レーザーマウスは光なしで、ブルートラックマウスは青(青色LED)です。

光学式、レーザー、ブルートラックの順に、性能は高くなります。光学式マウスは動作を感知する性能が低いので、マウスの下に敷くマウスパッド(100~2,000円程度)推奨。(誤解されてる方があまりに多いですが、ブルートラックマウスはマウスパッド不要です。ブルートラックは毛布の上でも使えるくらい高性能なマウスなので、わざわざマウスパッドを使う必要がないのです)

お値段は、性能に比例します。光学式マウスは500~2,000円、レーザーマウスで1,000~5,000円、ブルートラックマウスは1000~8,000円くらいです。
もしノートパソコンユーザなのに光学式マウス使われてる方は、マウス変えると使い勝手が良くなるかもしれません。私がそうでしたので。

ブルートラックはまだ少し値段がお高めですが、それでも随分下がりましたね。数年前は各社6,000~8,000円でした。(筆者は5,600円くらいで購入)

村上春樹さんのデビュー作「風の歌を聴け」を読む

昨今ノーベル賞候補に挙がっている村上春樹さんのデビュー作

「風の歌を聴け」の説明

大学で生物を学んでいる主人公「僕」が過ごした、21才の夏のお話です。
「鼠」という名の金持ちな、でも金持ちを心の底から嫌っている青年とつるみ、「ジェイズバー」で恐ろしい量のフライドポテトを食べ、ビールを飲み、そして一人の女の子と出会います。

「風の歌を聴け」の読書感想文 (という名の純文学的読み解き)

※小説のネタばれを含みます。ネタばれしても問題無い方のみお読みください。

「風の歌を聴け」は春樹さんのデビュー作だそうですが、紛うことなく、この本は村上春樹さんの作品ですね。文の読みやすさ、文体の軽さと柔らかさ、そして小説全体の底深くに流れるテーマまで、本全体から春樹さんらしさを感じます。

タイトルの「風の歌を聴け」という言葉、「風」が象徴するのは通り過ぎるともう二度と戻らないもの、ではないでしょうか。

21歳の夏も、「僕」が出会いそして別れた女の子も、人の長い人生の中で出会うのは一度きり。「袖触れ合うのも多少の縁」という言葉がありますが、縁があるのも僅かな時間で、通り過ぎてしまえばもう二度と戻ることはないのだ、ということを、この本の読後9年目にしてようやく分かりました。

そしてそれが私たちの生きる世界の純然たる事実であることに気づいた時、この本はまさに「文学」を冠するに相応しい本だと感じました。

厚さ1cmに満たないほど薄い文庫本ですが、村上春樹さんの著書を初めて読まれる方におすすめします。私もこの本が第1冊目でした。大学の夏期特別講義で島根大学の教授が来られ、授業で「風の歌を聴け」を取り上げて下さったのが、この本との出会いです。私にとっては無上の僥倖でした。

鉛筆画:新しい黒ランプ Black lamp new ver. drawn by pencil

黒い金属と透明なガラスで出来たアンティーク調の黒い手提げランプを、スケッチブックに三菱鉛筆uniで鉛筆デッサンした絵。黒い金属の部分がところどころ白く光っている。Black lamp new ver. drawn by pencil.

モチーフ 黒い手提げランプ
使用画材 ワトソン紙のスケッチブック、三菱鉛筆uni 2B、練り消しゴム
製作場所 N先生の絵画教室
光源 自然光と蛍光灯を併用。自然光は3階の窓から採光、時間帯は14:00~17:00
完成年月日 2010年09月11日

モチーフについて

ランプのデッサン第3枚目。1枚目は緑色のガラス製、2枚目は銅製の古いランプのデッサンで、3枚目がこの金属製の真っ黒なランプだった。この後4枚目にカラフルな色ガラスのランプも水彩色鉛筆で描くことになるので、ランプには随分と縁があるらしい。少々描きすぎじゃないかとも思うが、どのランプも個性豊かで、描いていて特徴が被らないので、いい修行になってくれている。
だが、いずれのランプも火を灯して使われている状況を見たことはなく、このランプも実用品というより室内装飾のようなイメージで描いた。火を灯して野性味豊かな場所で日常的に使われいるランプを見る機会があれば、ランプの描き方もまた変わるだろうと思う。

黒い金属で出来ているが、実際に持ってみると、見た目より軽い。黒いワイヤーが、透明なガラス部分を覆うように取り付けられており、美しさを引き立てていた。洋画などで時々このデザインのランプを見かけるので、ランプの中でも割とポピュラーなものだと思う。

小さな部品が多数組み合わされてランプを構成しているので、全体的なバランスを崩すことなくランプの形を紙という平面に再構築出来るかが、第一のポイント。ガラスと金属という素材の異なる部品が組み合わされているので、質感の違いを描き分けられるかもポイントの1つなるが、今回ここは深く追求していない。

描き方について

この絵は、早い段階で大失敗をやらかした。鉛筆でランプの大まかな形を紙に移していく際に、ランプの大きさを測り間違え、ランプの底部がスケッチブックに収まらなかった。本来ならば一度全て消してイチから描き直すところだが、何故かこの時はそのまま続きを描いた。理由は覚えていない。

ランプのおおまかな形を取ったあと、光の反射している部分を白く塗り残しながら、残りった部分を黒く塗っていくのが、難事業だった。光を反射するモチーフを描く際は、光の周りの部分をしっかり濃く暗くしておかないと光が目立たなくなってしまうのだが、黒ランプなので躊躇なく黒く塗っていけたのは良かった。

完成したのは、真夏の昼間だった。暑くて集中力が切れそうになりながら描いていたのを覚えている。

鉛筆画:白い花びんと枯れ薔薇 some dried roses in white vase drawn by pencil

白く大きな陶器の花瓶に枯れた赤い薔薇の花束が入ったものを、ワトソン紙のスケッチブックに三菱鉛筆uniの2B鉛筆でデッサンした絵

モチーフ 枯れ薔薇十数本、陶器の白い花びん
使用画材 ワトソン紙のスケッチブック、三菱鉛筆uni 2B、練り消しゴム
製作場所 N先生の絵画教室
光源 自然光と蛍光灯を併用。自然光は3階の窓から採光、時間帯は14:00~17:00
完成年月日 2010年06月11日

モチーフについて

ドライフラワーの薔薇も白い花瓶も、N先生の教室に保管されていたもの。薔薇は花が多少深紅の色を帯びている程度で、全体が秋の枯れ葉の茶色の色をしていた。が、薔薇の葉の、乾燥し切ってかりかりと音の鳴るような質感や、濃さの異なる様々な茶と濃赤を混ぜ合わせたような深い色みが気に入り、生きている薔薇にない美しささえ感じながら、楽しんで描くことが出来た。

白い花びんには、枯れた薔薇ほどの強い愛着は感じなかったが、持ち手や縁や形に面白さがあった。全体的に優雅な雰囲気の花瓶だったので、優雅な薔薇に良く似合っていた。

必須カリキュラムを終え、自由に描き始めた頃の1枚。

描き方について

この絵で特に目立つのが、花瓶の持ち手の部分、左上に向かって1本だけ飛び出た枯れ薔薇、花瓶の正面に見える模様、の3箇所。こうした目立つ箇所のデッサンが狂っていると、絵に興味が無い方でも一瞥しただけで「何かおかしい」と気付かれてしまうので、この3ヶ所は特に注意した。

3つのうちで最も苦戦を強いられたのは持ち手の部分で、右に左にと跳ねる持ち手のバランスを取るのに苦労した。花瓶正面の模様はところどころ遠近法が狂っているが、模様が多すぎるのでばれないで済むはず、と思っている(笑) 花瓶の陰の部分を少し強く塗りすぎたため、花瓶が白色に見えなくなっている気がする。もう少し淡い色で抑えておいても良かったかもしれない。

薔薇は、個人的には良く描けたと思う。葉が入り乱れていて、葉の輪郭や面をどこまで描き込むべきか迷ったが、空気と葉が接する部分の輪郭はきちんとかき、葉と葉が接する部分はところどころ輪郭を省くことで、葉が群れている感じを出すことができた。葉の色が全体的に薄く、花瓶とあまり区別がつかなくなっているので、もう一段階濃くても良かったかもしれない。といっても、枯れ薔薇の葉はベージュに近いくらいの濃さしかなかったので、見たままを描いていたこの時代は、これで正しかったのだろう。

一通り描き上げた後、画面右下の花瓶と背景を接する部分の輪郭について、「この部分は、背景を少しだけ黒く塗った方が良い」とご指導頂いたのを未だに覚えている。この部分は光が当たっていたので花瓶の輪郭がはっきり表現出来ていなかったが、敢えて背景を暗くすることで、花瓶の輪郭と存在感を浮かび上がらせることが出来る。N先生のご指南に、舌を巻いた。